ふぇみにすとの雑感

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勢いを失うフェミニズム?

2009-01-13 14:36:54 | フェミニズム
フェミニズムが元気がないと斉藤正美さんがブログエントリで言及されていたが、私も今回日本に行き、ひしひしとそれを感じた。

実は東京ウィメンズプラザと青山ブックセンターには私も行ったのだったが、ウィメンズプラザの談話スペースは閑散としていた。ここ最近、盛り上がっている談話スペースはみたことがないので、最近突然と閑散としたわけでもないのだろうが、、実際、私たちも会議目的でウィメンズプラザの談話スペースを使っていたので人のことは言えないのだが、「男女共同参画推進」目的で使っている人たちが多いようにはまったく見えなかった。

そして青山ブックセンターでは、フェミニズム関係本の書棚は、一段しかなかった。その前日、私は新宿紀伊国屋書店にも行ったのだが、そこではフェミニズム関係本は、3段ぶんあったものの、一番端の目立たないスペースに追いやられていた。社会問題関係で目立っていたのは、「若者」関係や労働問題に関する書籍。フェミニズムやらジェンダーは、いくつかクィア、セクシュアルマイノリティ関係の新しい本はあったものの、ほかは上野千鶴子「おひとりさま」坂東真理子「品格」関係本がり、あとは「男女共同参画」云々、という、どうしても必要性がない限り読みたいとは思わないな、、という類いの本が並んでいるのが目立つくらい。「論者」としても、相変わらずの、上野さんらの名前があるばかり。新しい論者がでてきたとかいう雰囲気が感じられない棚の構成だった。

紀伊国屋で端っこにフェミニズム本が追いやられたのは数年前のことだったように思うが、日本に帰って行くたびに、着実に勢いを感じなくなっているフェミニズムやらジェンダー関連本の書棚だった。そのうち、なくなってしまう日も遠くないのかもしれない、、?フェミニズムをテーマとする私にとって、人ごとですむ問題ではないのだが、この勢いのなさはどうすればいいのだろう、、と考えてしまうのだった。

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