自然の慣性に身をまかせて

自然から得られた重力と遠心力をスキーでいかに推進力に変換できるか楽しんでいる山猿510の記録です。

ロッカースキーのポテンシャル

2016-02-20 13:52:06 | 山岳スキー
午前中のみどうにか時間を頂いて朝練に。

メンバー:単独
スキー:オーブ君&ワタリガラス君

もう既にパウダーがないので、登りの練習と割り切って登りました。
ということで今日はあまり期待せず山に。

今日は山を感じたくて、あまり人がいない場所に行ってきました。

先客は山の住民のみというなんとも贅沢な環境でした。


今日は雪が読みにくいということで2本を車に乗せてきました。
というかいつもこの2本は常時積んであるのですが、、


雪が読めないので、まずはオーブ君で出動。
登っている途中で車にヘルメットを忘れていたことに気付く。

最近テクニカルな雪で転んでばかりな日々なので、ヘルメットはやっばり必要ということで
車まで戻ることに、、、

車までの滑降はかなり固いモナカ、全然コントロールできない
アイスバーンではなく、踏むことができる雪だったので、ワタリガラス君のいろいろな顔も見たくて板チェンジ


一人なので、乳酸をためない、息を切らさずにゆっくり登る。これ結構気持ちいいい。

ある程度まで登ったけど、モナカはまだ固め。これ以上登ってもいい雪がないと断念して滑降
やっぱりモナカが固すぎてスキーが思い通りにコントロールできず、転ぶ、転ぶ、転ぶ、、、
途中で日陰の柔らかい雪のところだけ気持ちよかった。

ということで、柔らかい雪の場所だけもう一度滑ろうと登り返しをするが、もう足が終わりそう。結構体力ないなと凹む。
風も出てきて小雨が降り始めて、もうこの1本を最後に帰ろうと心に決めて登っていた。

しかしその柔らかいところから前回とは違うバーンを滑ると、時間が経過したためかモナカも柔らい感じもして
結構スピードをだして滑ると気持ちよく曲がれるようになった。
あまりにも気持ちよかったので、雨が降っていたけど、小雨なので気にせず登る。
今回は登りも辛くない。気分でこんなに辛さが違うのか、と自分の単純な性格に自ら笑ってしまう。

結局2回お代わり。

テクニカルモナカでこんなに気持ちよく、楽しく滑れたのは初めてかも、
正直ワタリガラス君のポテンシャルの高さに脱帽

テクニカルモナカは固く板が振りにくく、抵抗が感じるけど、ワタリガラス君はスピードをだして縦に落としていくと
気持ちよくテクニカルモナカを切り裂いてくれて、抵抗がなくなったような感覚で曲がってくれた。
滑降時は縦落ちだと思って滑っても、滑った後のラインを見ると結構深回りができていた。

モナカでカービングしているような感覚というか、レールに乗ったような感じ。

板の開発者Hojiさんはやっばりすごすきるの一言

テールに乗ると加速するのだが、テールに乗りすぎると、抜けてしまいテクニカルモナカはコントロールしにくくなる
その点ワタリガラス君は微テール寄りのセンターでも加速しながら気持ちよく板がたわみ、抜けもないので、すごくコントロースしやすかった。

かなり太ももの筋肉を使うバーンだったが、最終的に最後まで気持ちよく滑ることができた。
今日も4時間いい朝練ができた

モナカにロッカーは本当にアリだなと思った。
ロッカースキー、そしてワタリガラス君はまだまだ知らないことがありそうだ。

ワタリガラス君がAll Mountain Touring Ski とカテゴライズされた意味を体感できた日でだった。

こんな楽しみはナチュラルスノーの山ならでわ。
スキーライフを豊かにしてくれたワタリガラス君に感謝。もっといろいろな顔をみたいものです。

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