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当ブログちょうど1年 閲覧有り難うございます

2008年05月19日 | Weblog
知人の薦めで始めた当ブログが今日でちょうど1年。開設以来ほぼ毎日更新しており、私としては良く続いていると思う。紙ベースで20年以上続けてきた「読書日記」のデジタル化と公開、コレクションの画像保存、という当初の2つの目的は十分に達成されている。これまでの記事数をみると、①スポーツ選手や有名人の直筆サイン紹介254件、②スポーツ選手や有名人のコレクティブル紹介199件 ③読後感想文153件となっており、いずれもまずまずの成果だ。最近では、コンスタントに毎日110名前後の方のアクセスがあり、大きな励みになっている。ブログに関しては良く判らないことの方が多く、短文を書いてそれに写真を1枚貼り付けるだけの何の工夫もないブログだがこれからも続けていこうと思う。

(知人にはこのブログの存在をほとんど告知していないし、アクセス解析といった技も出来ないので)どなたかは存じませんが、ご覧いただき本当に有り難うございます。

なお、サインとコレクティブルの紹介については、スポーツ選手の場合は、あまりマニアックな選手を紹介してもしょうがないので、殿堂入りあるいはそれと同等の活躍をしている現役選手、若手の期待される選手に的を絞って紹介していくとの原則を守っていく。それ以外の有名人は、コレクティブルやサインが製造されたこと自体が有名人の証拠と考え、あまり基準を設けずに随時紹介していこうと思う。とにかく紹介するサインやコレクティブルの質を落とさないように気をつけながら、見ていて楽しいものにしていきたい。

丸山茂樹 サイン ゴルフ

2008年05月19日 | サイン集
今朝、今田竜二が米男子ゴルフツアーで初優勝したというビッグニュースが飛び込んできた。日本人としては、青木功、丸山茂樹に次いで3人目、5年振りの快挙だという。今田選手のサインは持っていないが、丸山茂樹のサインを持っているので紹介しておこう。今回の今田の優勝が「5年振り」と報道されているので、丸山選手はもう4年間も優勝していないということになるが、それ以前はコンスタントに毎年必ず1勝する選手ということで、アメリカでも非常に高い評価を受けていたと記憶している。注目を集めていただけに、マナーの悪さかなにかを指摘されたりもしていた。1つ彼のことで忘れられないのが、何かのインタビューで、「タイガー・ウッズに後ろから近づいていって、膝カックンをしたら、驚いていた」と楽しそうに語っていた場面である。「天下のタイガーウッズに何という不届きなことを…」とあきれる半面、この図太さがアメリカ・ツアーで活躍をする秘訣なのかもなぁと妙に納得した記憶がある。サインの方は、文字通りミミズの這ったような、完全な手抜きのひどいものである。日本人としては、海外で活躍する以上、是非、ファン・サービスの観点から善処して欲しいと願う。

あなたに不利な証拠として ローリー・リン・ドラモンド

2008年05月19日 | 読んだ本
2007年度「このミス」第1位の本作品が早くも文庫化され、店頭に並んでいた。新人作家のデビュー作としては、異例の反響を呼んだ作品であることは、いろいろな書評で知っていた。本書を含めて気になる翻訳物のミステリーは何冊かあるのだが、ここ数年翻訳物を後回しにしがちだったので、これを機会にまた読んでいこうという思惑も働いて読んでみた。内容は、現場の警察官の苦悩が切々と語られた短編集で、抑制の効いた語り口が際立つ傑作だ。書評にもあるように「絶望と不安と虚無と諦念と祈りの混在」した警察官の苦悩が胸に迫ってくる。本書では5人の女性警察官が主人公になっており、全てが甲乙つけがたいが、特に「キャサリン」「モナ」「キャシー」の章が強く心に残った。翻訳本と疎遠になっている原因の1つが「翻訳本は読みにくい」ということなのだが、本書では読みにくいどころか、翻訳文そのものが大きな魅力になっているような感じがした。不振が続く翻訳本が再び活況を取り戻すきっかけにするためにも、本書を異例の早さで文庫化した出版社の英断に感謝したい。(「あなたに不利な証拠として」ローリー・リン・ドラモンド、ハヤカワ文庫)