千鳥ヶ淵に千鳥ヶ淵戦没者墓苑がある。
皇居に隣接した位置にある。日中戦争から第二次世界大戦までの海外で亡くなった犠牲者を慰霊している。
千鳥ヶ淵戦没者墓苑。無宗教で営まれている。
墓苑の中は人も少なく静か。
献花台。菊は一本100円で売っている。白い菊を手向ける。
先の大戦での引き取り手のない、また名前のわからない無名戦没者の墓苑として造営。
海外での戦没者 は昭和12年7月7日の盧溝橋事件、日中戦争開始以降の240万人。兵士も一般人も慰霊している。
各地での戦没者数。
インド・ミャンマー 167,000人
中国本土 465,700人
沖縄 186,500人
台湾 41,900人
ソ連 52,700人
中国東北部 245,400人
韓国 18,900人
北朝鮮 34,600人
ソ連はシベリア抑留での死亡者数だろう。
中国東北部も終戦直前にソ連軍が攻めて来ての死亡者数では？
韓国と北朝鮮は戦後の引揚げでの死亡者数では？
引揚げの途中で死亡した人の慰霊碑（左）。
シベリア抑留中に死亡した人の慰霊碑（右）。
引揚げ者は320万人、うち20万人以上死亡。
シベリア抑留者57万５千人、うち5万５千人死亡。
昭和天皇の歌。
天皇の赤子として亡くなった兵士に向けた和歌だ。
言葉にもならない痛ましさだ。
千鳥ヶ淵戦没者墓苑は悲しみに包まれている。
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