燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医Dr徳田安春の最新医学情報集

Jef 連載 その7

2013-12-28 | 症例集

 今回も前回に引き続き薬のリスクについて考えていきましょう。

 例10 30歳女性。 主訴:意識障害。   数ヶ月前より抑うつ状態であった。 既往歴は10年前より偏頭痛がある。 来院当日、自宅にて興奮状態で倒れているところを家族に発見され、救急車で搬送されている。 搬送中に耳鳴りを訴えた。 血圧130/70mmHg,心拍数120bpm、呼吸数34回/分、体温37,4度、Spo2が空内気で92%、JCS30。

 意識障害、興奮状態、耳鳴り、頻脈、微熱など多彩な症状をきたす原因薬剤として、偏頭痛の薬であるアスピリンが考えられた、アスピリン中毒の症状では耳鳴りが特徴的で、発熱、呼吸不全などさまざまな症状を引き起こす、アスピリンを服用したのが1時間以内であれば、胃洗浄を行い、1時間を過ぎている場合は胃洗浄せずに活性炭を投与する、治療としては早期の透析療法も有効である。

 

       

 写真は、前に出たA&Wから独立したJefというファーストフード店です、同じように車に居ながらにして注文し、支払いもできるというもの、新商品をよく出しているようです、特にゴーヤーバーガーが人気です。

 今回はこの辺で、では、次回に。

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