燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医Dr徳田安春の最新医学情報集

四大死亡原因

2016-05-08 | 養生訓
 日本人の四大死亡原因はがん・心疾患・肺炎・脳血管疾患です。    この上位四疾患で全死亡数の六割程度を占めているので、予防はとても重要です。    このシリーズではまず、その最新予防法とエビデンスに基づいた治療法の具体的なアドバイスを述べたいと思います。    また、老人に多い病気に、認知症、骨粗しょう症、老年症候群などがあります。     . . . 本文を読む
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地球温暖化の健康影響

2016-05-02 | 養生訓
ずっと見ておきたい景色ですね    2013年、山梨県でドイツ人がデング熱に感染し、ドイツ帰国後に判明するという学術的報告がなされました。    2014年には、東京の代々木公園などで蚊に刺された人々が次々とデング熱を発症する現象がみられました。  これは、疫学的には、日本列島が東南アジア化していることを示す現象です。  このまま地球温暖化が進むので . . . 本文を読む
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地球温暖化はからだによくない

2016-04-30 | 養生訓
   温暖化が進むと大気汚染がひどくなり、喘息や呼吸器疾患が増えます。    夏の猛暑では心臓血管系疾患が悪くなります。    海岸沿いのサンゴ礁もどんどん北上してきており、 サンゴ礁に生息するプランクトンによってつくられ、 食物連鎖で魚に凝縮される「シガテラ毒」によるシガテラ中毒は、 もともと沖縄以南でみられていたものですが、 . . . 本文を読む
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地球温暖化ではからだに気をつけましょう

2016-04-28 | 養生訓
平安座島の続きです、水の透明度がすごいですね 海も空も青いですね    地球温暖化が進んでいます。  夏は猛暑、冬は逆に大雪、という気候が日本列島本土でみられるようになってきています。  このような極端な気候の四季変動は、地球温暖化がもたらす必然的結果です。  夏は熱中症と熱射病、冬は低体温症という、環境が原因となる病気はとくに老人でリスクが高くなります。 . . . 本文を読む
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季節間の気温差が少ないほど健康によい

2016-04-26 | 養生訓
本島中部うるま市の平安座島です、侵食がすごいですね    日本列島本土と比較してみると、沖縄県では季節間の気温差がきわめて小さいことが特徴です。  東北や関西では気温の年較差(一年間における気温の最大値と最小値の差)は40~50度になりますが、沖縄県では気温の年較差は約20度です。  この「真冬の厳しい寒さによるストレスが少ない」と、逆説的ではありますが「真夏の厳 . . . 本文を読む
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気候は健康長寿の重要な要因 2

2016-04-12 | 養生訓
   沖縄では年中屋外で身体的活動が可能です。    活動度の高い超老人にとって、健康度の高い状態で屋外の活動を容易にできるため、身体的な健康を維持するのにきわめて有利な気候となっています。    そして冬でも温暖な気候で、降雪がないため、屋外での転倒の危険が低くなっています。    長寿集団では転倒の発生率が低いだけでなく、転倒によるケガ . . . 本文を読む
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気候は健康長寿の重要な要因

2016-04-10 | 養生訓
   「東洋のガラパゴス」とも呼ばれている沖縄県は日本の西南端に位置し、豊かな自然に恵まれ、161の大小さまざまな島から成り立っています。    この島々の気候は健康長寿をもたらす要因のひとつになっています。    亜熱帯地域に属し、まわりを囲む豊かな海からの影響を受ける気候となっています。    年平均気温は22度と暖かく、冬でも穏やかな . . . 本文を読む
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紫外線に注意

2016-04-08 | 養生訓
   太陽光のうち、紫外線のあたりすぎは、肌そのものにとっては有害です。    皮膚の細胞のDNAを破壊することにより、老化現象である「しみ」「しわ」の原因となります。    日焼けサロンに通い、小麦色に焼けた肌をつくる人がいますが、これはわざわざ皮膚の老化を進めていることになります。    とくに顔の皮膚は太陽の紫外線により遺伝子に傷がつ . . . 本文を読む
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日光は骨の健康の源

2016-04-06 | 養生訓
   日光の紫外線は皮膚に作用してビタミンDをつくります。    そして、ビタミンDは骨の発育やカルシウムの吸収を促進します。    ビタミンDが不足すると、小児では「くる病」、成人では「骨軟化症」をきたします。    とくに冬の季節の雪国ではどうしても家にこもりがちになり、日光にあたる機会も少なくなります。    そして日光 . . . 本文を読む
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総合系医師を健康相談相手とする

2016-03-31 | 養生訓
 総合系の医師とは、小児から高齢者まで年齢・性別を問わず診療してくれる「かかりつけ医」です。    日本医師会は、「かかりつけ医をもちましょう」と国民に対して呼びかけています。    老人が健康長寿を目指すためには、優秀な総合医を主治医としてもつことが望ましいです。    老人は多くの疾患をあわせもっており、内科だけでなく、整形外科、皮膚科、耳鼻科などに加え、精神科 . . . 本文を読む
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