元NHLプレーヤー、デイル・ハワチェックのサイン。1980年にウィニペグ・ジェッツにドラフト全体1位で指名され、NHLデビュー。その年に年間100ポイントを達成、NHL史上最年少の100ポイントプレーヤーとなった(この記録は2006年にシドニー・クロスビーが更新)。さらに、その翌年には、年間183ポイントという驚異的な記録を達成している。デビューから9年間で8回100ポイント超というのもすごい記録である。ドラフト1位指名の有望選手が、デビュー後あまりよい成績を残せずに競技を去っていくというのは、どのスポ-ツにも見られる現象だが、ホッケーの場合は、マイナー制度などのヒエラルヒーがしっかりしているので、全くの期待はずれというのはあまりない。そうしたNHLにあっても、ハワチェックのデビュー直後からの大活躍は、特筆すべきものがあると言えよう。通算得点518点、通算ポイント1409ポイントで1997年に引退、2001年にはホッケー殿堂入りを果たしている。写真に一緒に写っているのは、彼の息子だと思われる。このサインは「Be a Player」というシリーズの中の1枚だが、本シリーズは、選手によっては日常生活の写真(例えばゴルフ中とか)が使われているユニークなものである。