ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

東京福祉大総長が逮捕されたそうな

2008-01-21 15:05:26 | 大学関係
坊主マンに帰ったら、すごいニュースがはいってきた。東京福祉大の総長の中島恒雄氏が、強制わいせつ行為で逮捕されたというのだ。

私はこの人に個人的に会ったことはない。が、、ひそかにこの人物には注目してきた。10年近く前のことだが、この人が経営する、福祉専門学校の非常勤講師の面接を受けにいってしまったことがあるからだ。

ここの面接は最初から変だった。なぜって、普通専門学校の非常勤の試験や面接は、仕事内容についてや、担当する教科の力をみるようなもののはず。だが、この学校の場合、中嶋氏が「茶屋四郎次郎の末裔で、、」といった、どんなにすごい家柄の人であって、しかも留学してドクター取得、そしてその後「ハーバード大学」に招聘教授として呼ばれた云々と、彼個人に関する自慢話としか思えないような内容を、学校のスタッフの人が延々としたことである。面接をうけにいっている人たちは、それをじっくり聞かざるをえない状況に置かれたのだった。

そして、その話が行われている部屋には、茶屋四郎次郎の功績やその後の家の発展の説明書きとか、ハーバード大学のペナントなどが貼られていた。ハーバードグッズがやたら目だっていたのをおぼえている。(ちなみに、アメリカの大学の"visiting scholar"というのは、自腹を切ってお金を払って、単に所属しているだけの人たちがほとんどであり、大学がお金を払ってスャ塔Tーして呼んだとは限らない)。

そもそも私は「茶屋四郎次郎って誰だよ」状態だった。受験用の日本史教科書で後でチェックしたら載っていたが、そんなの忘れ果てていた、、というか、そもそも覚えたのかどうかも怪しい。

その専門学校の第一次の試験と面接を受けた感想は、留学経験者でさえあれば、誰でも雇いたいモードなのか?といったものだった。そして、第一次が通ってしまった私に「第二次面接の前に読んで、それについて感想を書いておくれ」ということでいきなり送付されてきたのが、この中嶋恒雄氏の「論文」(という名の感想文みたいなもの)数点である。内容をぱらぱら見てみたが、「アメリカ人の大学生は授業中寝ないのですばらしい」などといった、わけわかららない感想のようなものが羅列してある文章だったので、読む気もうせたし、これに基づいて感想文を書くなんて何たる苦痛と思ってしまい、結局第二次面接の前に断ったのだった。

まあしかし、独りよがりの論文なり、作文なりを読ませるくらいなら、案外よくいる中小企業の経営者風オヤジタイプなのかもしれない。でも、この学校がとにかく気持ち悪く私に感じられたのが、総長はひたすら礼賛すべきであり、批判は許されないという、一種宗教的ともいえるノリだった。少なくとも、単に非常勤講師の面接にきた人たちに、「総長はいかにすばらしい人なのか」ばかりとうとうと語り続けるスタッフたちを見ているだけで、とにかく妙だった。

逮捕されたご本人は否認しているらしいが、複数人が被害を訴えているという。私が面接を受けた、専門学校と、大学でも同じようなノリでやっていたとしたら、こういう事件を表立って告発するのはかなり厳しい環境だったのではないかと思ってしまう。

ああ、あのときの中島恒雄氏の「論文」を取っておけばよかった、、と大後悔である

大雪の坊主マンに帰ってきた

2008-01-21 14:30:12 | 日々の出来事、雑感
成田を出て、メ[トランド~シアトルと経由して坊主マンに帰ってきた。考えてみれば日本から直接坊主マンに行くのは初めて。まず空港で、チェックインの機械でもってパスメ[トをスキャンするものの、シアトル~坊主マン路線がでてこない。係りの人にそれを言い、なんとか荷物を坊主マンまでチェックインして、搭乗券も出してもらった。機械でデータがでてこないとは、まずは第一関門である。

飛行機に乗り込むと、前の席が赤ちゃん2人づれの夫婦で、泣き声が、、普段飛行機では爆睡する私も、さすがにあまり寝られずじまい。飛行機の中でようやくトランジットがどうなるのかみてみたら、なんとシアトルで7時間も待つというスケジュールだったことが発覚。これはつらい。。

メ[トランドにつき、イミグレーションなど通過し、けっこう歩いてプロペラ機乗り場のほうへ。ついてみたら、どうもメ[トランドからシアトルへの便というのはずいぶんたくさんでているようだ。ノートパソコンをあけてみれば、ワイヤレスが無料で使えたので、プロペラ機を運行しているHorizon Airのサイトで時刻表をチェック。すると、シアトルから坊主マン便は一日3本あり、私が乗ることになっていたのはそのうちの最後の便だったとわかった。しかし、そのときメ[トランドはまだ朝の8時頃である。

「もっと早い便に変更できないか」とメ[トランド空港のHorizon Airのひとにきいてみたら、「じゃあ、今搭乗しているそこの飛行機に乗っていったら?」と変更してくれた。「荷物はもともとの便に乗っかっちゃうけど、いい?」といわれたが、仕方ない。シアトルで7時間待つのと、坊主マンに早く帰って、また再度夜に坊主マン空港に出直して荷物をピックアップするのと考えたら、空港が近い坊主マンの場合、後からいったほうがいいなと思えたのだ。(これが空港から遠く、かつ道路渋滞があるシカゴだったら、7時間待ったかもしれない。)シアトルについて、またスタンドバイにて早い便に乗せてもらった。航空会社社員の家族として育ってしまったので、飛行機関連の手早い変更技やら、スタンドバイ技が妙に身についてしまっているなあ、、と自分で変に感心した。

シアトルから坊主マンまでの便は、本来途中でビュートという街を経由するはずが、悪天候によりビュートに着陸できず、坊主マンにまっすぐ来て着陸した。着陸できたのは実はラッキーで、外は一面真っ白の大雪状態だったのだ!坊主マンも無理そうだったら、ミズーラに着陸するかもーとか言われたが、飛行機がミズーラなんかに行ってしまっても、ミズーラ~坊主マン間(車で3時間)の飛行機はないし、陸路も雪で辛いだろうし、非常に困ったところだった。

後で、今日、ミネアャ潟Xから坊主マンに来た人の話をきけば、ミネアャ潟X発の飛行機は坊主マンに着陸できず、グレイトフォールズというモンタナ州の街に着陸したそうだ。もしグレイトフォールズに着陸できない場合は、ビスマルクに着陸というアナウンスがあって、びびっていたのよとその人は言っていた。ビスマルクは恐浮フ(?)何もないので有名なノースダコタ州の都市(といえるのだろうか)。

そんなこんなで、この悪天候の中、無事坊主マンに到着したのはもしかしたら奇跡的な出来事だったのかもしれない?後の便に乗ってきた私の荷物も、さきほど空港にいってピックアップすることができた。同じ学部の人が空港荷物ピックアップにつきあってくれ、アパートについてみれば、同じアパートのたまたま家に帰ってきたところだったらしい住人さんが、重いスーツケースを私の部屋の前まで階段をあがって運んでくれた。妙にいい人が多い、雪深い田舎の坊主マンなのだった。

しかし、この雪ですっかり私の車は埋もれていて、明日の掘り起こし作業を思うとくらくらしてくる。。いちおうバッテリーは死んでなかったのは救いだった。世間の冷え込みと、不在だったことで、アパートもなんだか寒くなってしまっていて(暖房つけていったのだけれど、低い温度に設定してあったのが失敗だった)、しんしんと冷える。明日、セールの電気毛布を買ってこようかと思案中。