燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医Dr徳田安春の最新医学情報集

腹部の打診と触診:その1

2021-07-28 | 闘魂症例検討会

みなさん、こんにちは。



打診

肝臓のサイズは打診によって確認できる。

右鎖骨中線を肺から下方へ向かって打診していき、濁音界のサイズを測定する。

 

8~12センチであれば肝臓のサイズは正常範囲内と考えてよい(図)。

図:右鎖骨中線の打診

 

 


肝臓の下縁が不明瞭なときにはスクラッチテストを行う。

聴診器を剣状突起に当てて聴診しながら、右の下腹部から指で軽くこすっていき(スクラッチ)、徐々に右上腹部へ移動していく。

聴診上の音が急に大きく変化する部位が肝臓の下縁である。

 

触診

腹部の触診で自発的に腹筋を緊張させる人がいるが、これは腹膜刺激徴候ではない。

心理的な緊張の強い人には、触診する検者の両手に受診者の手をはさんで行うと、自発的な筋性防御が取り除かれる(サンドイッチ法)。

触診上、腫瘤を認めるときには、サイズ、硬さ、圧痛の有無、周囲組織との癒着について確認する。

サイズが大きくて固く、圧痛がなく、周囲の組織と癒着している場合には悪性腫瘍を示唆する。

 

 

写真:南城市知念の海岸

 

 

 

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