てんかんと区別すべきものとして大人のアルコール離脱と子供の熱性けいれんを下記に整理しました。
アルコール離脱けいれん
アルコール依存症の患者さんが飲酒を突然中断した後(通常中断後48時間以内に)全身性強直性間代性のけいれん発作をおこすもの。
ベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパムやミダゾラム)でコントロールする。
低血糖も同時に呈することがある。
この場合ビタミンB1 . . . 本文を読む
部分発作(局在関連性発作)は単純型と複雑型の2つのタイプに分けられます(表)。
ジャクソン行進Jacksonian Marchとは、四肢の部分的痙攣が局所から周辺に拡大していく症状です。
~表:部分発作の種類~~~~~~~
単純部分発作:意識障害 . . . 本文を読む
症候別“見逃してはならない疾患
医学書院
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大脳神経細胞の過剰な放電から由来する反復性の発作(てんかん発作)が主徴です。
脳炎や外傷による一過性の反復しない痙攣はてんかんには含まれません。
痙攣に加えて、意識障害を伴う場合には「複雑性てんかん」と呼びます。
痙攣による不随意運動では、筋肉が硬く . . . 本文を読む
興奮・妄想・幻覚・異常行動などの中枢神経症状
急激な血圧上昇による高血圧性心不全や高血圧性脳症
致死的頻脈性不整脈などの交感神経系興奮症状
Keyword:麻黄、エフェドリン、MDMA、麻薬
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SSRI (Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)などの抗うつ剤の投与初期に認められ、不安、焦燥感、不眠、易刺激性、敵意、衝動行動、興奮などを呈します。
重症例では自殺や殺人を引き起こす場合もあります。
これまで、SSRIは従来の抗うつ薬に比べて副作用が少なく比較的安全性が高いため精神科専門医のみならず非専門医に . . . 本文を読む
覚醒剤(アンフェタミンなど)・大麻(マリファナ)・THC(テトラヒドロカンナビノール:Tetrahydrocannabinol)は麻薬とは別に取り扱われてそれぞれ規制されています(表)。
(引用元)http://wkp.fresheye.com/wikipedia/麻薬
欧米では . . . 本文を読む
狭義の麻薬
狭義の麻薬(narcotics)はアヘン剤のことを指します。
アヘン剤とは、モルヒネ、ヘロイン、コデインなど、ケシの実から抽出されるアルカロイドから合成された薬剤のことです。
昏迷・酩酊・多幸感などをもたらします。
その . . . 本文を読む
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MDMAは脳内セロトニンを過剰に放出させ、多幸感、他者との共有感などをもたらします。
過量摂取により、精神興奮、不安、妄想、気分変調、記憶障害、睡眠障害、注意力困難などの中枢神経症状もきたします。
その他の身体症状として、覚醒剤(アンフェタミンなど)のように、高体温、不整脈、低ナトリウム血症、横紋筋融解症、急性腎不 . . . 本文を読む