ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

輪島が大相撲解説に!

2009-01-19 05:16:16 | 日々の出来事、雑感
Yahooニュースにもでているが、元横綱の輪島が大相撲にゲスト解説として出演した。これは少しだけでも見なくては、、ということで、Location Free TVを使って大相撲テレビ中継を少々観戦。

時差のため、全部は見切れず途中で脱落して寝てしまったが、それでも懐かしのVTRなどいろいろ出てきて楽しめた。(Location Free画面が途中で止まったりしてしまうのが残念でもあったが。)とくに、輪島ー高見山戦が見られた事!

私は小さい頃から相撲を見るのが好きで、高見山と三重の海のファンだった。高見山は人気力士だったし、ハワイからひとり来て頑張っている姿を応援もしていた。コマーシャルなどにも出ていた、高見山のファンというのはわかりやすいことだった。しかし、なぜ三重の海だったのか、、自分でも理由がよくわからない。三重県にはなんのコネクションもなく、はっきりいって三重の海は、地味な力士だったと思う。しかも、三重の海が出世する前から好きだったんだよな。。三重の海が、(子どもファンとしても予想外に)大関ー横綱とかけあがって出世していったときには、かなり興奮した。でも、横綱在位は短いまま、あっけなく引退してしまったし、まさかいまや相撲協会理事長にまで出世するとは、、。

高見山と三重の海はいちばん応援していたが、輪島もけっこう好きだった。千秋楽に毎回のようにあった、輪島と北の湖の対戦はドキドキしながら見ていたものだ。(輪島が負けることのほうが多かった気がするが、、)

そして、高校生のときにはわざわざ千葉から、同じく相撲好き(北の湖ファン。その頃に、たしか北の湖は引退したように思うが)の同級生とともに、蔵前まで見に行ったりした。せっせと相撲をみにいく女子高生(しかもその頃は若貴ブームなんかのはるか前。)、ちょっと変だったかもしれない。麒麟児の背中を叩けたとか、青葉城を間近で見たとかいって、友人と興奮したのをおぼえている。その頃お土産でもらってきた、「大鵬」と書いてある小鉢セットは、なかなかちょうど良いサイズおよび形なので、いまだに実家の食卓で活躍中である。

その後、両国にも何度か行った。チケットが手にはいったので(有り難やパンナムコネクション)高見山の引退相撲まで見に行ってしまったこともあった。断髪式も感動だが、ずっと生でみてみたかった、初っ切りを見られたのも楽しかった。大学生の頃は、お尻を痛くしながら、前相撲から最後の取り組みまで全部みたこともあった。

ちょっと話しが大相撲中継からずれてしまったが、「輪島」という人は、私がいちばん相撲が好きで、ドキドキしながらテレビをみていた頃を思い出させる力士なのだ。ということで、久々に垣間みた相撲中継は、相撲の取り組みそのものより、解説のほうが楽しかった。「輪島」という人のもつ意味、というのが大きいんだろうな。(相撲界から追放状態にあっただけに、なおさら。)輪島以外に、アナウンサーとデーモン小暮のオタッキーなトークも面白かったが。あの知識量はすごい。

昨日の中継をみていて、久々に相撲を見に行きたくなってしまった。といっても、昨今の力士についてはほとんどわからなくなってしまっているが、、そして、学生のとき(院生時代も一度あるが)しか相撲を見に行っていないので、実は私、常に安い椅子席で、枡席に座った事がないのだ。一度、枡席観戦してみたいものだ。






ブッシュの引っ越し?

2009-01-17 11:27:51 | 日々の出来事、雑感
シカゴから坊主マンに引っ越す際に、ネットを通じていくつかの引っ越し屋の見積もりをとったりした。その結果、私のメルアドが勝手に登録されてしまっているんだと思うが、そういった引っ越し屋から、「ブッシュ引っ越し」お祝いURLのリンク情報(!?)が送られてきた。

メール一瞬みて、「げ、この引っ越し屋、ブッシュの引っ越し担当して威張っているのか」と一瞬思ってしまったが、違ったようだ。。

ちなみに、この引っ越し屋には私自身の引っ越しは頼んでいない。




『日本のすべてが好き』なアメリカ人?

2009-01-16 17:19:30 | 人類学
今日、授業がはじまった。今学期は日本関係の授業を二つ受け持っているのだが、そこで自己紹介ついでに「なぜこの授業をとったのか」と聞いてみたところ、、「日本の歴史も文化もすべてが大好きだから」なる答えをしてきた学生が数人いた。

これって何なんだろ、不思議だ。「日本の歴史や文化」についてなにを念頭においてこのコメントがでてくるのか気になるところだ。
私が日本人だから、学生ならではの気遣いでこういうコメントがでてきた可能性もあるとは思うが、それだけではないようにも思う。「自分の国」ではないからこそ、単純に理想化できる面もあるだろう。ャsュラーカルチャーの授業にこのコメントした学生が多かったところをみると、マンガやアニメの影響なのか、「歴史」がでてくるところをみるとオリエンタリズムもちょっとはいってるのか。

たとえば日本人で、「アメリカの歴史や文化のすべてが大好き」という人がいたら、私としてはちょっと不思議なわけだが(まあ、いるのかもしれないが)、一昔前の「アメリカへのあこがれ」的な感覚を、「日本のすべてが大好き」学生たちは日本に対してもっていたりするのだろうか。(原因がもしあるとしたら、やっぱりマンガやアニメなのかなあ。。)

先学期の授業では、現代日本の社会問題について扱ったところ、「題材があまりにネガティブ」というリアクションがあった。まあたしかに、原爆やら被爆者補償(の欠落)の問題から、水俣病の補償問題、現在の派遣労働や格差社会問題、マイノリティ差別問題などなど、、、明るい材料をみつけるのはけっこうきつい問題の数々を扱ってしまったからなあ。まあ、そういう授業だったので仕方ないんだが、、それにしても、どうやって教えるのか、どういう題材を選ぶのかというのは、難しいなと思った。
それにプラスして、日本の問題を語るのにアメリカの問題は外せないことから、そこにつっこんでしまい、ますますどよーん、、としてきたのかもしれない。

今日会った「日本のすべてが大好き」系学生たち、今学期が終わったとき、「日本社会/文化」をどう考え、どういう印象をもつのだろう。そして、先学期の社会問題授業をとった学生たちも数人いたが、何か印象が変わる面があるんだろうか。興味深いな。


○○とジェンダー

2009-01-16 17:03:50 | フェミニズム
フェミニズム書店ネタの続き。ここ数年、書店でフェミニズム関係本書棚をみるたびに思うのが『○○とジェンダー』というタイトルの本の多さだ。だいたい私が日本に行くのは一年に1~2度のペースなのだが、そのたびに『○○とジェンダー』の『○○』部分が違う本ばかりがでてくるような気がする。『○○とジェンダー』本、もういい加減飽きた気が私はしていたが、先日日本で同じように思っている人と遭遇。私だけじゃなかったようだ。

もう少し違う類いのタイトル考えないと、ますますフェミニズムやらジェンダー関連本、売れなくなっていくような気がするよ。。

勢いを失うフェミニズム?

2009-01-13 14:36:54 | フェミニズム
フェミニズムが元気がないと斉藤正美さんがブログエントリで言及されていたが、私も今回日本に行き、ひしひしとそれを感じた。

実は東京ウィメンズプラザと青山ブックセンターには私も行ったのだったが、ウィメンズプラザの談話スペースは閑散としていた。ここ最近、盛り上がっている談話スペースはみたことがないので、最近突然と閑散としたわけでもないのだろうが、、実際、私たちも会議目的でウィメンズプラザの談話スペースを使っていたので人のことは言えないのだが、「男女共同参画推進」目的で使っている人たちが多いようにはまったく見えなかった。

そして青山ブックセンターでは、フェミニズム関係本の書棚は、一段しかなかった。その前日、私は新宿紀伊国屋書店にも行ったのだが、そこではフェミニズム関係本は、3段ぶんあったものの、一番端の目立たないスペースに追いやられていた。社会問題関係で目立っていたのは、「若者」関係や労働問題に関する書籍。フェミニズムやらジェンダーは、いくつかクィア、セクシュアルマイノリティ関係の新しい本はあったものの、ほかは上野千鶴子「おひとりさま」坂東真理子「品格」関係本がり、あとは「男女共同参画」云々、という、どうしても必要性がない限り読みたいとは思わないな、、という類いの本が並んでいるのが目立つくらい。「論者」としても、相変わらずの、上野さんらの名前があるばかり。新しい論者がでてきたとかいう雰囲気が感じられない棚の構成だった。

紀伊国屋で端っこにフェミニズム本が追いやられたのは数年前のことだったように思うが、日本に帰って行くたびに、着実に勢いを感じなくなっているフェミニズムやらジェンダー関連本の書棚だった。そのうち、なくなってしまう日も遠くないのかもしれない、、?フェミニズムをテーマとする私にとって、人ごとですむ問題ではないのだが、この勢いのなさはどうすればいいのだろう、、と考えてしまうのだった。