今回は卒後学習環境PHEEM尺度の日本語版の続きを紹介します。
尺度の説明:あなたの現在の研修に関する教育環境についてあてはまるものをお答えください。
<1~40の項目、それぞれについて、以下の「1 大変よく当てはまる」~「5 全く当てはまらない」でお気持ちに最も近い数字を○印で囲んで下さい。
1. 大変よく当てはまる . . . 本文を読む
今回は卒後学習環境PHEEM尺度の日本語版を紹介します。
尺度の説明:あなたの現在の研修に関する教育環境についてあてはまるものをお答えください。
<1~40の項目、それぞれについて、以下の「1 大変よく当てはまる」~「5 全く当てはまらない」でお気持ちに最も近い数字を○印で囲んで下さい。
1. 大変よく当てはまる
. . . 本文を読む
研修プログラムは、指導医や病院の体制、地域の特性、患者スペクトラム、院内規則、院長のリーダーシップなどさまざまなドメインから構成されています。
その評価対象の選択には注意を要します。
研修システムの標準的な評価のためには、これらを全て「学習環境」として包括的にとらえることが勧められています。
学習環境の評価において国際的に広く利用されて . . . 本文を読む
研修医による指導医の評価についても、指導医の資質向上に資します。
定期的な指導医の評価を実施することが望ましいです。
指導医の主として以下の2つの領域に集約されます。
(1)臨床医としてのロールモデル
1. 知識
2.   . . . 本文を読む
研修医評価の評価項目は社会や指導医が研修医にどのような能力を期待しているかを表すものです。
欧米各国には卒後研修を統括している第三者機関があります。
米国ではACGME、英国ではPMETB(Postgraduate Medical Education and Training Board)、カナダではCanMEDS(Canadian Medical Edu . . . 本文を読む
コア・コンピテンシーの中でもプロフェッショナリズムは全てに共通して含まれています。
2002年には「新ミレニアムにおける医のプロフェッショナリズム:医師憲章」で、患者の福利優先、患者の自己決定権尊重、社会正義の3つの原則が確認されました。
このように、プロフェッショナリズム教育は多くの先進国で重要性が叫ばれている領域です。
しかしながら . . . 本文を読む
研修医の評価を行うためには、「良い医師」にはどのような能力が必要とされているのかを理解する必要があります。
医師の日々の活動や役割に関わってくる基本となる能力、知識、スキル、行動の組み合わせをコア・コンピテンシー(核となる能力)と呼びます。
世界的にはこのコア・コンピテンシーを評価対象とすることが主流です。
米国卒後医学教育認可委員会A . . . 本文を読む
研修医の評価、指導医の評価、研修評価など、指導医は様々な場面で評価に関わると思われます。
指導医や研修医を教育システムの構成因子として捉えれば、このような人々を評価するということは教育システムのプロセスの評価となります。
これらの、研修医の評価、研修評価、指導医の評価、研修評価を並行して実施することで質の高い臨床研修を提供することの貴重なデータとなります。 . . . 本文を読む
血糖コントロール不良の糖尿病患者さんは感染症に罹患しやすく重症化しやすくなります。
糖尿病は易感染性のリスクですが、抗菌薬の選択に関してむやみに広域スペクトラムな抗菌薬を選択するのではなく、通常の感染症と同様に、フォーカスに合わせて原因となりうる細菌をターゲットにしてグラム染色や各培養結果に合わせた選択をすべきです。
大切なのは感染部位や感染しやす . . . 本文を読む
血糖がかなり高いケースではアウトカムが良くないと言うのは重篤な感染症ケースでみられました。
しかしだからといって血糖値をギリギリ低めに保つことが良いアウトカムにつながるとは限りません。
最近の臨床研究結果では、厳格な血糖コントロール(強化群)と緩やかな血糖コントロール(従来群)を比較してみると、強化群で重症低血糖が多くなっていました。
. . . 本文を読む