漫画家アシスタント物語

漫画家アシスタントの馬鹿人生40年と、リタイア後のタイ移住生活。

漫画家アシスタント移住物語 こりゃタイ編 その10

2020年05月11日 22時42分40秒 | 漫画家アシスタント
               

       ( この写真は、新居の南側になります。中央の赤い部分は小豆色の格子戸になっています。内
         側はリビングルーム、右側が駐車場で左側がメインベッドルームです・・・・・《 2020年、5月、
         撮影 》 )




               

       ( ↑写真、この南側から外側を見ると、こんな感じです。正門の向かい側は道路を挟んで空き
         地になっていて、樹木が生い茂っています・・・・・《 2020年、5月、撮影 》 )




               

        ( ↑写真、新居の西側です。バスルームや洗面所、私の個室などがあります・・・・・《 2020年、
          5月、撮影 》 )



               

       ( ↑写真、建物の西側から見た外の景色です。鬱蒼とした雑木林ですが、先月失火して大騒ぎに
         なりました。近所の人や地元の消防団によって消火されましたが、火は我が家の塀から20m
         ほど近くまで迫っていました・・・・・《 2020年、5月、撮影 》 )



               

        ( ↑写真、建物の北側です。右側に私の個室があり、続いて女中さんの部屋や母の部屋などが
          続き、一番奥がキッチンになります・・・・・《 2020年、5月、撮影 》 )



               

        ( ↑写真、この北側から見た外側の風景です。お隣さんの平屋の住宅が見えます。タイでよく
          見られるコンクリート製の貯水槽が並んでいます・・・・・《 2020年、5月、撮影 》 )




               

        ( ↑写真、建物の東側です。左が玄関、右側には10人ほどが食事できるウッドテラスがありま
          す・・・・・《 2020年、5月、撮影 》 )



               

        ( ↑写真、この東側から見た外側の風景です。道路を挟んでお隣さんの平屋の住宅が見えます。
          田舎のよくある風景です・・・・・《 2020年、5月、撮影 》 )





        【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】

 

                その10


漫画家アシスタントの仕事を辞めたのが・・・・・・・・4年ほど前になります。

その頃からタイへ移住したわけですが・・・・・・・・・・

タイ語は下手糞だし、自動車の免許もないので自由に外へ出る事も出来ません。

私が埼玉県の武蔵浦和に暮らしていた頃は、JR線で南は新宿に渋谷、東は松戸、北は
大宮、西は国分寺まで、簡単に( 30分ほどで )行けたものです。

でも、ここチェンマイのメーアイでは自動車がなくては何処へも行かれません。

バスも1時間に1本は動いているそうなのですが・・・・・・・停留所が何処にあるのかさえ
分かりません。

まったくこの土地になじむ事もなく・・・・・・・・・・ただ、引きこもってゲームばかりして
いる毎日を送っているのです。

今年に入ってからはコロナウイルス騒動のせいもあって、特に外出する機会が減りま
したが・・・・・・・・・・・

それでも、普段から個室でゲームばかりしているので、これといった違和感もなく過
ごしています。

元々、外へ出るよりも、家の中で一人で遊んでいる方が性分に合うので、「 外出でき
ないストレス 」がまったくありません。

家人からは変人、天邪鬼、引きこもり、人付き合いが悪い・・・・・・・などと毎日卑下され
ていますが・・・・・・・・・・・・

 「 そのためにタイへ来たんですよ 」

・・・・・・・と、開き直っているわけです。

とにかく、大好きなゲームをやったり、大好きなDVDを見たりして過ごす事の快感を
こちらの人に理解してもらうのはかなり難しいわけです。

でも、多くの外国人の隠居老人( 洋の東西を問わず )が引きこもり状態で遊んでい
るのではないかと思います。

もっとも、アウトドア派( ドライブや旅行好き )や、ナンパ派( タイ人女性の尻を
追い回す )、夫婦水入らず派など、隠居といってもタイプは色々あるかと思いますが。

何にしても、自分が大好きな事をしっかり出来るのが「 隠居 」というものだと思い
ますので、誰が何と言おうと、とことん自分の世界を追求する事が出来る素晴らしさ
は、例えようもないわけです。

ちなみに、ゲームはネットゲームでしょぼい戦国シュミレーション、プレイステーシ
ョン3はボロボロ、ソニーのブルーレイは故障・・・・・・・・・・日本から持ってきた物はどれ
もガタがきていて大変なのですが・・・・・・・・・・・・それでも、充分に使えているのです。

ただ、問題なのは・・・・・・・・・・・・

好きな事だけやり続けていると、そこはまさに「 竜宮城 」状態なわけで、時間が経つ
のが早いのです・・・・・・・・・・・・というか、凄まじいほど激早なのです。

あっという間に1年なんて過ぎてしまいます。

そして、振り返ると・・・・・・・・・・・・・・そこには何もない!

あっ・・・・・という間の出来事・・・・・・・・・・・夢か幻か・・・・・・・・・・という感じです。

きっと、この先10年経っても・・・・・・・・・・・・1年過ぎたのと同じ様に・・・・・・・・・・・・

振り返れば「 何もない 」という状態なのだと思います。

鏡を見れば、そこには見知らぬ枯れ果てた老人がいる・・・・・・・・・・・・

まさに、「 玉手箱 」をあけた浦島太郎です!

「 浦島太郎 」なんてただの「 おとぎ話 」だと思っていたのですが・・・・・・・・・・・・・

自分の事だったとは・・・・・・・・・・・・・

ちょっと怖い気もしますが・・・・・・・・・・・・・・

滅茶苦茶・・・・・・・・・・・楽しいのです。

・・・・・・・いや、ホントに!



         「 漫画家アシスタント移住物語 こりゃタイ編 先生は死んでしまった 」 へつづく・・・・


           ( 月一連載を目指していますが、無理だと思います )


             ★前の記事へ→ 「漫画家アシスタント移住物語 こりゃタイ編 その9」へ戻る 】




   


【 各章案内 】   「第1章 改訂版」  「第2章 改訂版」  「第3章 改訂版」
          「第4章 その1」  「第5章 その1」  「第6章 その1」
          「第7章 その1」  「第8章 その1」  「第9章 その1」
          「諦めま章 その1」   「古い話で章 その1」
          
「もう終わりで章 その1」 「移住物語 こりゃタイ編 その1」




コメント (40)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする