ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

マンハッタンに行ってきた

2009-03-12 07:26:00 | 日々の出来事、雑感
と、混乱を招くタイトルにしてみたが(笑)、ニューヨークに行ってきたわけではない。坊主マンの近所にある、マンハッタンという街のキリスト教高校で、原爆に関するトークをしてきたのだった。近所といっても、クルマで家から、30~40分かかったが。

しかし、このマンハッタンに行く道のりの途中にある地名がすごい。坊主マンをでて、ベオグラードを通り、アムステルダムを通り、そしてマンハッタンである。なんかすごい大都会めぐりをしてきたようだが、どの街もはっきりいってど田舎だ。

そして、いきなり最近寒さが戻ってしまって、トークをした授業が朝8時からだったので、出かけるとき寒い寒い。クルマのエンジンがかかるかどうか不安だったが、それはなんとかかかったのだった。でもクルマが暖まるまで、相当な時間を要した。

話をした授業は、ひとりおじいさんが第二次世界大戦で戦ったという学生がいるらしくて、その子がちょっと原爆の授業内容について反発している、、と担当の先生は言っていた。たしかにトーク中も質問が多い子だったが、まあなんとか終った。こういう学生は多い土地柄だし、こういう中で効果的な話ができないといけない、というのは私も鍛えられることだ。そして、この高校の先生は毎学期、倫理の授業で原爆を扱うことにしたといってくれていた。先生にとっても苦労が多いテーマだと思うが、頑張ってくれているようだった。広島からの原爆展ャXターは、私の大学のほうではしばらく使う予定もないから、キープしておいてください、と頼んだ。大学の私のオフィスにおきっぱなしにされるより、毎学期使ってくれるなら、この高校においてもらったほうがいい。

WBCの知られていなさぶり

2009-03-11 11:05:00 | 日々の出来事、雑感
ャsュラーカルチャー授業にて、野球のWBCで今日本は盛り上がっていて、テレビの視聴率もやけに高いらしいのだが、これ何だか知っているかと学生にきいてみた。20人ほどいた中で、知っていたのはたったの2人。そんな大会があることすら知らない、聞いた事もない、ということだった。

モンタナ的現象なのか、アメリカ全般的にそうなのか、、、なんとなく後者のような気がしてしまうのだった。

爆発事故で大騒ぎ

2009-03-06 14:38:05 | 日々の出来事、雑感
事故ニュースを大学からのメールで知り、その後ネットでニュースをチェックしているうちに、実は私の家の窓からも火事の煙が見えるのがわかり、、という午前中の展開だったが、その後大学へいった。授業をして5時すぎに家路についたときには、煙はもうあがっていなかった。

授業中に、学生にこの爆発とか、それに付随した交通渋滞に巻き込まれた人はいないか聞いてみたが、その授業にはいなかったようだ。ただ、その時間帯にダウンタウン地区をクルマで通らねばならかなった人は大変な渋滞に巻き込まれたようでもある。そして、この爆発事故ニュース、CNNのニュースでもやっていたらしい。こんな小さな街のニュースがCNNに流れるなんて滅多にないことだ。モンタナ州知事も坊主マン入りしたとかで、やはり相当大変なようである。

家にかえって、またニュースサイトをみてみたら、一人行方不明の方がいるらしいということだ。そして、建物の被害の度合いもまだわからないらしいが、ダウンタウンの当該エリアはかなりひどいことになっているらしい。この不況の中、どうなってしまうのだろう。

基本的にイエローストーン観光客でもっているダウンタウンの商店街だと思うので、夏が稼ぎ時なのだが、、復興も夏の観光シーズンまでに間にあわないような気がする。

そして爆発で壊れてしまった建物は、歴史的建造物だったらしい。たしかに私がいったことがあるレストランも、なかなか雰囲気がある建物だった。

ネットにあがっている新聞記事を読む限り、ガス漏れが原因であることがほぼ確実のようで、そのためガスを止めたようだが、ガスがとまってしまうと今度は寒さのため水道管が破裂するなどの被害もでるかもしれない。まだまだ寒いし、週末は雪の予報らしいからだ。かといって、ガスを戻せばまた爆発の恐れがあるかもしれない。ダウンタウンの人たちは相当大変な状況になっていると思われる。

この爆発のニュースに揺れた坊主マンの一日だった。

坊主マンダウンタウンで爆発事故

2009-03-06 01:34:59 | 日々の出来事、雑感
大学から緊急メールがあって知ったのだが、坊主マンの小さな小さなダウンタウンのレストランの建物が爆発して、そのエリアは立ち入り禁止状態となり、大変なことになっているようだ。地元新聞の第一報はこちら。 大学からのお知らせメールは、ダウンタウンには行くな、というものだった。

けが人は出ていないという説もあるが、まだわからないようだ。原因はガス漏れ説が有力みたい。小さな街の坊主マンにしては、これはけっこうな大事件とみた。

そして、この爆発の中心になっているらしい、Boodlesというレストランは、坊主マン随一の高級レストランで、以前Panko(パン粉)エントリで書いた、パン粉シュリンプ(要するに単なるエビフライだが、高級風に盛りつけされている)を出していたレストランだ。私はこのレストランには、仕事がらみディナーでしか行った事がないが、、、まさか爆発するとは。

しばらくダウンタウン地区には近寄らないほうがよさそうだな。まあとくに用事があるわけでもなく、日常生活においてもほとんど行く必要もないのだが。

追記:私のアパートの窓からも、ダウンタウンの爆発火事の煙が見えることに気づいた。。まだ燃えていそうだな。

アメリカ大学の非常勤大量解雇の動き

2009-03-04 15:36:37 | 大学関係
アメリカの不況で、大学も寄付が減少したり、州立の場合、州からの予算が激減したりしている大学が増え、そのしわ寄せがいろいろなところにきている。そしてもちろん、もっとも弱い立場にあり、調整しやすい状況に置かれている非常勤の教員、職員の解雇という事態がでてきている。

私がいるモンタナ州は、とくに大きな産業があるわけでもなく、もともと不況な州だ。そうなるとかえって、この不況が他州にくらべて、そう大きな影響を与えているとはいえないらしい。私の大学の収入も、2/3が授業料頼り。そして、授業料はほかの州立大学にくらべても、けっこうリーズナブルなお値段ということだ。要するに、安いお金でもともと経営していた大学だったということ。じわじわと不況の影響がきつつあるな、、と感じるが、そうラディカルに状況が激変、といった事態にはまだ至っていない。

だが、ほかの州は、相当ひどいところがあるようだ。目立っているのが、アリゾナ。ABC Newsの記事にも書かれているが、アリゾナ州立大学では大量非常勤カットを行っており、200人もの非常勤が一気にカットされたという。アリゾナ州立大学はここ数年、アメリカの中でも羽振りが良い大学として知られていたのだが、、予算がどっと減り、非常勤がカットされ、そしてその結果、授業のクラスサイズがどんどん大きくなっているという状況のようだ。

アリゾナ州立大学のみならず、ほかの多くの州立大学で同じような状態に陥っているのではないかと思われる。アリゾナの場合は報道されているが、あまり報道がない州ーたとえばワシントン州などーでも、実態はかなりひどく、非常勤カットも行われているらしい。私立でも同じようなところはあるのだろう。

この大きな波をかぶっているとはまだいえない状況のモンタナだが、だからといって別に状況がよいわけでもない。ずっと州が不況だったというだけで、それがますます落ちているわけだ。そしてこの州は少子高齢州なので、授業料収入も増える見込みは薄い。それに加えて、オンラインの授業に相当学生をとられてしまうという現象も起きているらしい。私の大学でも、オンラインコースを増やすような方向に動くことが予測される。

その反面、不況によりコミュニティカレッジの学生数が増えているのだそうだ。"Community Colleges Boom in Recession"というABC Newsの記事があった。不況下において、4年制の大学にくらべ、授業料が圧涛Iに安いものだから、同じような講座ならコミュニティーカレッジで履修したほうがよい、ということになる。そして、仕事を失った人たちも、何らかのスキルや資格を得るために、コミュニティカレッジに学びにくる、ということらしい。しかし、ただでさえ予算不足のところが多いコミュニティカレッジ。授業料よりも、州や郡などのお金に頼る面が大きいわけで、それが不況で限定されている状況では、この学生数の増加は必ずしもプラスに作用していないようだ。

そして、大学では、今年の教員採用数はかなり少なくなっている。それでもまだ若干雇っている私の大学はマシで、まったく採用を凍結した大学もかなりあるようだ。英文学分野での今年募集がでていた仕事の半数近くは、募集キャンセルになったというウワサも聞いた。

この状況が悪化しないとよいのだが、、