予防医学の実践が臨床現場で求められています。
「感冒で受診した」などのまったく別の理由で診察を行った患者に対しても、予防医学的なスクリーニング診察を行うとよいでしょう。
4大死因の全てに危険因子となる「喫煙」の患者を診察する場合には、ばち状指(肺癌の可能性)、呼吸補助筋の発達(COP . . . 本文を読む
中高年患者の初診外来では、ベースに存在する慢性疾患の有病率を考慮することも重要です。
例として、生活習慣病の推定有病者数を表4に挙げます。
患者本人が「既往歴は特になし」と申告した場合においても、日本人で有病率が著明に高いこれらの生活習慣病については、無症候性の状態ですでに何年も放置 . . . 本文を読む
診察前確率に基づく鑑別診断のリストアップにおいては、その鑑別診断の一つひとつについて、疾患の男女比を考慮することも重要です。
例として、膠原病・結合組織病の混合性結合組織病は、男女比0.1で女性に多い疾患です。
血管系の疾患であるBurger病では逆に男女比6.9で男性に多い疾患 . . . 本文を読む
今回は海外出張中の為、お休みします。
次回は29日、月曜日に、では。
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前回の続きです。表の2をどうぞ。
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有病率や罹患率(新規発症数)のデータを表1~2に示します。
例として、膠原病・結合組織病においては、全身性エリテマトーデスは約10万人に1人の発症頻度であり、「比較的コモンな疾患」であるが、GPAは約200万人に1人の発症頻度であり、「まれな疾患」といえます。
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問診後の診察前には鑑別診断について診察前確率を考えて行うとよい。
そのうえで、診察をすることによって診察前確率を調整し、診察後確率を考える。
診察後確率(検査前確率)が検査閾値より低ければ、「身体診察によって除外された」ということになり、検査は不要となる(図1)。
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2007年に発表されたある論文によると、2004~2005年の2年間に米国の医療機関2ヶ所において、成人から採取された血液培養で陽性になった血液培養の内訳は以下の通りであった。
24時間以内に4セット以上血培が採取され、351の菌血症エピソードがあった。
この臨床 . . . 本文を読む
第16回水戸医学生セミナーのお知らせです
7月28日、29日に16回目の水戸医学生セミナーが開催されます。
一般募集も開始されています。
実践力を身に付けることができる貴重なセミナーです。
下記リンクでプログラムと申し込み方法に飛べます。
http://www.mito-saisei.jp/resident/resident.html
& . . . 本文を読む
肺炎では3つを決定する。
起因菌、抗菌薬、どこで(自宅、病室、ICU)治療をするかということ。
治療の鍵は肺炎球菌カバーと非定型肺炎(マイコプラズマ、クラミドフィラ、レジオネラ)カバーをするかということ。
また、経口抗菌薬選択で重要なのは、コストと最近、抗菌薬が使用されたかとい . . . 本文を読む