前回に引き続き、高齢者によくみられる疾患、今回も骨粗しょう症について考えていきましょう。
いったん脊椎圧迫骨折を起こすと、次々に脊椎椎体骨折を起こすこと、さらに股関節骨折も年間1~3%の割合で起こすことがわかっているため、骨粗しょう症・脆弱骨折を早期発見することは重要です。 また、発見されたら、次の骨折を起こさないように積極的に治療することが必要です。
このため、65歳以上のすべての女性 . . . 本文を読む
高齢者によくみられる疾患の予防法と治療法を考えるシリーズ、今回は骨粗しょう症について考えていきましょう。
骨密度が低くなり折れやすくなる骨粗しょう症。 あらゆる人種のなかで白人閉経後女性が、骨粗しょう症および関連骨折に罹患するリスクが最も高いことが知られてますが、日本人(アジア人)ももともと成長期後半(20~30歳)に到達する最大骨量が低く、白人と同様にリスクが高いことがわかっています。
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前回に引き続き、高齢者によくみられる疾患、今回も老年期うつ病について考えていきましょう。
現在のところ、うつ病を検査で診断することはできません。 うつ病によく似た症状を起こす病気に、認知症(痴呆)、脳梗塞、慢性硬膜下血腫、そのほか甲状腺の病気、梅毒などの感染症があり、それらの疾患を除外するための検査が行われます。
これらの病気を治療することにより、うつ病様症状も改善することが多いといわれ . . . 本文を読む
今回もシリーズ、高齢者によくみられる疾患、その最新の予防法と治療法、今回から老年期うつ病について考えていきましょう。
老年期とは医学的には65歳以上をいいますが、老年期に達すると身体やこころにさまざまな変化が起こります。
身体には、体力の衰えだけでなく、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞、そのほか慢性疾患など、なにがしかの病気を抱えることを含みます。
こころには、最愛なるパートナーとの別れ、打 . . . 本文を読む
前回に引き続き、高齢者によくみられる疾患、今回も認知症について短めに考えていきましょう。
認知症の治療法には、薬物療法と非薬物療法がありますが、今回は非薬物療法についてです。
非薬物療法は、残存している神経細胞を刺激して活性化し、機能の回復や進行予防のために有力な治療ではありますが、効果のある確立した治療法にしていくためには今後の臨床試験が必要です。
非薬物療法としては、次のようなも . . . 本文を読む
前回に引き続き、高齢者によくみられる疾患、今回も認知症について考えていきましょう。
認知症の治療は薬物療法と非薬物療法に分けられます。 失見当識や記銘力障害などの認知機能障害と、精神症状・行動障害(徘徊、攻撃、妄想、幻覚、抑うつ)が薬物療法の対象となります。
認知機能障害に対しての薬物療法として日本で認可されているのは、アルツハイマー病に対するアセチルコリンエステラーゼ阻害薬(塩酸ドネペ . . . 本文を読む
今回から新シリーズ、高齢者によくみられる疾患の予防法と治療法について考える、今回は認知症についてです。
「物忘れ」に代表される認知症とは、一度獲得された知能が後天的な原因で障害され、自立した日常生活機能を喪失した状態とかんがえられているものです。 最近、この名称が認知症と改められました。
認知症にはさまざまな病気が含まれ、その代表がアルツハイマー病であり、脳卒中により生ずる脳血管性認知症 . . . 本文を読む
水戸協同病院総合診療科・筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター
シニアレジデントの募集です。
当院の病院規模の拡大、外来・入院患者の増大、救急外来の24時間対応シフト体制導入などに伴って次年度もシニアレジデントの定員枠を増やし、8名程度を新たに募集します。
パッションにあふれた多くの方々のご応募をお待ちしております。
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前回に引き続き、肥満について考えていきましょう。
リラクゼーションやスポーツなどをしてストレスを軽減することも有効な肥満対策になります。 ストレスが多い人は心療内科なども受診してみましょう。
次に運動療法について考えていきましょう。
●活動的な生活をする…テレビをみる時間を減らす、車を利用せず歩く、エスカレーターやエレベーターを使わず階段を利用する、掃除、草むしりなどで . . . 本文を読む
「総合診療を学ぶ特訓ゼミ第2シリーズin笠間」につきましてのご案内です。
臨床推論、チーム医療、X線読影、スポーツ医学の世界級スキルを学ぶ貴重な機会を提供します。
講師は世界的に活躍する外国人講師も含んだ充実した講師陣です。
もちろん、適宜通訳も行いながらわかりやすく楽しく学習できます。
スポーツ医学では、東京オリンピックに向けて、
トップアスリートをサポートする最新スポーツ医学の叡智を . . . 本文を読む