ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

劇的3時間SHOW 市川亀治郎 2

2009-10-08 21:33:28 | 歌舞伎
2009年10月5日(月) スパイラルホール 18:30~

◆マジックアワー
カレー大好きな時代劇スター。空いている席に突進する、という趣向。
◆風林火山 
ガクトと初めての対面のとき、ボディガード風を二人も従えいかにも、という感じだった。
その後、亀治郎の会を観に来てくれたが、楽屋には顔を出さず、結び文を届けてくれた。
「真夏なのに雪が降って素敵だね」と書いてあったそう。奥州安達ケ原。
◆海老蔵さんとのパリ公演のとき、すでに、HNKの収録に入っていたので
参加は無理と伝えたら、自分も武蔵の時に休めたので大丈夫!!ということで
NHKと交渉。オッケーとなった。
◆テレビと舞台の相違
メイクを人にやってもらう・カメラと会話する・楽屋ドア閉める!
(歌舞伎は暖簾だし、ちょくちょくあちこちに顔を出し話をしたりするけれど、
テレビ局の楽屋はみなこもって台詞入れたりしている。)
舞台なら、ストーリー通りに芝居が運ぶが、テレビは時系列飛び飛びの収録。特に
戦の場面が多いので、いったいどことどこが戦っているのか分からなくなるときがある。
収録最後の方で、ずっと敵と思っていた役の人が味方を分かったり!
◆自主公演いついて
最初は、造形大の春秋座だったので、学生に手伝ってもらった。
芸術に関係ある科目の生徒が多く、鷺娘の大道具なども生徒のアイディア。

<二部に入り、ご友人の田村雄一氏も参加>
最初は共通の友人を介し飲み屋で対面、意気投合。

◆常に、もっともっと良くすることを目指す。そして、自分の代で出来なかったことを
次代に託していく。
◆亀ちゃんの目指す歌舞伎(猿之助さんと同じ、澤瀉屋哲学かな~)
・古典の継承・古典の復活・古典の洗い直し・新作の創造
◆亀治郎の哲学、略して「亀哲」
・身銭を切って本物を見るべし。本物に囲まれていれば自然と本物になる法則
・好きなことしかしない!好きなものが何かを問い、即実行に移すべし
・武士は食わねど高楊枝。見栄を張るべし。驕るのではなく奢れ。
・宵越しの金は持つべからず。仲間と自分に投資すべし。
・車はベンツ、新幹線はグリーン、飛行機はビジネス以上
(多少無理をしても、いい環境の中にいればそれなりの振る舞いが身につくから)
・健康は才能。一に健康、二に健康。三、四もなくて五に健康
・食こそ命。食事は一切ケチらない
・本を読め。他人の体験から学ぶべし。時間は有限である。
(スーパー歌舞伎出演時、内田朝雄氏から教わったこと)
・熱しやすく冷めやすい。飽きの法則。即座に次に向かうべし
・型と基礎を極めるべし
(「型破り」と「型なし」を取り違えるべからず)
・人間(芸を求める人?)は、最初はラクダ、次にライオン、最後に赤ん坊
(最初はラクダのように、砂漠をさ迷う。次にライオンとなって伝統の竜と戦う、
最後は赤ん坊のように無心になる)
・守・破・離
・真似こそ学び。とことん真似れば個性へと進化
・出る杭になれ。突出すればむしろ、天然記念物としての価値がある
・社会のルールは守る
・間(魔)がすべて
・とりあえず言う、取りあえずやる、言霊の法則
(願いことはは願わない、完了形で言う。
 例>願いが叶いますように× 願いが叶いました、ありがとうございました○と祈る!)
・ワクワクすることをしよう
・古典に真実あり。時代を超越する古典は最長のヒット作
・裏を読め。表もあれば、裏もある。成り立ちを知る
・情熱を忘れるな。感動(熱を持った波動)のみが人を動かす
・直観力を信じるべし
・金は天下の廻りもの。お金や名誉はあとからついてくる
・情けは人のためならず。困った人がいれば進んで助けるべし
・固定観念は捨てるべし。柔軟さ、しなやかさこそ、最強である
・人に迷惑をかけない
・集中力!
・Always脱力 力を出すには力を抜くこと
・流行に乗らない 不易流行
・電磁波は浴びない
・天邪鬼であれ 独立自尊(慶応の教え)

<会場からの質問>
◆共演したいのは?=シルクド ソレイユ 歌舞伎の美意識・発想と融合
◆感銘を受けた本は?=湖の伝説 梅原猛 (新潮文庫)
◆結婚観=パートナーとしては、礼儀を知っている、仕事をしている、自律している人




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。