読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『ひなまつりにおひなさまをかざるわけ』(絵本)

2014年02月26日 | 行事関係の本
もうすぐひなまつりですね
そこで、小学生国語道場ではこちらの本を読みました。


 
舞台は昔の日本。
川のほとりの小さな家に、3人の兄弟と幼い妹のおはなが住んでいました。
兄弟の両親はすでに亡くなっていました。
ですから、小さい妹の世話は3人の兄弟がしなければなりません。
上の二人のお兄さんは、おはなの世話を嫌がっていましたが、3番目の弟(三郎次)は、おはなを一生懸命世話しました。

そして、何年かが過ぎたときのこと。
畑を耕していた三郎次が目を離したすきに、おはなは川に落ちてしまいます!
三郎次はおはなを川から助け上げましたが、おはなはその夜から高い熱を出してしまいました。
…おはなは、どうなるのでしょうか…?


日本では、農耕の始まる時期に身のけがれを祓うため、紙を人間の形に切った「人形」を作り、それで体をなでてけがれをうつした後、海や川に流すという行事が行われていたそうです。
その行事が形を変え、現代のひな祭りになっていったのだそう。

この本の内容は創作ですが、人形にけがれを移し、その年の無事を願うひな祭りの精神が、分かり易く描かれています。

生まれたときから親しんでいる日本の年中行事ですが、その由来を知ると、新たな発見があり面白いです。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村  ←いつも読んでくださりありがとうございます!ランキングに参加しています。クリックしていただけると嬉しいです!

塾教育ランキング ←こちらもクリックしていただけると嬉しいです!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小学生クラスで大人気の四字... | トップ | "My Cat"(英語の絵本) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

行事関係の本」カテゴリの最新記事