ロビーで販売していた信玄餅
2008年4月5日(土)日生劇場
井上靖:原作
大森寿美男:NHK脚本より
石川耕二:脚本・演出
美術:堀尾幸男
照明:塚本 悟
音楽:千住 明
音響:小寺 仁
振付:藤間勘吉郎
出演:市川亀治郎 橋本じゅん 高橋和也 嘉島典俊 尾上紫 守田菜生
大和田美帆 笹原 章 仁科亜希子 JJサニー千葉
第一幕:1時間45分
休 憩:20分
第二幕:1時間45分
注ネタバレ感想です
亀ちゃん、やりたいこと全部投入!!
いきなりエンディングかと思うような、ベタでど派手なオープニングに、大ウケ(私が)
冒頭、役者4人の幕前芝居で自己紹介(笑)から。名乗りと
各々の晴信との関わりと現況説明?なんか、地味な始まりやな~と思いきや、
(でも日本の史実に疎く、大河見てない私には有難い解説。あ、見てた人にも
今回は、ここからやるよん、と親切な導入かも。)
どーんと幕が上がると、そこにはクレーンのような機材の上に
空中浮遊(違)する晴信様。それが、前列の観客の頭上にせり出すかのように
近づいてきて…(本日前列センターのため、さらに個人的にウケに入る自分)
両袖から、金銀の紙吹雪は噴射されるわ(“散らす”じゃなくて“噴射”ね)
天井からフットから照明は眩いわ、客席両通路使いで役者入場だわ
これでもか~のてんこ盛り。
ほぇ~幕開けから、こんなにアレコレやってしまって後どうするの~?
という心配は杞憂に終わり(笑)水こそないものの、雪散る、花散る、太陽昇る、蛇の目廻し、
早替り、天馬の宙乗りまでスーパー歌舞伎、歌舞伎の手法、全開。
でも、意外と「ミニスーパー歌舞伎」って感じはしなくて、新鮮に観ることが出来た。
照明、なかなか良かったです。特にスポットの使い方。
蛇の目廻しは、ちと多用しすぎかな。最初は印象的で良かったけど
同じ意匠(登場人物の相関もしくは相克)で使うことが殆どだったので。
逆に、単純に装置の転換とか居所を変えるとか、使う意味が都度異なるなら
そう気にならなかったかもしれないけど。
ぐっとくる芝居の部分もあり、ギャグ(ちゃり場・笑)もあり(←じゅんさん・段之さん)
舞踊あり(短いけど能の場面、くるりと廻る時の腰の重心の置き方、亀ちゃんさすが)殺陣あり
ホント、目一杯詰まってます。が、ワリとサラリと観れて、
話の根幹としては、結構、暗いストーリーなんじゃないかと思うのだけれど
見終わった後、引きずらない。いい感じの「娯楽」に仕上がってます。
私の周囲でも、たぶん、ふだんあまりお芝居を観ることはないと思われる方々が
ご招待か、友人・知人に連れてこられた・・・と云ったところなのかもしれないけど
「ま~いいものを本当にありがとう」「面白かったわ~」との声が聴こえてきた。
時間がとれれば、1階後方か2階など、全体が見渡せる席での再観希望。
キャスト一言感想
☆千葉さん
カテコで、歌舞伎風見得をきった後ちょっと照れた笑顔が可愛かった。
☆じゅんさん
段取り覚えてない澤五郎さん、と劇中突っ込んでましたが(←ネタ?)、最初に澤五郎さんをイジる時、思いっきり澤太郎さんと間違えたのはアナタですから~!
☆段之さん
女優陣より、打ち掛けの捌き方がキマってたのはさすが!
☆菜生さん
扇の要を持つ手の形がとても綺麗でした!
☆天馬(キャスト?)
黒目がくりっと、また濡れ濡れとしてて、本物の馬の目のように可愛いの!
☆市川亀治郎さん
え~っと幕透けてますので幕の後ろでヘンなことしないように(笑)
余韻がなくなるので幕下りてもとっとと刷けないで少しタメてて下さい。
一幕後、終演後とも透け透け~
段四郎さん、三津五郎さんもご来場でした。
追記:邦楽の部分は広忠さん・傅左衛門さん、傅次郎さんご担当。
三響會ブログ、広忠さんの日記に記述あり。
2008年4月5日(土)日生劇場
井上靖:原作
大森寿美男:NHK脚本より
石川耕二:脚本・演出
美術:堀尾幸男
照明:塚本 悟
音楽:千住 明
音響:小寺 仁
振付:藤間勘吉郎
出演:市川亀治郎 橋本じゅん 高橋和也 嘉島典俊 尾上紫 守田菜生
大和田美帆 笹原 章 仁科亜希子 JJサニー千葉
第一幕:1時間45分
休 憩:20分
第二幕:1時間45分
注ネタバレ感想です
亀ちゃん、やりたいこと全部投入!!
いきなりエンディングかと思うような、ベタでど派手なオープニングに、大ウケ(私が)
冒頭、役者4人の幕前芝居で自己紹介(笑)から。名乗りと
各々の晴信との関わりと現況説明?なんか、地味な始まりやな~と思いきや、
(でも日本の史実に疎く、大河見てない私には有難い解説。あ、見てた人にも
今回は、ここからやるよん、と親切な導入かも。)
どーんと幕が上がると、そこにはクレーンのような機材の上に
空中浮遊(違)する晴信様。それが、前列の観客の頭上にせり出すかのように
近づいてきて…(本日前列センターのため、さらに個人的にウケに入る自分)
両袖から、金銀の紙吹雪は噴射されるわ(“散らす”じゃなくて“噴射”ね)
天井からフットから照明は眩いわ、客席両通路使いで役者入場だわ
これでもか~のてんこ盛り。
ほぇ~幕開けから、こんなにアレコレやってしまって後どうするの~?
という心配は杞憂に終わり(笑)水こそないものの、雪散る、花散る、太陽昇る、蛇の目廻し、
早替り、天馬の宙乗りまでスーパー歌舞伎、歌舞伎の手法、全開。
でも、意外と「ミニスーパー歌舞伎」って感じはしなくて、新鮮に観ることが出来た。
照明、なかなか良かったです。特にスポットの使い方。
蛇の目廻しは、ちと多用しすぎかな。最初は印象的で良かったけど
同じ意匠(登場人物の相関もしくは相克)で使うことが殆どだったので。
逆に、単純に装置の転換とか居所を変えるとか、使う意味が都度異なるなら
そう気にならなかったかもしれないけど。
ぐっとくる芝居の部分もあり、ギャグ(ちゃり場・笑)もあり(←じゅんさん・段之さん)
舞踊あり(短いけど能の場面、くるりと廻る時の腰の重心の置き方、亀ちゃんさすが)殺陣あり
ホント、目一杯詰まってます。が、ワリとサラリと観れて、
話の根幹としては、結構、暗いストーリーなんじゃないかと思うのだけれど
見終わった後、引きずらない。いい感じの「娯楽」に仕上がってます。
私の周囲でも、たぶん、ふだんあまりお芝居を観ることはないと思われる方々が
ご招待か、友人・知人に連れてこられた・・・と云ったところなのかもしれないけど
「ま~いいものを本当にありがとう」「面白かったわ~」との声が聴こえてきた。
時間がとれれば、1階後方か2階など、全体が見渡せる席での再観希望。
キャスト一言感想
☆千葉さん
カテコで、歌舞伎風見得をきった後ちょっと照れた笑顔が可愛かった。
☆じゅんさん
段取り覚えてない澤五郎さん、と劇中突っ込んでましたが(←ネタ?)、最初に澤五郎さんをイジる時、思いっきり澤太郎さんと間違えたのはアナタですから~!
☆段之さん
女優陣より、打ち掛けの捌き方がキマってたのはさすが!
☆菜生さん
扇の要を持つ手の形がとても綺麗でした!
☆天馬(キャスト?)
黒目がくりっと、また濡れ濡れとしてて、本物の馬の目のように可愛いの!
☆市川亀治郎さん
え~っと幕透けてますので幕の後ろでヘンなことしないように(笑)
余韻がなくなるので幕下りてもとっとと刷けないで少しタメてて下さい。
一幕後、終演後とも透け透け~
段四郎さん、三津五郎さんもご来場でした。
追記:邦楽の部分は広忠さん・傅左衛門さん、傅次郎さんご担当。
三響會ブログ、広忠さんの日記に記述あり。
自分のコメント編集しようとして、
誤って、きたこ@香野さんのコメントを
削除してしまいましたっ
よろしければ、再投稿を~
二月の博多公演のとき評論家さんに、やりすぎと評された程、サービス精神全開だったそうですが、それがまた今回も、凄いようですね。評論家さんなんか気にせず、やっちゃえ!やっちゃえ!(猿之助さんも昔、そのような評価を受けてた事があるようだし)
楽間近に観劇予定ですので、実物を見るのを楽しみです。
他の方の観劇記等で「(幕間含み)3時間50分の長い芝居」という感想も目にしましたが、私はち~っとも長く感じませんでした。もう、ナニやらかすか(笑)楽しみすぎて、亀ちゃんから目が離せませんでした!!
歌舞伎芝居あり、舞踊あり、ふっと力抜けた感じの芝居も上手く、結構メリハリがあり(亀ちゃんの演技の質として)、一幕長いとは全然思わなかったです。
楽は仕事で絶対ムリなのだが、後半にもう一度なんとか観れないかな~
むすびさんの感想も是非お知らせ下さいね。