ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
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りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ          第四弾「オセロー」関連リンク

2006-09-01 02:37:04 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
オセロー稽古場日記@りゅーとぴあ

オセロー上演企画書@MAJOR LEAGUE

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ジュネちゃん♪
(オセロ終わってのコメントもさっそくアップされています)次回作はこちら 

◆谷田歩さん
 ナレーションが聴ける!その1@ナレーターマネジメントオフィスリベルタ
 その2@竹中工務店のサイト
 劇団AUN:劇団員紹介ページ次回出演作@e+

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りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ          第四弾「オセロー」東京公演4

2006-09-01 00:43:05 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
戯曲読んだ時もそうだったのだけど、オセローにはあまり同情できない私。
こんなに人間の機微に長けてなくて、
(今回の状況において)俯瞰的視野がなくて、
よく今まで、寝首も掻かれず生き伸びて来れたね~というのが正直な感想。

まあ、イアゴーの奸計を見抜く力を付与されていたら、
開幕15分で話終わってしまいますが(笑)

デズデモーナは、オセローを裏切ってはいなかった、という事実は
オセローを救い(愛した女が潔白であったこと)
そして、破滅させる。(罪のない女をその手で殺めたこと)
その、たった一つの真実さえ、白と黒の二面性を持つ。
そして、またイアゴーの策も、事実を隠し遂せる以上に、
事実が明白になった事の方が、より、オセローを打つ事に成功している?
イアゴー自身はどちらを望んでいたのだろう。

オセローそのものについては、視覚的に、戯曲を知る前から、
谷田さんのイメージ。そのタイトルだけで。
(いや~しかし、これほどタイトルロールに相応しい役者さん
ほかにいる?←この「いる?」はOUR HOUSE時のあっきー節でお願いします・笑)
イアゴーは、それに対峙する大きさ(物理的にも)
ある意味(いざとなったらオセローに取って代わる地位を目指せる
立場と思っていたので)オセローに似た人物を想像していた。

でも、潤ちゃんイアゴーは、まったく想定の範疇外の造形でした。

なにか、西洋茶坊主みたいな感じ(って、たぶん、そんな語彙ありません)
教団の神父のような法衣チックな出で立ちと剃髪(笑)が
悪行働いては、口先だけの懺悔をして
(自分的に)帳消しにしている調子良すぎの男のよう。
でも、言っている事が、結構、腑に落ちまくりで
(あんな早口な科白廻しでボリュームも多いのに、言葉が全部理解出来る!
 滑舌が特別良い、ということでもないのに、あの伝達能力!は凄過ぎ。)
うん、うん、って頷いてしまう。
(自分もロダリーゴやオセローレベルで翻弄されそう。。。)
表面的には、にこやかで情があり、
人当たりが良さそうな人物だけど(←フェイクだけど)
敵に廻したら、かなりヤバいタイプ。
袖の文様がステキでね~。イアゴーの衣装も何気に好きです。

―続く―

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