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デビット・オルティス バット MLB

ボストン・レッドソックスの主砲、デビット・オルティスのバットをあしらったコレクティブル。2004年バンビーノの呪いを打ち破ってのワールドシリーズ制覇や、松坂、岡島レッドソックス入団でレッドソックスの試合を見る機会が増加したことなどから、オルティスの日本での知名度もかなり上昇したように思われる。彼のフル・スィングの迫力は、結果などとは関係なく、大リーグを観戦する大きな魅力の1つである。2005年には打点王、2006年には本塁打王、打点王の2冠を達成している。チャンスに強い選手で、2006年シーズンには10本のサヨナラ本塁打を打っている。最優秀指名打者賞(エドガー・マルティネス賞)を5年連続で受賞というのもすごい。
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貝と羊の中国人 加藤徹

冒頭の「貝と羊」の説明が「目から鱗」で、後はそのまま「なるほど、なるほど」と感心しながら読み終えてしまった。「ニーハオ・トイレ」にみられる中国人の精神構造、人口推移と中国史の関係など、そういうことだったのかと膝を打つような話が満載だ。「首都が国土の中央にある国家は短命におわる」といった中国史の経験則も示唆に富む。国名に「政治体制」の名称を含まない「日本国」と、「政治体制」の名称だけで国名が出来ている「中華人民共和国」、この両国の特殊性という洞察も面白い。中国人の精神構造や感情について深く理解した上での日中比較は、全く違っていたり、似ていたりで面白い。両極端の日本と中国が相互に誤解しないように付き合っていくためには、ここに書かれいるような日中の違いをお互いに理解しあうことが重要だと強く感じる本だ。(「貝と羊の中国人」加藤徹、新潮新書)
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イラナ・クロス ローラン・ギャロ コート テニス

このコレクティブルは左半分にプロ・テニスのイラナ・クロスという選手の写真が掲げられているが、その選手のコレクティブルではない。右上のところに丸い窓のような部分があり、テニスの4大大会の1つ全仏OPENが開催される通称「ローラン・ギャロス」球技場のテニスコートの一部があしらわれている、やや珍しいコレクティブルである。全仏は4大大会のなかでは唯一「クレー・コート」でおこなわれる大会として有名であるが、そのクレーコートの一部である。どうやってコートの一部を埋め込んだのかはよく判らないが、おそらくコートの一部を削ってそれをまた糊か何かで固めて埋め込み、その表面をプラスティックで覆ったのではないかと思われる。なお、クロス選手は、ダブルスで全仏OPENに優勝したことはあるものの、特に有名な選手ではない。
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ブルー・スカイ 桜庭一樹

作者の比較的初期の作品。最初に刊行されたときは「ライトノベル」風のアニメが描かれた表紙だったが、直木賞を受賞後、誰でも買いやすいように青一色の表紙に改められたらしい。私も以前の表紙だったら買うのにかなり勇気が必要だったかもしれない。作品の方は、これまで読んだ作者のどの本とも違う文体にやや戸惑ったが、作者が何を考えてこの作品を書いたのかという中心テーマが割とはっきりしている作品だ。中世ドイツを舞台にした第1章は特にドラマチックな展開で一気に読ませてくれる。(「ブルー・スカイ」桜庭一樹、ハヤカワ文庫)
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エディ・ジャコミン サイン NHL

ブレット・パーク選手ともう1人、1970年代のレンジャースの復活を支えた選手がゴールキーパー、エディー・ジャコミンである。ちょうど、本拠地のマディソン・スクウェア・ガーデンが新築され、強いチームの出現が期待されていた状況だったので、ジャコミン選手らの活躍は、NYのファンを随分熱狂させたようだ。このサインカードに使われている写真は、随分古めかしいが、初期の単純なマスク、重そうな防具がいかにも70年代という感じがして良い。
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桜庭一樹~物語る少女と野獣 桜庭一樹

作家・桜庭一樹の短編小説、インタビュー、対談、これまでの作品解説、直木賞受賞前後のドキュメンタリー、お薦め本108冊などが収められたムック(?)。短編小説の方は「こういう短編も書いているんだ」という感想くらいしかなく、やはり桜庭は長編作家なのだなぁと思う。また、いつものことだが、彼女の場合インタビューや対談が非常に面白い。切れ味の鋭い表現の連続、アドリブでこれだけ面白くて的確なニュアンスを伝える言葉を発しているというところに、常人と全く違うレベルの感性というものを感じる。それから、直木賞授賞式のスピーチが全文掲載されているが、これが、これだけでこの本を読んで良かったと思えるほどに素晴らしい。小説を書くという営みについてこれほど明確に語られた言葉を私は知らない。「生涯に1度しかないスピーチ」と本人も言うように、本当に素晴らしい内容だ。「小説とは誰もが気づいていることを指さしてそれに名前をつけることだ」という言葉と、そう言わしめる謙虚かつ冷静に自分を見つめる眼には心底しびれた。以前彼女の本を読んだ際に、「かなりリスクを背負った書き方をしている」と書いた記憶があるが、この本では自らその点について「(小説を書いていて、あるものを)引き受けているという感覚がある」と述べている。本当にすごい作家だと思う。
ちなみに桜庭一樹推薦の108冊(一部は映画)だが、数えてみたら私の読んだことのある本(映画)が38あった。そのうち本3冊は「桜庭一樹」が別のところで推薦していた本なので重複してあたりまえとして、分母と分子両方から3を引いた35/105=33%が読書傾向等が似ている度合い=読書シンクロ率ということになる。以前ある友人と10年振りに会う約束をした際、「ただ会うのでは面白くない」ということで、「この10年間に読んで面白かった本を10冊ずつ持ち寄ろう」ということになった。読書傾向がかなり似ている友人だったが、持ち寄った10冊には1冊の重複もなかった。本をたくさん読んでいる者同士なのに、ベストセラー本などを除くと、「同じ本を読む」ということは意外に少ないのだ。そう考えると読書シンクロ率33%というのはかなりの高率のように思われる。彼女の小説は彼女の読書体験と密接な関係があると言われている。同じような本を読んでいて、それを自分のものにする力がまるで違うことに気づかされると同時に、ますます桜庭一樹という小説家が気になるようになった。(「桜庭一樹~物語る少女と野獣」桜庭一樹、角川書店)
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ブレッド・パーク サイン NHL

NHLニューヨークレンジャースの名プレーヤー、ブラッド・パークのサイン。1940年にスタンレーカップを制してから不調が続いたレンジャースだったが、1970年代には、このパーク選手らの活躍で、カップ制覇までには至らなかったものの、プレーオフの常連という強豪チームにのし上がった。特に1972年には、ボストン・ブルーインズに敗れはしたが、スタンレー・カップ決勝まで進出した。こうしたチーム復活を思わせる活躍により、このパーク選手、引退後久しい今でもNYでは記憶に残る選手として語り継がれている。
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ウェイド・ボッグス ユニフォーム MLB

ボストン・レッドソックスとNYヤンキースという因縁の2チームで活躍したスーパースター、ウェイド・ボッグスのユニフォームのコレクティブルである。いろいろな意味で、イチローと対比すると面白い選手である。メジャーデビューの1982年の打率が.349、その後88年まで、84年を除いて、すべての年で打率.350以上をマークした。通算の成績をみると、首位打者のタイトル5回、オールスター出場12回、通算打率.328、安打数3010本となっている。7シーズン連続200本安打以上という記録も素晴らしい。イチローとの比較でいうと、既にイチローの方が勝っている所もあるが、一言で言うと、イチローが最初からメジャーでプレーしていたらこういう選手だったのではないか、ということをイメージさせてくれる選手だと思う。毎年の本塁打数は10本弱。試合前のバッティング練習では長打を連発しながら、試合では本塁打に全く拘らなかったというエピソードもイチローを思わせる。以前サインを紹介したトニー・グィンと並んで、80年代90年代の「安打製造機」という呼び名にふさわしい選手である。
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マーク・テシェイラ サイン MLB

MLBの若手選手の代表格、マーク・テシェイラのサインである。2003年にデビュー以来、昨年までの5年間の本塁打167本と年間35本のペース、打率もコンスタントに3割前後という成績で、まさに頼りになる大型若手選手だ。彼の場合、特筆すべきはスイッチヒッターであるということだろう。デビューから3年続けて20本以上の本塁打を記録したスイッチヒッターは、彼で3人目(あとの2人はエディ・マレーとチッパー・ジョーンズ)。また、デビューから3年で100本塁打を達成した選手は彼を含めて過去に7人しかいないとのこと。まさに史上最強のスイッチヒッターといっても過言ではないようだ。
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ひかりの剣 海堂尊

「チーム・バチスタ」シリーズの登場人物の医学生時代という設定の本書。医学とは全く関係ない内容だが、どんな話でもこの作者の本は、キャラクターの面白さとスリリングな展開が魅力だ。「チーム・バチスタ」で主役をはった田口医師は、本書ではほんの脇役だが、それでもあの田口医師の片鱗をうかがわせる。また「朝比奈ひかり」という、自分のすごさを自覚せず飄々として周りを翻弄するキャラクターは、彼の小説におなじみのパターンのような気がするが、本書でもその面白さが炸裂している。(「ひかりの剣」海堂尊、文芸春秋社)
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ホセ・レイエス サイン MLB

MLBニューヨーク・メッツのショート、ホセ・レイエス選手のサイン。入団以来一貫してNYメッツに在籍している。足の速い選手で、これまでの5年間で盗塁王を3回も獲得している。2006年の年間64盗塁、2007年の同73盗塁は、いずれもメッツの球団記録とのことである。また3塁打の数も2005、2006年は17本と2年連続両リーグトップの多さだった。打率こそ3割弱でイチローには及ばないが、イチローが大リーグにもたらしたスピード野球の面白さを体現する選手の1人と言えよう。またマニアックな記録としては、彼は「25歳前に三塁打50本以上、盗塁250以上を記録した史上2人目の選手(最初の選手は球聖タイ・カップ)」とのことである。今年もすでに40を越える盗塁を記録しており、その足は健在である。
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HEROES スケッチカード

HEROES関連のコレクティブルをもう1枚紹介する。すでにいろいろ紹介しているスケッチ・カードで、描かれているのはダニア・ラミレスが演じているマヤ・ハレラである。スケッチカードには、鉛筆で書かれた素描、水彩絵の具で描かれた色つきのものなどいろいろあるが、これは水彩絵の具による単色のもので、しかもかなり出来の良い部類に入るだろう。スケッチ・カードは、作品によって出来不出来の差が大きいので、集め方がなかなか難しい。つまり、まず「テーマ」を決めてそれを何でもかんでもという形で収集すると、どうしても出来の悪いものも必要ということになってしまう。一方、あまりテーマに拘らず、出来の良いものだけを集めたのではコレクションとしてのまとまりがなくなる。同じスケッチカードでも、関連コレクターの多い「スター・ウォーズ」(2007年11月1日紹介)や「ロード・オブ・ザ・リング」(2007年10月31日、12月10日紹介)などは、作品が好きで「出来がわるくてもそれはそれで良い」という考えで、比較的テーマ別収集がやりやすいかもしれない。この2作品のスケッチカードは「驚くほど高値(数千ドル)で取引されている」と前にも書いたが、その辺に他と違う高値の理由があるのだろう。私もどちらかというと、上記2作品については、多少出来が悪くても欲しいと思うし、それ以外のものはかなり出来の良いものだけを集めたいという感じである。
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マシ・オカ シャツ ヒロ HEROES

人気TVドラマ「HEROES」でヒロ役を演じているマシ・オカのコレクティブル。東京生まれで6歳の時に渡米、ロサンゼルスに移り住み、現在もそこに暮らしているとのこと。当然ながら、日本語・英語とも流暢だそうだ。映画のデータベースをみると、IQ180以上と書かれている。普段は、ジョージ・ルーカスの特殊効果の会社に勤めていて、「パイレーツ・オブ・カリビアン」「スターウォーズ」などの作品の特殊効果を手がけたらしい。俳優としてもかなりの作品に顔をだしているようだが、私が知っているのは「Without a Trace」くらいである。
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ヘイデン・パネティーア ウェア クレア・ベネット HEROES

ドラマ「HEROES」のクレア・ベネット役のヘイデン・パネティーアのコレクティブル。NYパリセイド生まれの19歳。パリセイドは私が住んでいたスカースデールという町のハドソン川を渡った対岸の町でかなりの高級住宅地だったと思う。11か月の時にTVコマーシャルに初出演し、現在までに50以上のCMに出演しているとのことであるが、このHEROESのクレア役が出世作になったようだ。2006年以降、バラエティ番組への出演も急増している。
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サンティアゴ・カブレラ シャツ アイザック HEROES

ドラマ「HEROES」でアイザック・メンデス役を演じたサンティアゴ・カブレラのコレクティブル。ベネズエラ出身で、サッカー選手から俳優に転じたという経歴の持ち主だ。HEROESの前にもいくつかの作品に出演してはいるようだが、実質的にはHEREOSがほとんど最初の作品という感じの俳優である。
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