ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

「ジェンダー」乱舞

2007-02-23 23:51:25 | フェミニズム
「女性と政治キャンペーン」。統一地方選挙のたびに行われる、とくに地方議会に女性議員をふやすためのキャンペーンで、今年で3回目になるという。
http://www.josei-seiji.com/

このHPの冒頭に、このキャンペーンがいったい何なのか、という説明書きがある。

女性と政治キャンペーンとは、ジェンダーにとらわれない平等社会実現にむけて、現状のジェンダー構造を変革するために、ジェンダーに敏感な視点を持った女性(男性も)を政治・政策決定の場に送る全国キャンペーンです。


たった3行のこの短い文章に、「ジェンダー」が3回も出てくる。
そして「『ジェンダーにとらわれない』社会実現にむけて『ジェンダーに敏感な視点』をもった女性(男性も)・・」って・・。とらわれないことを目指すのに、敏感な人たちを支援するのか。

まあ、言いたいことはわからないでもないが、「ジェンダー」って言葉に何通りもの意味をこめて考えないと、意味がすんなりとは通じない文章でもある。
この文章は、誰にむけて書いたものなのだろう?これでは、内輪にしか通じないのではないだろうか?

一般の人たちにむけて、地方議会に著しく少ない女性議員をふやしたり、性差別撤廃の意思を強く持ち、そのための政策を具体的に考えているような議員をふやそう、と呼びかけているのなら、もっとわかりやすい表現を使わないと通じないんじゃないのかなあ。

実はこのキャンペーンの初回のとき、ちょっとした下作業的なことをお手伝いさせていただき、渋谷での街宣にも行った。だが、その時は(はっきりとキャッチフレーズなど覚えてはいないけれど)こんなに「ジェンダー」乱舞のわかりづらい解説ではなかった気がするのだが、、いつからこうなったんだろう。


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1 コメント

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Unknown (Yoko)
2007-02-24 01:34:55
これじゃ、ジェンダー・ベンダー(gender vendor)だ!

なんちて…
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