燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医Dr徳田安春の最新医学情報集

水戸医学生セミナーのお知らせ

2016-12-28 | お知らせ
第15回水戸医学生セミナー参加者募集のご案内 日 時 : 平成29年2月24日(金)・25日(土) 場 所 : 水戸済生会総合病院・水戸協同病院 対 象 : 全国の医学部 3年生、4年生、5年生 定 員 : 12名(定員になり次第締め切らせていただきます) 参加費 : 無料 (宿泊は当方で準備しますが、往復交通費はご負担ください) 過去の参加者からの声「他にはない体験型セミナーで、今で . . . 本文を読む
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浮腫の診療 まとめ

2016-12-28 | 勉強会
########コラム########   「膠質浸透圧低下型の浮腫」かの鑑別には、pit recovery timeの測定が有用。 浮腫をきたしている部分を指2~3本で1~2センチの深さでpitさせ、pit部位が元に戻るまでの時間を計測する。 pit recovery timeが40秒未満のfast edemaは膠質浸透圧低下型の浮腫であることが多い。 一方、40秒以上のsl . . . 本文を読む
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浮腫の診療 その7

2016-12-26 | 勉強会
上手なコンサルトのしかた「OK」と「NG」   R4:次に、また別の症例について相談したいと思います。   *************************** 症例3:65歳男性、喫煙歴あり。最近5年間、健診を受けたことなし。 5日前から両下肢の腫脹を認めたため受診。 発熱、悪寒、疼痛、胸痛、呼吸苦、動悸、なし。 来院時バイタルサインで血圧140/90 mm . . . 本文を読む
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浮腫の診療 その6

2016-12-24 | 勉強会
推奨する基本治療「OK」と「NG」 2   R3:次に、別の症例について相談したいと思います。   *************************** 症例2:52歳女性、高血圧症と更年期症候群にて近医フォロー中の患者。 7日前から両下肢の腫脹を認めたため受診。 発熱、悪寒、疼痛、胸痛、呼吸苦、動悸、なし。 最近、血圧のコントロールが不良となっていた。 来 . . . 本文を読む
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浮腫の診療 その5

2016-12-22 | 勉強会
見逃してはならない疾患(OKとNG)   R2:今日診察した患者について相談したいのですが、よろしいでしょうか。   S:もちろん。ではどうぞ。   R2:症例プレゼンは以下です。   *************************** 症例1:37歳女性、SLEにて近医フォロー中の患者。 3日前から左下肢の腫脹を認めたため受診。 . . . 本文を読む
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浮腫の診療 その4

2016-12-20 | 勉強会
S:それでは次に、全身性浮腫の原因についてまとめてみましょう。   全身性浮腫の原因→下表 表:両側性浮腫の鑑別診断 (1)静脈圧の上昇  ①慢性静脈不全:軽度浮腫の最も多い原因  ②容量過多:腎不全、肝不全、過剰輸液  ③右心圧の上昇:心不全、肺性心、右心系弁膜症  ④静脈(またはリンパ管)閉塞:腫瘍(卵巣、子宮、膀胱、前立腺)、後腹膜線維症、 リンパ節腫脹 . . . 本文を読む
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浮腫の診療 その3

2016-12-18 | 勉強会
S:それではまず、局所性浮腫の原因についてまとめてみましょう。   局所性浮腫の原因 (1)深部静脈血栓症 (2)閉塞性・炎症性リンパ浮腫:感染症(フィラリア、結核、再発性リンパ管炎)、術後、外傷後、放射線性、サルコイドーシス (3)原発性リンパ浮腫:遺伝性リンパ浮腫(生下時;Milroy型、思春期から30歳までの女性;lymphedema precox、35歳以降;lymph . . . 本文を読む
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お知らせです 2017年2月

2016-12-17 | お知らせ
医療従事者のためのフィジカルアセスメントセミナー    平成28年度版  フィジカルアセスメントを基礎から学ぶ    ■   2017年2月18日(土) 9:30-12:30 「関節・筋・骨格の診方」 関節痛・関節炎・腰痛・筋痛へのアプローチに自信がつきます。 岸本 暢将先生 聖路加国際病院リウマチ膠原病センター医長   . . . 本文を読む
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浮腫の診療 その2

2016-12-16 | 勉強会
皆様こんにちは。前回に引き続き、浮腫について考えていきましょう。   R:ただ、顔面に出るタイプもありますね。   S:するどい指摘だね。 血管透過性の亢進を伴う病態では、重力に関係しないんだよ。 アナフィラキシー反応などでは、口唇や顔面全体に急速に出現する腫脹として現れるよね。   R:なるほど。 浮腫患者の診察で最初にチェックすべきポ . . . 本文を読む
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浮腫の診療 その1

2016-12-14 | 勉強会
浮腫の診療について指導医とレジデントとの対話    登場人物 S:指導医 R~R4:4人のレジデント   1)ポイント   S:浮腫は様々な臓器に関連する鑑別診断を必要とする病態ですので、総合医にとって非常に重要な症状です。 ところで、症候学の第一歩は症候の定義から始まります。 浮腫の定義は何ですか?   R:「からだのむくみ」で . . . 本文を読む
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