2010年8月10日(火) 日本橋公会堂 15:00~
千葉市美浜文化ホール・日本橋公会堂連動自主事業
伝統文化アートレクチャー
『歌舞伎のタノシミカタ」
第一幕(レクチャー)
市川笑三郎の「歌舞伎講座」
◆歌舞伎俳優の市川笑三郎氏をメイン講師に迎え、日本が世界に誇る歌舞伎の素晴らしさ
楽しさなどをご紹介します。
歌舞伎の作法(所作)や、独自の言い回し、表現方法など、歌舞伎をみるための基礎から
少し通な『タノシミカタ』まで、楽しくご紹介します。
第二幕(ライブ)
スーパー市民舞台「晴舞台歌舞伎楽」~ハレブタイカブキノタノシミ~
ニューディレクション舞踊劇「雪色恋狐火」~ユキゲシキコイノキツネビ~
◆公募で集結し稽古を重ねた一般参加者と、歌舞伎俳優によるオリジナル公演を開催!
脚本・構成・演出は、市川猿之助「スーパー歌舞伎」の脚本などを手掛けた劇団扉座を
主宰する横内謙介氏。見どころ満載の創作舞台をお届けします。
そして最後は、女方として活躍中の歌舞伎俳優、市川笑三郎氏による妖艶な舞踊劇
『狐火』を上演。
この作品は、昨年惜しくもこの世を去った紫派・藤間流家元 初世・藤間紫ゆかりのもので
今回は同藤間流師範 藤間可笑(市川笑三郎)構成・振付により上演します。(チラシより)
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
ちょっと押しての開演?というか、5分前ベルで着席後、開演時間になっても
始まる気配はなく・・・と思っているところに、妙にテンション高い音楽が流れてきた。
よ~く聞くと笑三郎さんの声。
笑三郎さんが製作に関わった(と後で判明)「歌舞伎観劇推奨」曲(笑)でした。
歌舞伎好きとアンチ(?)歌舞伎な方の声を代弁するようなところもあって
かなり笑えます。そしてかなり強引です(←褒めてる・笑)
歌舞伎行こ―
と、その曲をしばらく聞かされている間に(ってフルコース聞いたのだろうか?)
●第一幕(レクチャー)市川笑三郎の「歌舞伎講座」
舞台正面にスクリーンが準備されておりNHKBS、映像の端に表示があったと
記憶してますが、何年か前に放映された歌舞伎レクチャー系の番組?が映し出されました。
素の笑三郎さんが、現代の日常の生活を歌舞伎風に演じてみたり、女形の作り方を
「時間がかかるので早送りで」と映像の利点?を活かして!?顔をするところから
衣装をつけ、鬘を被るところまで、実際の作業(作業て…)が分かる程度に早送りで。
映像がしばらく続いたあと、笑三郎さんが、紋付き袴で、舞台上手より登場。
ご挨拶を述べた後、「歌・舞・伎」についての解説。
それと同時進行で、一般の方から選ばれた4名が呼ばれ、簡単に出演の経緯とご挨拶を
されたあと、舞台下手に並べられた椅子に座り、
笑野さん、猿紫さんによって、歌舞伎化粧を施されていくのを、舞台上で実演。
お話を「歌・舞・伎」に戻すと
「歌」は音楽・BGMであり、台詞。「舞」は、文字通り舞踊でもあり、所作の美しさも。
「伎」は、演技であり技(わざ)
歌舞伎らしさの音の表現ということで、ツケの説明もあり、今回下座など音楽は録音でしたが、
ツケ打ちさんは本物!!おもだかのお芝居では御馴染みの長坂さんでした。
国立での鑑賞教室や、古くは造形大や中座のワークショップでも実演された
ツケのある見得、ない見得、歌舞伎の芝居の中で、よく、密書を落とすという場面があるが
ここも、本来なら手紙が落ちても「音」はしないが、
観客に後のストーリー展開のため印象付けるために、懐の手紙が落ちたタイミングに合わせ
ツケを入れてみたり。
「おんながた」の説明で興味深かったのは、私もかねがね、どっちの書き方でも良いのだろうけど
どう違うのかな~と漠然と思っていた「女方」と「女形」の表記の違い。
「女方」は、女の方(ほう)を演じるという意味あいが転化したもの、
「女形」は、女の姿・形をするという意味からだそうです。
男性が、女形になるための基本(これも、すでに、あちこちのレクチャーで実演されてますが)
扉座の男性の座員さんにお手伝い頂いての説明。浴衣で登場されたのですが、
それでは、実際、体を使っている部分が見えないから、浴衣脱いで!との
笑三郎さんの大胆な依頼に、一瞬どっきりしてしまいましたが
快く同意された座員さん、なんと、浴衣の下に、レオタードを着用されてました!!
肩甲骨を寄せて、肩を落として、両膝をつけて内股に。
(以前の鑑賞教室では春猿さんが、実演してくれましたね。足首の細さに客席から
どよめきがあがったのが印象的でした!)
肩甲骨をつけて両肩を落とす・・・は、客席でも出来るので、皆様もご一緒に、
ということでしたが、私は、この肩甲骨をつけるというのが出来ません。
肩を落とすは、もともとなで肩なので問題なし
ちょっと、その気になって、女形の所作で歩く座員さんに満場の拍手と笑い(スマソ)が
あと、笑三郎さん自ら、長距離の移動、走ったことを表す「韋駄天走り」を実演してくれました。
(もちろん、ツケ入り)
役者(出演者)がすることの他に、客席にも芝居への参加を依頼。
それは、まず拍手。そして、大向こう
これも、鑑賞教室などでもあることですが、まずは、「おもだかや」の練習。
笑三郎さんが見本でかけたあと、客席がかける練習。
何度か、こういう場面には遭遇してますが、なかなか、一発目から調子が良かったのでは
ないかしら?出演者のお友達らしき?小学生くらいの子も、大人も積極的に参加。
本来は、芝居に合わせて、いいタイミングで掛けて欲しいものだけど
今日は、無礼講で、綺麗と思ったら「綺麗!」とか、もう、思ったこと、感動したとこ
どこでもいいから、遠慮無く掛けて、舞台を盛り上げてくださいと。
(いいの~?笑三郎さん)
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『歌舞伎のタノシミカタ」
第一幕(レクチャー)
市川笑三郎の「歌舞伎講座」
◆歌舞伎俳優の市川笑三郎氏をメイン講師に迎え、日本が世界に誇る歌舞伎の素晴らしさ
楽しさなどをご紹介します。
歌舞伎の作法(所作)や、独自の言い回し、表現方法など、歌舞伎をみるための基礎から
少し通な『タノシミカタ』まで、楽しくご紹介します。
第二幕(ライブ)
スーパー市民舞台「晴舞台歌舞伎楽」~ハレブタイカブキノタノシミ~
ニューディレクション舞踊劇「雪色恋狐火」~ユキゲシキコイノキツネビ~
◆公募で集結し稽古を重ねた一般参加者と、歌舞伎俳優によるオリジナル公演を開催!
脚本・構成・演出は、市川猿之助「スーパー歌舞伎」の脚本などを手掛けた劇団扉座を
主宰する横内謙介氏。見どころ満載の創作舞台をお届けします。
そして最後は、女方として活躍中の歌舞伎俳優、市川笑三郎氏による妖艶な舞踊劇
『狐火』を上演。
この作品は、昨年惜しくもこの世を去った紫派・藤間流家元 初世・藤間紫ゆかりのもので
今回は同藤間流師範 藤間可笑(市川笑三郎)構成・振付により上演します。(チラシより)
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ちょっと押しての開演?というか、5分前ベルで着席後、開演時間になっても
始まる気配はなく・・・と思っているところに、妙にテンション高い音楽が流れてきた。
よ~く聞くと笑三郎さんの声。
笑三郎さんが製作に関わった(と後で判明)「歌舞伎観劇推奨」曲(笑)でした。
歌舞伎好きとアンチ(?)歌舞伎な方の声を代弁するようなところもあって
かなり笑えます。そしてかなり強引です(←褒めてる・笑)
歌舞伎行こ―
と、その曲をしばらく聞かされている間に(ってフルコース聞いたのだろうか?)
●第一幕(レクチャー)市川笑三郎の「歌舞伎講座」
舞台正面にスクリーンが準備されておりNHKBS、映像の端に表示があったと
記憶してますが、何年か前に放映された歌舞伎レクチャー系の番組?が映し出されました。
素の笑三郎さんが、現代の日常の生活を歌舞伎風に演じてみたり、女形の作り方を
「時間がかかるので早送りで」と映像の利点?を活かして!?顔をするところから
衣装をつけ、鬘を被るところまで、実際の作業(作業て…)が分かる程度に早送りで。
映像がしばらく続いたあと、笑三郎さんが、紋付き袴で、舞台上手より登場。
ご挨拶を述べた後、「歌・舞・伎」についての解説。
それと同時進行で、一般の方から選ばれた4名が呼ばれ、簡単に出演の経緯とご挨拶を
されたあと、舞台下手に並べられた椅子に座り、
笑野さん、猿紫さんによって、歌舞伎化粧を施されていくのを、舞台上で実演。
お話を「歌・舞・伎」に戻すと
「歌」は音楽・BGMであり、台詞。「舞」は、文字通り舞踊でもあり、所作の美しさも。
「伎」は、演技であり技(わざ)
歌舞伎らしさの音の表現ということで、ツケの説明もあり、今回下座など音楽は録音でしたが、
ツケ打ちさんは本物!!おもだかのお芝居では御馴染みの長坂さんでした。
国立での鑑賞教室や、古くは造形大や中座のワークショップでも実演された
ツケのある見得、ない見得、歌舞伎の芝居の中で、よく、密書を落とすという場面があるが
ここも、本来なら手紙が落ちても「音」はしないが、
観客に後のストーリー展開のため印象付けるために、懐の手紙が落ちたタイミングに合わせ
ツケを入れてみたり。
「おんながた」の説明で興味深かったのは、私もかねがね、どっちの書き方でも良いのだろうけど
どう違うのかな~と漠然と思っていた「女方」と「女形」の表記の違い。
「女方」は、女の方(ほう)を演じるという意味あいが転化したもの、
「女形」は、女の姿・形をするという意味からだそうです。
男性が、女形になるための基本(これも、すでに、あちこちのレクチャーで実演されてますが)
扉座の男性の座員さんにお手伝い頂いての説明。浴衣で登場されたのですが、
それでは、実際、体を使っている部分が見えないから、浴衣脱いで!との
笑三郎さんの大胆な依頼に、一瞬どっきりしてしまいましたが
快く同意された座員さん、なんと、浴衣の下に、レオタードを着用されてました!!
肩甲骨を寄せて、肩を落として、両膝をつけて内股に。
(以前の鑑賞教室では春猿さんが、実演してくれましたね。足首の細さに客席から
どよめきがあがったのが印象的でした!)
肩甲骨をつけて両肩を落とす・・・は、客席でも出来るので、皆様もご一緒に、
ということでしたが、私は、この肩甲骨をつけるというのが出来ません。
肩を落とすは、もともとなで肩なので問題なし
ちょっと、その気になって、女形の所作で歩く座員さんに満場の拍手と笑い(スマソ)が
あと、笑三郎さん自ら、長距離の移動、走ったことを表す「韋駄天走り」を実演してくれました。
(もちろん、ツケ入り)
役者(出演者)がすることの他に、客席にも芝居への参加を依頼。
それは、まず拍手。そして、大向こう
これも、鑑賞教室などでもあることですが、まずは、「おもだかや」の練習。
笑三郎さんが見本でかけたあと、客席がかける練習。
何度か、こういう場面には遭遇してますが、なかなか、一発目から調子が良かったのでは
ないかしら?出演者のお友達らしき?小学生くらいの子も、大人も積極的に参加。
本来は、芝居に合わせて、いいタイミングで掛けて欲しいものだけど
今日は、無礼講で、綺麗と思ったら「綺麗!」とか、もう、思ったこと、感動したとこ
どこでもいいから、遠慮無く掛けて、舞台を盛り上げてくださいと。
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