前回に引き続き、生活習慣病の予防法と治療法について考えるシリーズ、今回も肥満について考えていきましょう。
前述しました、メタボリックシンドロームは次の5項目に基づいて診断されます。
①ウエスト(へその位置)の周囲径、男性85cm以上、女性90cm以上
②高いトリグリセリド(中性脂肪)値
③高血圧
④低いHDL(善玉)コレステロール値
⑤高い血糖値
ウエスト周囲径の基準 . . . 本文を読む
生活習慣病を考えるシリーズの集大成であります、今回は肥満について考えていきましょう。
沖縄県民が肥満傾向にあることはすでに述べました。 アメリカ国民における調査では、20~74歳成人のなんと約60%が肥満(BMI30以上)、あるいは過体重(BMI25以上)であり、沖縄県において肥満が増加している原因としてアメリカ型食生活が考えられているのもうなずけます。
日本人(アジア人)は白人よりも肥 . . . 本文を読む
前回に引き続き、生活習慣病の予防法と治療法を考える、今回も糖尿病について考えていきましょう。
恐ろしいことに、糖尿病は自覚症状のないまま発症し、ほとんどの場合、発症から4~7年、長い場合には10~15年経過してから診断されます。
このときにはすでに、高血糖からくる早期動脈硬化により、手足のしびれや感覚低下などを呈する神経障害、視力低下、失明にまでいたる網膜症、腎障害(人工透析にいたる原因 . . . 本文を読む
引き続き、生活習慣病の予防法と治療法を考える、今回から糖尿病について考えていきましょう。
糖尿病の発症には、遺伝要因、加齢、運動不足、内臓脂肪型肥満などと関連した末梢組織におけるインスリン抵抗性、血糖上昇に対する膵β細胞のインスリン分泌不全などが複合的に作用しているといわれています(ここでは主にⅡ型糖尿病について触れます。 日本人の多くがこのⅡ型糖尿病です。)。
なかでも肥満は . . . 本文を読む
無料で読める、マンガ連載その4です。 臨床推論のパワフルなルール集をマンガで楽しく学習しましょう。今回はヒューリスティックとバイアスについてです。さて、主人公原田が目撃したバイアスの瞬間とはいったい何だったのだろうか。
https://docs.google.com/file/d/0Bwz-awEKsSPkeWI2OTZfR1YyNTg/edit . . . 本文を読む
前回に引き続き、生活習慣病の予防法と治療法について考える、今回も高脂血症です。
高脂血症の治療は、最終的には心臓病や脳血管疾患などの心血管疾患を予防することがゴールになります。 そのため、前述したCAD危険因子の改善・治療を総合的に行うことが重要になります。
体脂肪率の減少、2~3kgの減量で大きくコレステロール値が改善することもあり、薬物療法の必要性にかかわらず、食事療法、運動療法など . . . 本文を読む
前回に引き続き、生活習慣病の予防法と治療法について考える、今回は高脂血症です。
高脂血症(脂質異常症)とは血液中のトリグリセリド(中性脂肪)やコレステロールが異常に多くなる状態をいいます。 自覚症状がない場合が多いのでつい薬を忘れてしまう方も多いのではないでしょうか。 検診で指摘を受けても放置していることも多いでしょう。
高脂血症を放置すると、血管の内側にゆっくりとコレステロールが蓄積 . . . 本文を読む
さて今回は、栄誉ある他流試合第一号を名乗り上げて、見事に勤めを果たされた小野正博先生の記録第二弾を、小野先生のご承認を得たうえで公開いたします。
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水戸藩道場破り日記②:水戸総合診療の正体は四谷学院だった!?
先週に続いて水戸藩道場破りに行って参りましたので、ご報告いたします。今週は大変難しい患者さんが多く、「ドクターG」 . . . 本文を読む
前回に引き続き、生活習慣病の予防法と治療法、今回も高血圧について考えていきましょう。
もし、高血圧と診断された場合、たとえ自覚症状がなくても、合併症を予防するために、次のような生活習慣を改善することが大切です。
●減量…正常なBMI値(18,5~24,9)の維持
●適切な食事療法…野菜、果物を多く摂取する。 全脂肪分、飽和脂肪酸量(動物性脂肪、スナック菓子 . . . 本文を読む
今回から新シリーズ、生活習慣病について考えていきます、今回は高血圧です。
高血圧患者は、全国で3500万人に達し、50歳で50%、70歳では70%の人が罹患するといわれています。 その発症は、遺伝要因(体質)に加え、加齢、生活習慣や肥満と密接な関係があります。
高血圧は無症状なことがほとんどで、無治療により動脈硬化が進行し、心血管疾患(心筋梗塞や脳卒中)、腎不全などの合併症の原因となり . . . 本文を読む