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ジャン・ベリヴォー スティック NHL

モントリオール・カナディアンズの元キャプテン、ジャン・ベリヴォーのコレクティブルである。NHL史上最高の紳士と呼ばれる彼は、18年間カナディアンズに在籍し、その間に10回の世界一(スタンレーカップ)を獲得した。1960年のモーリス・リシャールの引退後、カナディアンズのキャプテンに就任し、公私に亘って大いにキャプテンシーを発揮したとされる。1972年に引退したがその翌年には、「引退後3年以上経過」という原則を適用しない異例の措置で殿堂入りを果たした。通算成績は507ゴール、712アシストの合計1219ポイント。非常に紳士的かつ知的な人物であったようで、ホッケーの普及などにも大変な貢献をしたという。ケベック国家勲章、カナダ勲章等を授与されている。上院議員やカナダ提督のオファーもあったが固辞したとの話も残っている。
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ゆめつげ 畠中恵

しゃばけシリーズの作者がしゃばけがヒットした後に初めて書いたしゃばけ以外の長編という本書。時代や雰囲気には大きな違いはないが、本書には作者の強い意気込みが感じられる。ミステリーの部分は身軽に読める内容なのだが、最後になって全てが判明する事件の裏にある様々な登場人物の意外な思惑が、幕末という時代の転換点の全てが不安定な醸成というものをうまく取り入れていて、本当に面白い。とにかく「幕末」という時代の変化をこうした形で示してくれた文章に私は初めて出会い、「時代の変化というのはこういうものか」とただただ感心してしまった。(「ゆめつげ」畠中恵、新潮文庫)
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スコット・カズミア サイン MLB

今、大リーグで最も期待されているタンパベイ・デビルレイズの若手投手、スコット・カズミアのサインである。彼は高校生の時から有名で、サインカード等も大リーグデビュー前から人気だったのを覚えている。高校時代の記録をみると、年間奪三振記録175(これは現在大リーグ屈指の投手となっているジョシュ・ベケットの記録172を破ったもの)とか、4試合連続ノーヒット・ノーランとか、いろいろ記録ずくめの選手だったようだ。ちなみに4試合連続ノーヒット・ノーランの後の試合も7回までノーヒット・ノーランだったという。2004年に大リーグデビューした後も、期待通りの活躍で、2006年にはオールスター出場を果たし、2007年にはアメリカンリーグの奪三振王を獲得している。今季は怪我でやや出遅れているようだが、今後永く大リーグで活躍する選手であることは間違いないようだ。
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ジャン・セバスチアン・ジゲール サイン NHL

NHLのアナハイム・マイティダックスのゴールキーパー、ジャン・セバスチャン・ジゲールのサイン。モントリオール出身というからロア・チュルドレンの1人と言っても良いだろう。控えだったカルガリー・フレームスからマイティダックスに2001年に移籍してきて正キーパーとなり、その後は一貫してマイティダックスのゴールを守り続けている。2007年のスタンレーカップ初制覇の際は、プレイオフで13勝4敗、一試合平均失点1点台、セーブ率.922という素晴らしい成績をあげ、優勝の立役者となったのは記憶に新しい。私の印象としては、彼は、マイティダックスに来た頃から素晴らしいセーブをみせていた。それでもマイティダックスが弱小チームだったこともあり、2001年などはセーブ率.920という好成績をあげながら11勝17敗で負け越した。現在はチームも良い位置にいるし、彼自身も今季35勝17敗と好調だった。控えでも腐らず、弱小チームでも頑張り、それがようやく花開いたということだろう。
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カルロス・デルガド ダブル・ジャージ MLB

プエルトリコ出身の大リーガー、カルロス・デルガドのユニフォームをあしらったコレクティブルだが、左側に試合で使用したユニフォーム、右側に練習の時に使用したウエアと、2種類のコレクティブルが一緒になっている。彼に関しては、大リーグ史上4人目の10年連続本塁打30本以上という記録が燦然と輝いている。過去に達成したのがバリー・ボンズ(2007年8月9日の記事参照)、ジミー・フォックス(2007年12月24日の記事参照)、サミー・ソーサ(2007年10月18日の記事参照)の3人だけという大記録である。2007年のシーズンが24本で終わってしまい、記録が途絶えたのが何とも残念だ。それからもう一つ彼の記録で気になるのは、10年連続10死球以上という記録だ。年間最多死球記録は2000年の15死球の1回だけだが、毎年コンスタントに15死球くらいを続けている。これがどのくらいすごいのかは良く判らないが、結構すごい記録なのではないかと思う。
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なぜアメリカ大統領は戦争をしたがるのか 越智道雄

アメリカの大統領制度に関しては、NYに駐在した時に少し調べたことがあり、それなりに知っているつもりであったが、本書を読んでまだまだ知らないことが多かったというのが正直な感想である。予備選の試練が大統領候補を成長させると良く言われるが、その意味が良くわかったような気がする。州によっていろいろなバリエーションのあるルール、中には理不尽なものもいっぱいあるのだが、そのルールをどのように乗り越えていくのかが、戦える大統領候補に成長していくための試練になっている。さらに、そのルールが途中で変わることがあって、それにどのように対応するのかも試されているという感じが良く判った。選挙以外の仕組みについてもためになる内容が多い。例えば、アメリカ大統領の任期が4年である理由については、「目先の利益・地域利益誘導色の強い下院議員の任期が2年、大所高所から政治を見る上院議員が6年、大統領にはその両方の資質が要求されるので任期も2年と6年の間をとって4年」と理解していた。そして、日本では衆参のねじれが政治の停滞を招いているが、アメリカの制度はそのねじれを短期的な利益と長期的な視野のバランスをとることに利用していると解釈していた。しかし本書を読むと、こうした理屈はいかにも後付けのもので、実際は英国の独裁者から逃れてきた人々の中に刻み込まれた独裁者への恐怖のDNA、「行政府の長」を独裁者にしないための様々な試行錯誤の結果だということが判った。また、大統領選挙で候補者が支持者と交わす握手の意味なども、言われてみれば、なるほどそうだったのかという気がした。その他本書を読むと、アメリカの政治を深く理解するための事実、日本では金科玉条と思われている三権分立の危うさなどが実に良く判る。題名も内容をうまく捉えているし、非常に読み応えのある新書だった。ちなみに著者の越智先生は、名前が上から読んでも下から読んでも「おちみちお」ということで(同姓同名の政治家もいる)、これまでにも何冊か著書を読んだ記憶があるが、以前の本よりも、文章がますます洒脱になっているように思われた(「なぜアメリカ大統領は戦争をしたがるのか」越智道雄、アスキー新書)
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スティーブ・ロウリー サイン&RC ゴルフ

アメリカのプロゴルファー、スティーブ・ロウリーのサイン。これまでにPGAツアーで3勝をあげている実力選手である。彼の年間賞金額の推移をみると、毎年ほぼ100万ドル程度なのだが、2007年だけは50万ドル強に留まっている。出場回数がこの年だけ少なくなっているのだが、怪我か何かで出場出来なかったのか、調子が悪くて出場回数が減ってしまったのか、いずれにしてもプロゴルファーというのは、収入面ではかなりアップダウンの激しい厳しい職業だということが判る。プロゴルファーは相互扶助の年金制度が充実しているという話を聞いたことがあるが、そうでもしないと安定した生活が難しいのかもしれない。但し、今年は8年振りに優勝していて、すでに賞金が100万ドルを越えており、好調のようである。
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ライアン・クレスコ グローブ MLB

大リーグのライアン・クレスコのグローブをあしらったコレクティブル。ブローブには厚みがあるのでなかなかコレクティブルにしにくいのだが、見た目がユニフォームなどよりも面白いので、結構人気があり、そこそこ製造されている。アトランタ・ブレーブス時代は打率3割、本塁打30本と主軸打者として名を馳せた彼だが、サンディエゴ・パドレスに移籍後は、チームの主軸には変わりないものの、数字では打率、本塁打ともあまりパッとしない選手になってしまったような気がする。2006年は故障でほとんど試合に出れず、2007年にサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍したが、本塁打9本、打率.250とかつての輝きが全くなくなってしまった。今年はどうなっているのか良く判らないが、活躍しているという話も聞かないので心配である。
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悩む力 姜尚中 

本書は、今の自分の気持ちを代弁してくれていると共感できる部分が非常に多い本である。57歳の著者が、漱石の生涯が50歳、マックスウェーバーが56歳だったとして嘆息するところがあるが、私もこれにはため息がでた。ナポレオンが皇帝になったのが35歳、伊藤博文が首相になったのが44歳と、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅にでたのが45歳、自分の現在の歳を考えるとショックな事実はこれまでにもいろいろ知っていたが、またそうした事例が2つも増えてしまった。共感できる箇所が多いだけに考えさせられる内容の本だ。なお、私が本書を読んでみようと思ったのは「朝まで生テレビ」での非常に独特の静かな著者の語り口が文章になるとどうなるのかということに興味があったという面もあった。こちらの方は、意外に普通というか、文章にするとこんなにも普通になってしまうのかと驚くくらいに普通であった。通常は、話す言葉よりも文章の方が構成や内容を凝ることができるので、表現なども複雑になるはずだ。判りやすいのは良いのだが、少し物足りない。新書という媒体を意識しすぎて、判りやすくということに気を遣いすぎたのではないか、著者の語り口に惹かれるものを感じている者としては、もう少し読むのに苦労しても良かったなどという不思議な感想を持った。(「悩む力」姜尚中、集英社新書)
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ロイ・カンパネラ バット MLB

大リーグ往年の名捕手、ロイ・カンパネラのバットのコレクティブルである。パガニーニのヴァイオリン曲というか、フランツ・リストのピアノ曲というか、「鐘:カンパネラ」という変わった名前が印象的だ。ちょうど10年のキャリアを、ブルックリン時代のドジャース一筋で過ごした選手だ。生涯打率.272、本塁打242本ということで、飛び抜けた選手ではないが、キャッチャーとしては大変立派な成績ということになるのだろう。1955年のドジャースワールドシリーズ制覇の時の要の選手でもあった。1969年に野球殿堂入りしている。
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ぼくが最後のクレーマー 関根眞一

昨年読んだ「となりのクレーマー」(2007年7月1日紹介)の続編。前作の売れ行きが良かったこともあるだろうし、前作を読んだ時に「著者の扱ったクレーム件数の多さを考えるとまだまだ語り尽くされていないだろう」と書いたが、やはり語りきれなかった部分が多かったのだろう。早速の続編である。前作よりも、紹介されている事例の件数が多くなっているので1件1件はあっさり記述されているが、その分クレームの全体的な傾向のようなものが見えるし、構成も傾向が判りやすいように配慮されている。1件1件の緊張感は前作ほどではないが、事例集的な価値は前作に無かった本書の良さだと思う。さらに、本書はお勉強本でもあるのだが、非常に気軽に読めるように配慮されており、どちらかといえば、自分の仕事が好きで誇りに感じている人の職業観を読んでいるように感じられる。(「ぼくが最後のクレーマー」関根眞一、中公新書)
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ショーン・ミケール サイン&RC ゴルフ

アメリカのプロゴルファー、ショーン・ミケールのサイン。これまでのPGAツアー優勝は1回だけだが、その1回が2003年のメジャー大会PGAチャンピオンシップ優勝だ。しかもその試合は最終日の最終18番ホールで175ヤードの第2打を5センチに寄せるスーパーショット放って逃げ切るという大変劇的な優勝だった。それまでの彼は、PGAツアーとマイナーのツアーを行ったり来たりのほとんど無名の選手で、それまでに彼が話題になったのは「ゴルフ場の池に落ちた人を助け人命救助で表彰された」ということぐらいだったという話もある。正しい行いをすると神様はちゃんと見ていてくださるということかもしれない。なお、その2003年という年は、非常に変わった年で、メジャー優勝者がいずれも「ツアー初優勝」の選手だったということだ。
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神様のパズル 機本伸司

ライトノベル風のマンガタッチの表紙で、帯をみると人気アイドルによる映画化が決定しているとかで、買うのが少しためらわれる。そうは言っても良い評判を2カ所で耳にしたので読んでみた。大学生が「宇宙を造る」というゼミの課題に挑むというかなりライトノベル的な内容で、のりは「SF」というよりも「学園もの」に近い感じだ。内容的にしっかりしているかどうかは良く判らない部分があるが、昔よく読んだブルーバックスの理論物理の本のことを思い出して懐かしかった。特殊相対性理論の本までは何とか判ったつもりになれ、一般相対性理論の本ではその常識では考えられない結論に興奮し、超ひも理論の本では全くわけが判らなくなった。昔そうした物理の解説本にはまった経験のある人間には、それだけで楽しめる本だ。いろいろなサイドストーリ-が組み合わされているが、助教授の秘密は途中でなんとなく判ったが、謎の老人ややや行動が不可解な担当教授等が大変思わせぶりなのだが、最後まで何もなくて肩透かしを食らった格好だ。その辺のなかなか読めないところもまあ面白さのうちかもしれないと感じた。(「神様のパズル」機本伸司、ハルキ文庫)
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セルジオ・ガルシア ウェア ゴルフ

男子ゴルフのセルジオ・ガルシアのウェアをあしらったコレクティブルである。彼のサインはすでに紹介済み(2007年7月23日)だが、これは柄の違う2種類のシャツが埋め込まれたコレクティブルである。ゴルフ選手の場合は、ウェアが総じてカラフルであり、色の違うウェアの組み合わせなどで楽しいコレクティブルが出来上がる。また、野球やホッケー等他のスポーツと違って、ゴルフにはユニフォームというものが無いので、出回るウェアの量が他のスポーツよりも多いようだ。即ち、試合中に何回も着替えればいくらでも「試合で使用したウェア」を作ることができる。製作する方としても、複数のウェアを入手しやすく、こうした柄の違うウェアを組み合わせたコレクティブルを製作しやすいものと思われる。
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ディッキー・ムーア グローブ NHL

NHLの往年の名選手、ディッキー・ムーアのグローブをあしらったコレクティブル。名門中の名門モントリオール・カナディアンに所属し6度の世界一を達成した選手である。6度の優勝ののうち1956-1960年は5年連続優勝であり、まさにカナディアンズの黄金時代を支えたプレーヤーである。個人記録では、1958,1959年の2年連続アート・ロス・トロフィー受賞(年間最多ポイント賞)が光っている。
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