ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

中日劇場ヤマトタケル千秋楽 

2005-06-26 22:22:45 | ヤマトタケル
<カーテンコールに再度猿之助さんご出演!!>

24日から二泊三日の猿★征でしたが、
取り急ぎ本日、四ヶ月間に及ぶヤマトタケル公演の大!千秋楽、
カーテンコールの様子をお伝えします。
演舞場バージョン等と同様、通常のエピローグの後、
再度幕が上がり、白猪が下手花道より登場。
右近タケルとの立ち廻りの後、被り物を脱ぎ、素顔を見せてご挨拶。
沢山の拍手と、数名の方の「好、好(ハオ)」という
中国語のアピールが投げかけられていました。
京劇院の皆さんも本当にお疲れ様でした←猪のアイコンないので(^_^.)

その後、メインキャストが一人づつ右近タケルに促されご挨拶。
笑也さんは、演舞場、松竹座に続き、
ワカタケルにカニピース(^-^)をさせていました。
可愛らしくて場内爆笑。(今回は兄姫自身もカニピースしてましたが)
一番シンミリした場面での登場の二人ですから、そのギャップも楽しくて。
そして、前例通り、陵墓から扮装替えした段治郎タケル登場。
エレベーターを降りると、右近さんと握手し、お互いを労い合いながら
ハグとまではいかないけれど?軽くお互いの身体に手をポンポンと当てる感じで
慰労(?)しあっていました(笑)
やっぱりタケルを演じた者同士にしか分からない共有感もあるのでしょうね~。
師匠不在のこの舞台で。

本日は梅原先生はいらっしゃらなくて、
まずは、舞台下手より加藤和彦氏登場。
そして、ダブルタケルが下手袖に駆け寄り、猿之助さんを出迎えに行ったのでした。
名古屋に松竹座で出た猿之助さんのご挨拶の看板がなかった段階で
名古屋の楽はお出になる!!と確信していましたが、嬉しかった~!!!
演舞場では涙涙になってしまったので、今回は精一杯の拍手と
笑顔でお迎えしよう!と
(でも、幕が下りた後、やっぱり膝が震えていました。)

演舞場同様、両の手をそれぞれのタケルが取り、
エピローグに帝にするのと同じ所作で、深く頭を垂れていました。
猿之助さんも、「ありがとう」とか「良くやってくれたね」というような
言葉を投げかけておられ(あやふやな読唇術ですが(^_^.)でも、
ハッキリ口が動くのが分かりました)、表情も演舞場のときより更に穏やかで
素敵な笑顔でした。タケルは猿之助さんのもの、という気持ちのほかに
こうして、猿之助さんの作り上げたものが継承されていくのを目撃し
猿之助さんの想い、情熱、夢が続いていくのだな~とも思ったり・・・
猿之助さんの夢の帰る場所を、是非、一門皆で守っていただけたらとも思います。

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