ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

親子で楽しむ歌舞伎教室『義経千本桜』(四の切)1

2005-07-18 22:40:38 | 歌舞伎

16日から「親子で楽しむ歌舞伎教室」となりました。
私は、本日18日に午前・午後観劇して参りました。
無料で配布されている通常の筋書(ミニ版)の他に、
子供さん向けに、とっても可愛いイラスト解説もついています。

電光掲示板でも、理解が難しい年齢のお子さんにこのイラストを見せながら、
次はこの人たち(亀井・駿河)が出てくるよ~等
説明されている保護者の方がいらしたり、いえ、子供だけでなく
大人が見ても楽しめるもので、
「オマケ」に歓喜(?)する、リピーターな私(たち)でした。

笑三郎さんの「ネタ」は、やはり週替わり?なのでしょうか。
初日からの週、そして10日に聞いたものとは、また替わっておりました。
(「社会人のための~」は、更に異なるのかな?期待
また、客席に問いかける際も、子供たちに親しみやすいような語彙を選んでおり
「義経知ってる?」との問いに、元気よく「牛若丸ー!!」と客席から応答があったり、
子供が構えず、すんなりと溶け込めるような雰囲気作りをされていましたね。

登場人物が人間だけでなく「狐さん(動物)」も出てくるというのは
なかなか物語の理解が難しい低年齢の子供にも興味を引いたようで、
冒頭の本物の忠信の出で花道にフットライトが点き、
ちゃりんと揚幕が開く音が聞こえた瞬間「狐さんが出てくるの?」と
親御さんに聞いている子もいました。(まだなのよ~(^o^)/)

小さな子も多かったけれど、解説のときもお芝居でも
全然騒ぐ様子もなく、所どころ補足説明している親御さんもいましたが
それも邪魔になるようなお喋りでは全くなく、常の歌舞伎座なんかより
客席のお行儀が非常に良かったです!!
大人の多い通常の興行では、頻繁に聞こえる、プラスチックバックを
ガサガサさせる音や、静かな場面に限ってなぜか落ちる
イヤホンガイド(ーー;)のカターンという音もなく、
余分な私語をする人もおらず、みな舞台に凄く集中している。
(途中ちょっと飽きてる子はいても、大人しくはしているし・・・)
本当に、良い雰囲気の劇空間が広がっていました。

本日、昼の部で、右近さんの四の切200回
「200回おめでとう!!」の大向うもかかっていました。
沢山の小さな手が、舞う花びらを求めて
空中に向かって伸ばされている様子が微笑ましく
右近さんも毎日こんな景色の中で、飛んでいるのは幸せでしょうね~。
そして、こんな可愛らしい視線と手のひらに包まれて
迎えられた記念日で、良かったですねー!!おめでとうございます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。