紘一郎雑記帳

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安田紘一郎雑記帳【小澤一郎総理の可能性はゼロに近い】

2009-04-12 05:37:58 | Weblog
近藤真史氏「産経新聞」講演会より・4月7日開催

講演開始
近藤真史です、この「講演会開催」の日程などの打ち合わせを
「清話会の安田様」と昨年行いました。

その時の感触としては「21年の4月初めの解散で4月26日・選挙」と
予測して、今日7日の「総選挙直前予想」の講演を引き受けた訳です。
ところが色々と事態が変化し3月の「小澤代表秘書逮捕」で尚一層
状況が変わってまいりました。

総選挙の日はいつか、今日の講演内容にも組み込まれていますが
はっきり言ってわかりません。
麻生総理もまだ決めかねていると思います。

【解散はいつか?】

息を吹き返した麻生総理、その要因は「小澤問題」と「テポドン」です。
総選挙の日程はわからないながら絞られてきました。
「補正予算関連法案提出後のGW前の解散で5月24日選挙」
「補正が衆院通過した後の5月解散、6月選挙」
「公明は反対するでしょうが、都議選とのダブル選挙」
または「9月選挙」などのいくつかの選択はあり「小澤問題」以後
ボールは「麻生総理」の手許にあるので誰も手が出せない状況です。
任期満了は「9月10日」です・

一方、民主党小澤代表は「選挙までは辞めない」と腹を括っています。
今代表を辞めると「政治生命の終焉」や「今度の衆院選挙の準備」を考え
又、小澤氏周辺には「西松建設資金・大久保秘書問題」も「人の噂も75日・・」と
やり過ごせればとの思いもあるのでしょう。

「小澤代表辞任」があるとすると、「民主党支持率の変化」「大久保秘書の公判」
「衆議院解散」のときが辞任の目安になります。

【議席数の読みとその後の政局】

本日の主演題である「与野党の議席数」を今日時点で予想してみましょう
選挙の争点は与党の「景気対策&補正予算」VS野党の「政権交代」の戦いです。

平成19年「年金問題」の「参議院選挙」結果からのシミュレーションでみると
「民主党単独過半数」しかも、大きく超えての数字となりますが、
昨年3月、この講演会では「民主党過半数前後」の微妙な議席数とお話しました。

そして、今年は大きく状況が変わりました。
今のままでの「麻生自民」対「小澤民主」の戦いと成れば、各機関の世論調査や
千葉県知事選挙などの結果からみて、与党「自民・公明」ですれすれの
「過半数議席獲得」を予測いたします。

具体的な各選挙区ごとの見込みも持ち合わせていますが、日々刻々と
変化しており、明日にはまた変わることもありますので詳細は保留致します。

選挙後の政治構造を考えて見ましょう・
自公で過半数獲得の場合は「参議院民主党」が分裂する可能性があります。

民主党が選挙前に「小澤氏辞任」となれば、新代表「例えば岡田代表」での
戦いとなり、「野党過半数」も可能性があり、その場合には「連合政権」が
樹立し「小澤院政」が始まることも考えられます。

そして、いま一つ「大連立」が再燃し「大政局」も充分考慮すべきでしょう。

以上が本日お話出来るところですが、これよりご質問にお応えいたします。

【質問】

A氏【今回の問題で国策捜査なるものが話題になりましたが、本当にそんな事が
   あるのでしょうか、又CIAの日本政治への介入も雑誌で目にしますが・・】

近藤氏【最前線で情報を収集している新聞記者からみれば「国策捜査」などは
    絶対にありません。
    そんな発想を持つのは与野党を問わず一部の政治家の皆さんと一部の
    マスコミ人位でしょう。
    CIAの問題も私たち新聞記者は雑誌をみて笑っているぐらいです】


B氏【「経済優先、暮らしが一番、年金、雇用、医療」なども重要な問題で
  真剣に議論して欲しいのですが、
  もう一つ「国や国民の命そして国家の領土」を守るという最も大切な
  議論は殆ど聞こえませんが、そんな理論の政治家はいないのですか?】

近藤氏【何人かいますね、例えば安倍晋三、中川昭一、平沼氏、西村氏・・】


C氏【テポドンで大騒ぎとなりましたが日本の国防についての近藤様の
   お考えをお聞かせ下さい」

近藤氏【専門家ではないので、誤解を招くといけませんので、答えは保留
    させて下さい。 
    ただ、この講演会で明後日、この会場に「田母神 俊雄元航空幕僚長」が
    来会され講演をされるようですので、是非お聞きしてください。
    私も拝聴したいと思っています】


D氏【次の総理大臣の可能性は
   麻生氏、小澤氏はそれぞれ何%位と思われますか?】

近藤氏【麻生総理が7割、小澤総理はゼロ、岡田総理3割 そんなところでしょう】


安田紘一郎 時間も参りましたので、後、お一人最後の質問とさせて戴きます。

E氏【風評ではY新聞のW氏のように内部に絶大な権限があり、記者の方の考えや
  主張、発言になどに制限がある様ですが事実ですか?】

近藤氏【全くないです。私も本日の講演内容も含めて「産経新聞」の内容とは
    違うことも多々お話いたしました、どのマスコミも各自みんな自由に
    主張し発言し記事にしております。大丈夫です!】
    
近藤氏【次回はいま少し選挙の形が見えてから呼んでください。
    もう少し正確なお話が出来る思います。】

講演会修了  【楽屋裏】

問い・安田紘一郎
【今、言われている政権交代は、幕末の14代将軍を決めるのに「水戸」と「紀州」 の間での争いで、まさしく「篤姫時代」の感じで、第3極の倒幕に動いた
 「松蔭や晋作、龍馬、西郷」の考えを持ち、
 その位置にある政治家はいないですね・・】

近藤氏【それは、以前の細川政権、羽田政権ではなく「東国原・橋元・」などの
    感覚ですか、 今の政権交代は「細川政権」程度でしょうか・・】

【紘一郎感想】

《どちらにしても今の政治の中で「与野党」どちらを選ぶかの苦痛の選択を
 私たちはする事になります。
 「政権交代」は折角の「2大政党」ですので 実現させたいと思いますが
 今のままの「小澤代表」の民主党では「政権交代」ではなく「政権後退」
 のように見えます。
 
 明治維新時の様な人材がいないのが日本の不幸です。
 私たちも何でも「お金」で価値を決めるのではなく、志を持って人生の計りに
 すべきでしょう。
 与野党含めて「前・元・国会議員」は全員退場ねがい、
 総入れ替えは如何ですか! 》

【天下の暴論より拝借5点】

●視線を集める「鈴木イチロー」、資金を集める「小澤一郎」
●土壇場に強い「イチロー」、土建屋に強い「一郎」
●日本に夢を与えるのが「イチロー」、北朝鮮に米を与えるのが「一郎」
●チチローが支えるのが「イチロー」、自治労が支えるのが「一郎」
●投手の隙をつく「イチロー」、法律の隙をつく「一郎」 
 この辺で・・・