著者の本は初めて。書評誌で「令和のエッセイ」特集というのをやっていて、何かそうしたのを読んでみようと思って立ち寄った書店でネット小説家のようなペンネームのこの本を発見。試しに読んでみることにした。内容は、ふとしたことから思い出した昔のことについて色々語る5ページ弱の短い短文が収められたエッセイ集。昔の思い出のほとんどは、TV制作の下請け企業で働いていた頃の苦い経験や個人的な恋愛だったりするが、総じて記憶は曖昧でその時の感情だけが漠然と語られる。要は昔の辛い思いが、時間の経過とともに緩和されたり少し美化されたり改変されたりするところに救いを感じるという内容。正に生きにくさを抱えながら生きる現代社会そのものを切り取ったようなエッセイ、令和のエッセイだなと感じた。(「すべて忘れてしまうから」 燃え殻、新潮文庫)
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