みなさん、こんにちは。
甲状腺のびまん性腫大または結節の有無について評価する。
多発性の結節ではプランマー病の可能性も考慮する。
結節を認めたら原則としてエコー検査を行う。
ゴムのような硬さの甲状腺は橋本病や亜急性甲状腺炎で認められる。
石のように固い甲状腺はがんの可能性を考慮する。
甲状腺 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
甲状腺腫大が大きいとき視診でもそれを認めることがある。
甲状腺炎、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症などである。
甲状腺機能亢進症では痩せを認めることがあり、そのため甲状腺腫大がみやすくなるという理由もある。
また、舌の下面に舌甲状腺を認めることがある。
甲状腺機能亢進症では甲状腺の表 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
内分泌代謝疾患は無痛性の両側耳下腺の腫脹をきたすことがある。
甲状腺機能亢進症、糖尿病、ペラグラ、肥満、ビタミンA欠乏症などである.
両側耳下腺の腫脹では、原因の鑑別が重要である。
急性では流行性耳下腺炎などがある。
慢性では薬剤性、腫瘍性、ミクリッツ病、サルコイドーシス、など。
& . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
舌の巨大化を認めた場合にはいくつかの疾患を考慮する。
代表的なものとして、アミロイドーシス、甲状腺機能低下症、先端巨大症、そしてダウン症候群がある。
亜鉛やナイアシンの欠乏症だけでなく、クッシング症候群や甲状腺機能低下症、偽牲副甲状腺機能低下症などの内分泌疾患でも味覚障害をきたすことがある。
アジソン病 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
これは Kayser と Fleischer によって初めて記述された。
銅が角膜周囲のデスメ膜に沈着し緑色のリングを示す。
未治療のウイルソン病で、肉眼観察でも認められる。
ウイルソン病の治療をしていくとこの角膜輪は消失していく。
ただし、スリットランプで認められるわずかな緑色の輪はウィルソン病以外 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
角膜を横切るように帯状に白く混濁したものを band keratopathy、すなわち帯状角膜症と呼ぶ。
ひどい場合は結膜にも達する。
高カルシウム血症をきたす病態でよく見られる。
原発性副甲状腺機能亢進症、サルコイドーシス、vitamin D中毒、そしてミルクアルカリ症候群などである。
. . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
結膜の浮腫は英語で、Chemosis と呼ばれている。
原因としてよくあるのが、血管透過性の上昇、静脈圧の上昇、血中アルブミン濃度の低下、内分泌代謝疾患、または眼球周囲の組織における病変である。
血管透過性の上昇をきたすものには、感染症、過敏反応、クインケ浮腫、早期の髄膜炎などがある。
静脈圧の上昇をき . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
バセドウ病では様々な眼球の所見を認めることがある。
眼球突出、眼瞼の腫脹、眼球の血管雑音聴取等だ。
Graefe 徴候は眼球の動きに眼瞼の動きが遅れることである。
Stellwag 徴候は、瞬目が少ない突出した眼球でじっと見つめている様子である。
その他まだまだあるが、それらについては . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
それは両側の眉毛の外側3分の1の脱落である。
これをみたらまず甲状腺機能低下症を考慮すべきである。
高齢化、ライ病またはタリウム中毒などでも同様な脱落を見ることがある。
一方で、外側3分の1だけでなくすべての眉毛の脱落を見た場合には全身性エリテマトーデスや梅毒を考えるべきである。
表情の変化や願望の刑事的な事情は以前 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
びまん性の脱毛は、薬剤性、甲状腺機能低下症、下垂体前葉機能低下性、甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能低下症、全身性エリテマトーデス、そして重金属中毒などで見られる。
頭髪が細いときは甲状腺機能亢進症、白髪の毛は甲状腺機能低下症の可能性を考える。
粘液水腫の顔貌は、顔全体がむくみ、黄色を帯っている。
髪は粗く、皮膚は乾燥して . . . 本文を読む