自然の慣性に身をまかせて

自然から得られた重力と遠心力をスキーでいかに推進力に変換できるか楽しんでいる山猿510の記録です。

スキーシールメンテ

2024-02-16 17:41:00 | 実使用インプレッション


山に連れて行ってくれる重要なパーツ
スキーシール


そんな道具ですがブラックダイアモンドであり代理店ロストアローがのシールは必要なメンテナンス道具を国内展開してくれている。

汚くなったグルー(板接着側)を剥がし


販売されているグルーを


いらなくなったカードで伸ばして乾かしてから、キッチンペーパーで平になるようにアイロン当てて、冷やすと出来上がり。

テールがちぎれたので 



こちらを購入。


旧モデルと若干形違うが互換性あり
とロストアローに教えてもらい、実際つけると


ベストフィット。

メンテナンスして使うと愛着が湧きますね
私は欲しいメンテナンスパーツを販売してくれるブラックダイアモンド品のシールはやっぱり好きです。















これいいなシリーズ -ナイロンブラシ-

2021-01-16 10:17:18 | 実使用インプレッション

なんてことないですが、このサイズのナイロンブラシは数シーズン使用しているけど、とても重宝しています。

本当の用途はスキーワックスのブラッシング用のものですが、山スキーではシール剥がしたスキーの滑走面にシールのノリが残っている場合もあります。
そのために毎回ブラッシングします。これだけで滑走性違います。私はこの後に簡易液体ワックスも塗ります。

もちろんシールについた雪、氷を取るのにも使用しています。これだけでシールの持ちも断然変わります。

私はゆっくり滑りたいから、こんな作業要らないわよ!なんて思っているそこのアタナ、そこのあなたこそこの作業はぜひしていただきたいんです!!

実は滑らないスキーは速度が遅くなるだけではなく、減速気味のバーンではより引っかかりやすくなり、より滑りにくい原因を引き起こしているんです。

素敵なアタナのザックにこっそりお守りとして入れてあげてください。ナイロンブラシ君

騙されたと思って、、です。
安心してください。騙してますから(笑


自己診断

2018-06-30 21:26:45 | 実使用インプレッション

通常は仕事話は書かないのですが、長い期間検討していた案件が一段落しそうな結果が出てほっとしました。
ということで久しぶりに気兼ねなくまったり朝練できました。

そして仕事が落ち着くまで気持ちが落ち着かなかったこともあり書けなかった記事もこれからボチボチ書こうかと

その第一弾として17-18シーズンの自己診断というか解析

今シーズンはこの3台体制でした。まずこの3台の出動割合を確認してみると

 レネゲ 40.0% (Reregade 186cm 135-122-129 R=35):深雪用 
 割箸君 33.3% (Raven 184cm 120-102-112 R=23/30):パウダー、予測のできない雪用
 KORE君 26.7% (Kore93 180cm 122-93-115 R=16.4) :ザラメ、ゲレンデ用

レネゲ君が今シーズンはとっても乗っていた気分だったけど、意外にまんべんなく乗っているなが私の率直な感想です。板のタイプ別としては

フルロッカータイプ 73.3%
キャンバータイプ  26.7%

でありロッカーがメイン機種であることは一目瞭然
これは私のゲレンデ/山=6.7% / 93.3%

であることも関係していると思う。というか去年、一昨年はゲレンデすら行っていないから
よくカタログにあるようなゲレンデ:バックカントリー比率でいうと0:100の人に分類されるなとシミジミ

山での雪質については定義が難しいけど、おおざっぱでいえば

パウダー 64.3%
複合 14.3%
ザラメ 21.4%

であり、これはパウダー+複合/ザラメとすると

パウダー + 複合/ザラメ = 78.6% / 21.4%
ロッカー / キャンバー = 73.3% / 26.7%

なので今シーズンの雪条件に対する板のバランスも良好だったかなと
こんな環境にいる自分としてはやはり4frntのHojiシリーズの板は微(美)ロッカーなので凄くフィットしています。

4frntの板でもキャンバーのあるラインナップもありますが、HOJIシリーズは正直ゲレンデでは楽しくありません。
しかし山では万能です。よくオールラウンドとオールマウンテンという2つの言葉があると思いますが、

オールラウンド:ゲレンデ、バックカントリー、パーク
オールマウンテン:雪質に関係なく楽しめる

と定義するとHojiシリーズはオールマウンテンタイプになるかなと、
あるプロスキーヤーの方はゲレンデが楽しくないスキーは山でも面白くないと言っていた方がいましたが、
それがHojiシリーズにおいては当てはまらないかと思います。
だからかだと思いますがスキーの試乗ではゲレンデがメインのためHojiシリーズの試乗での評価が低い
もしくは使いこなせないとの評価が多く、結果評価が低くなっているのだと思います。

と昔は思っていたのですが、今までなんとなく思っていたことが、この動画を見てある意味確信に変わりました。
2018_19 MASSIVE MOVIE


動画のコメントで「BCにいくシーンではゲレンデのアプローチが多いので圧雪の性能も、、、、」
のコメントにビツクリ、田舎者はゲレンデがそんなにないのでゲレンデアプローチがないけど、都会の人はそうだったんだと軽いカルチャーショック。そして状況が普通だとすれば4frnt(4前)が評価が低いのも理解できる。

実はそんな話よりもしたい内容があったり、なかったり、いや、あります。
なぜ4前がいいのかというと、、、
フルロッカーでコントロール性のいい板はいろいろあるけど、ロッカーならでわの減速感もあるかと思います。
それが4前では減速どころか加速感があります。これがどの雪質でも体験でき、そして感動が生まれる。それが4前の板です。

山ではそもそも楽しく滑れない雪質の時もあるだけに、本来はどんな雪質でも左右されないコントローラブルな板を選ぶ方がいいと思います。しかし私は山でも気持ちいいターンを求めている。それを可能にしてくれるのが4frnt Hojiシリーズです。

正直4前の板で楽しくない時もあります。でも10回行って1回だけうまく滑れ、感動できるライドができる
そんな板だと思います。いわゆる「くせのツヨーーイ板です」

もちろんロッカーにないキャンバースキーでのゲレンデでのカービングフィーリングも好きなので、KORE君も今季導入しました。
結果KORE君のゲレンデももちろんだけどザラメのカービングでの切替が面白かったので狙い通りの板で嬉しかった。

Hojiシリーズもゲレンデでの評価が関係しているのかどうかは知りませんが、
来シーズンのレネのシェイプが変わることが判明

17-18 Renegade 186cm 135-122-129 R-35
18-19 Renegade 186cm 139-122-130 R-30

サイドカーブだけが板の性能を決めるわけじゃないかもしれないけど、やはりサイドカーブがきつくなるのはさみしー
EHP 186cm R-40のようなサイドカーブ復活してくれるとうれしいんだけどなー

幅広甲高対応

2017-10-12 22:33:53 | 実使用インプレッション
私は幅広甲高の足のため、ほとんどの靴、ブーツは自分の足のサイズでは履けません。
そんな私にとって普通にはけるトレランシューズがありました。

ALTRAです。

この靴は「フットシェイプデザイン」という理論の元、素足のままのような形で履けるラストを採用しているため、かなり広幅なラストになっています。
この素敵な理論のおかげで、幅広甲高の私でも履けるわけです。

そんな靴に出会ったものの赤色がきれいすぎて惚れての購入だったのですが、私にとってはかなりビビットな色であるため普段着用ではあまり履けませんでした。

そんな自分でも履けそうな控えめカラーが出たのを見て、思わず、、

当初は以前のLone Peak 1.5Mの系統であるLONE PEAK 3.5 Mを購入予定でした。しかし3.5Mはフォールド性を向上させたようで、以前よりタイト
そのかわりに自由な幅広のラストを継承しているTIMP TRAIL MをBlue Earth店長に紹介してもらい、履くと、、もう即決でした。

もちろんLONE PEAK 3.5 Mのフォールド感もよくて、お金に余裕があれば2足ほしかったぐらいです。

TIMP TRAIL Mはとても履きやすいです。大げさにいうとスリッパ履いているような感覚

まさか幅広甲高人間が靴でこんな感覚になれるとは、、、感激でした。

ちなみに足先が動かしやすいということは、山での登り、下りで指が動きやすく→ 爪が当たる→ 爪死亡 になりやすいのですが
しっかり母指球で地面を掴む感覚で使うといいよと店の方にアドバイス頂きそれを実行してみました。

前回の登山で早速実践してみると、ソールのグリップ力がしっかりしているので靴の中で足が動きにくくなり、前回の登山でも足、爪が痛くならなく使いやすかった。

幅広甲高の方にはとってもお勧めです。

テックビンについて

2017-10-08 11:56:16 | 実使用インプレッション

ひと時のBCブームもひと段落して、山スキー道具情報も少なくなった今日この頃です。

Dynafitのテックを導入してからというものテックビンにはまってしまい、昨今のNEWテックビンが気になって
思わず2個のビンを先シーズンは導入してしまいました。

選んだメイン理由は
 Vipec :やっぱりディアミールからのテックですから、
 Kingpin:かっこいいから、
     
すでに所有しているDynafitのビンと比べていいところ
 Vipec :ブレーキ取り外し可能、フレックスに追従して後方に動く、ヒールが回転せず強度が強そう
 Kingpin:ヒールがアルペンと同じ構造、(ブレーキ取り外し可能)
いずれもヒールの強度とフレックス追従が私には魅力的でした。ちなみに現行のDynafit radicalも、その点は改良されていますね。

今回選んだ2品は現行のDyafit以上にヒールの強度、安全に解放しそうなのが、選んだ基準でもあります。なにより今までと違うなら試さないとね!で

すでに所有しているDynafitのビンと比べて劣っているところ
 いずれも重い、歴史がない

こんな情報がある中で、実際導入してみて1シーズン使った感想は、、、

どれも問題なく使える

が正直な感想。使用感は重量以外はほぼ変わらない。
ということでやっぱり山スキーで重要になるのが重量ですね。

ちなみにですが、新規の2つの使い分けとしては
 Vipec :パウダー用、すこしでも軽さ重視
 Kingpin:春のザラメ、難しい雪質用、高速滑降対応、スキーコントロール重視

私はシーズン中ほぼ山スキーであり、フルハイクアップなので登りの軽さが重要ですが、登りが数時間の方であれば、この重さの差ぐらいは気にらならいかと思うので、どのビンでもいいかと思いました。

ご参考までに
 履きしやすさ Kingpin > Dyafit > Vipec
          (注:どのビンも問題なく履けます。私はあまり気にならない範囲です。Vipecは履きにくい?履けない?ブーツがあるとか、、、)
 重量     Dynafit radica;Speed >> Dynafit radical ST > Vipec >>Kingpin
 滑りやすさ  差を感じることができなかった。
 誤開放    いずれもなし(そもそもDynafitもロックして滑ってもちゃんと開放します。10mキッカー入っても問題なく使用できまたし)
 強度     まだ違い感じることはない 
          (Kingpin,Vipecはまだ一年しか使用していませんが問題なし、Dynafitはヒールが壊れる事例はあるけど、件数はかなり少ない)

ちなみにKingpinはDynafitのアイゼンも取り付けできるのが◎ですね(ブーツの長さが短いと取り付けできないかもしれませんので、要確認ですが)

で個人的に所有しているビンでの不安点はヒールの強度だったけど、その強度UPが期待でき、より軽くなったこのビンが気になっています。

このビンはブレーキの取り付け可能なのがいいですね。

2015-2016マテリアルインプ ホジさんがつくった板

2016-05-29 16:09:12 | 実使用インプレッション
道具の評価は人によって違うことはよくあること。

特にバックカントリー用スキーは、デモ用スキーと違い、滑る斜面、雪質、経験値、スキー技術のバックボーンなどで
評価が異なる。ということでいろいろな人の評価は、私が気づかない評価もあるので、人の評価をみるのは結構好きです。

でも実は自分自身のマテリアルの評価においても、日々考察が異なる。

単純に勘違いだったことから
山スキーならでわの滑ってきた場所の変化から、自身の技術、能力の変化であったり、が主な理由と考えられるが

そのスキー板の評価の変化自体が、私の中で面白く、どのように変化するかを経時で把握したいと思い
今シーズンの道具の評価を記載したいと思ったのが、今回の記事を書く目的です。

ということで、間違いだらけ、勘違いな内容もあることを承知のうえで備忘録として正直な気持ちをつづろうかと



ワラリガラス君

より加速を体感したいと思い購入した板です。
結論からいうと、やはり気持ちよく加速することのできる板でした。

そのワタリガラス君を開発したホジさん(Eric Hjorleifson-san)

実は私はEHPという板もあり、EHPとワタリガラス君はいずれもホジさん開発の板です。

ホジのシグネチャーモデルは総じてビンディングの推奨位置がセンター寄りですので、テールが長めです。
これがホジの板の核心だと私は理解しております。

通常であればセットバックした方がトップが浮き、パウダーが滑りやすくなります。
しかしパウダー用なのにセットフロント(センター寄りの位置)??
しかし滑降してみると なるほど と気づかされます。この気づきはEHPでもワタリガラス君でも同じでした。

まずセンター寄りにすることにより、板のスイングがしやすくなります。

しかしセンター寄りにするとまずトップがすぐには浮きません。いいんです。すぐに浮かなくても!!だって浮かせたければ速度を上げればいいんですから!!
EHPに至っては、浮くよりも潜って滑るというイメージです。そして速度を上げることにより、浮力で浮き上がる
ある意味オールドスタイル(昔のセンター70以下の細い板でパウダーを滑る)手法でつくられているような感じです。


またセンター寄りにすることにより、テールがひっかかりすぎる弊害もでるのですが、
抵抗の少ないシェイプにすることにより、コントロール性も手にいれています。


例としてEHPでは
 ・サイドカーブが大きい(R=40)なのでトップが細い
 ・テーパードシェープだけど、緩やかなテールの細身(129-116-123)でまるで棒みたい
 ・0キャンバーかと思うぐらいの微キャンバー

事実EHPを試乗した時は踏み荒らされたタイトなツリーランでもアメーバのようにニュルニュル自由自在に滑れて
ロッカースキー全盛期で、ロッカーを購入しようと思ったのに、あまりにも性能がいいのでクラシックキャンバーのEHPを購入してしまいました。
(私の購入した世代のEHPはまだクラシックキャンバーですが、次世代のEHPにはロッカーと記載されていました)

これがワタリガラス君になるとロッカーが採用され浮力UPされます。
またこのロッカーもEHPのキャンバー同様、現在の主流になりつつある微ロッカーなので抵抗が少なくEHP同様コントロール性に優れており
起伏のあるツリーランでもクイックなターンを可能にしている。


ということでセットフロントによるデメリットは解消され、メリットが生きてくる。
このメリットはスイングのしやすさだけではなく、ホジの板でよく言わている走る板(もしくは暴走列車)に貢献することとなる。


いやむしろ最初の板の設計において、板を走らせるためにテールをいかに活かせるかを考えたためのセットフロントなのでは?個人的には思う。

テールを長くすることによりテールのフレックスを自由にコントロールすることが可能となり
板の踏む応力を変えることにより、パンパンと跳ねるようなショートターンから、粘る踏み込みからのロケット的な加速となっている。

また感覚的なものだが、板の応答がいいので、待ちが少なく、ロングターンは長く強めに踏み続けることができる(踏み抜けがしない?)
ロングターンでずーと板の芯の上を乗れる感覚がある。

これは板のトータルバランスが極めていい証拠だと思う。
いろんな板を乗ったことないのですが、ホジの板はそういう意味でも唯一無二だと思う。

そんなホジさんの板ですが、特徴的なプロポーションであることから、気持ちよく滑れる乗り方が一般的なパウダーの板と異なりました。


パウダーだからといって過度に後ろには乗りません。ほんの少し後ろ気味ぐらいが気持ちいいです。
(このポジションが結果として、より板を振り回しやすくなるんです)
テールを意識してたわますと、ストレスなくターンの切り替えができ、加速に結び付けてくれる

また板を振り回さず、縦に踏んであげるのがこの板を生かした滑りになる。これはいろんな人が記載している内容と同じだった。

そしてうまく踏んであげると、結果として板がスムーズに横に向いているような感じ。

実際に滑ってみるとの自分としては結構縦に落としたラインだと思っても、映像をみると意外に深いターンで板が横になっていることが多い

これは綺麗に板がタワミながら、絶妙にズレる性能が寄与していると思う。
このことがいろんな人が言っている「ホジの板はサイドカーブ以上に回る」ということだと思う。

テールの使い方は、正直EHPとワタリガラス君に教えてもらったというのが正直な感覚。
ワタリガラス君はテールに乗れるポジションが長い感じだが、スイートスポット的なところもあるので
板に滑り方を教えてもらうような感じ。

この感覚でゴータマを滑ると、ゴータマの良さが再認識できたぐらいなので、、

そしてザラメがサイコーに気持ちいい。この板は正直深いパウ以外ならフルシーズン楽しめると思った。

デメリットは加速するターン(縦落ち)が気持ちよく滑れるので、減速要素を強いられるバーンでも加速させてしまうところ
(意識して低速で滑れば滑れますので、、)

また圧雪バーンは滑れますが、正直楽しくないです。これはEHPも同じ(ホジはゲレンデもかっとんでましたが)
ということで、ゲレンデも使いたい人にはお勧めできません。

私の求める山での滑り方は、基本板のサイドカーブで曲がるのではなく、板に力をかけ続けることにより滑りを安定させ
板のたわまみを利用して曲がるスタイルであり、この滑りができる雪の緩み具合のゲレンデでは楽しく滑れます。

実は基礎スキーを大学の時代していたのですが、大学時代はまだカービングの板ではなかったため、

荷重、回旋、角付け

の内、荷重(抜重)を徹底的に学びました。かなり地味な練習でした。

大学卒業してカービングスキーが出て、カービングにはまりました。
その時はスキッド(ずらし)の滑りを軽視していました。

しかし同時にはまったパウダーでは、荷重、抜重がなにより重要な運動要素であることがわかり、大学時代に地味に練習してよかったなと

ホジさんの板は

カービングの滑りではない、オーソドックスな滑りでとっても楽しい滑りができる

が私の印象です。



気づいたら長くなったので、この辺で、、、








私にとってのnew ski 06-07

2016-01-25 20:49:17 | 実使用インプレッション

私にとってのNew板です。

私個人的に流行っているダウンサイジングです。(ターボは付いてませんが、、、)


この板を購入した理由は簡単です。北の大地にてご一緒させていただいた方々が2人ともワタリガラスを履かれていて
その方々のライディングがかっこよく、かつ板がすごく走っていた。そして板はすこぶる調子がいいとのこと

因みに、上の写真はそのときに一緒に記念撮影をしたものです。

実はこの板が紹介された時から、すごく気に入っていて、記事にもしていた。でも嫁が根っからの烏嫌いなので、さすがに購入は無理かなとあきらめていた、、、

しかしお二人の滑りをみてしまった私は、自分も同じライディングがしたくて、したくて
ダメ押しは、このワタリガラスはレネゲさんと同じ血筋だとのこと、、、下に落ちたがるとのこと、、、
あーーー たまらずダメ元で、烏柄の板を買ってもいいと聞くと、、、
いいよと の返事!!

マ ジ で す か ! ! ! !

ということで、ワタリガラスの、05-06モデルと06-07モデルが選べる状態
なんてかっこよいこと言っていますが、庶民の私は定価で買えるはずもなく、、安くたった旧モデルを購入と相成りました。

でも尊敬する2人が履いている同じ板が入手できたことがなにより嬉しかった。

そしてその板の念願のシェイクダウンができた。

私のワタリガラスのファーストインプレッション

 起伏のあるツリーランではクイックに反応するので、すごく滑りやすく、飛びやすくもあった。
 緩斜面でパック味のパウでも板の取り回しはしやすい、そして気が付くと加速していく感じ
 すこしスピードを出して滑ると、自分が思うよりトップスピードに上がるので、ちょっとビビった。

 縦に落とす滑りがこの板は本当に気持ちが良かった。
 また踏む(たわます)滑り方がすごく気持ちよかった。
 スピード出過ぎでベンディングでの滑りをしたら綺麗に気持ちよくタワミ、安定性がぴか一
 無理にテールを意識して踏み込まなくても板も走る感じもした。
 
 Hojiの推奨のテールから86cmがブーツセンターになるようにセットしたら、かなりセンター寄りなのに板が走るとは、
 EHPもセンター寄りだけど同じ感覚だった。Hojiさん、あなたはほんとに天才だ!!

 どこかの記事にあったパウダーサーフィング、パウダーカービングなどをしたいと思い、面を意識した中まわりの滑りをすると
 すごく気持ちよく板に圧がかかり、なんともいえない気持ちいいい感覚だった。

 この板の滑ったあとの感想を一言でいうと「烏君に似たレネゲも乗りたくてたまらない」
 
世の中には、ツアー用品として有名な老舗メーカーがツアー板を出しているけど、しっかしと滑れる板がほしいなと実はずーーと思っていた。
老舗から出ている素敵な板も絶対あると思いますが、軽さを前面にだすのではなく、滑りがメインで、そこに軽いものというコンセプトの板を探していた。
その自分が思うコンセプトにもっとも合致していたのがこのワタリガラス君

今シーズンのパウダーはこの子といっぱい滑りたい




これいいなシリーズ -クッキングシート-

2016-01-11 14:15:47 | 実使用インプレッション

山に行かず、スキー道具の修理をしている今週末

シールグルー交換、ビンのブレーキ修理、ザックの穴修理

結構 はかどりました。


ということで保管、修理に必要な道具の話です。

シールの保管には最初にシールについていたシートを使用しています。
これ本当に便利ですべて保管していますが、どんどん破けてしまいます。

またグルーを塗りなおしてからアイロンでグルーを平坦にするためにもこのシートを使用するのですが、
かなりボロボロになったので、かねてからネットで言われている代替品のクッキングシートを使用してみました。

クッキングシートは結構高価なものというイメージがあったため安いのを求めて百均に行くと、やはりありました。

私のものは3m x 30cm 

これで板一本分はあります。

ネットで調べると 4m x 25cm

もあるみたいです。これですと2m x 12.5cmであれば2本分作れますね。
そして百均でなくても108円でどこでも売っているみたい。


使用はこんな感じ

両面使えるところもなかなかGOOD 

クッキングシートなので、もちろん加熱OK

これよさそうです。

ちなみにグルーをはがすには薄手の厚紙を加熱して剥がすことがおすすめ
アイスクリームの厚紙などは日ごろから保管するのをお勧めします。

余談1:3男の自転車が補助輪なしでの練習初日数十分にして、うまく乗れました。ゲームするより喜んでいて、父さんもうれしや
余談2:上の写真の紫のシールはかれこれ10シーズン使用しています。自分でグルー数回交換していますが、まだまだ使用可能です。BD品ステキです。

現時点で私が思ふ山スキー用ビンディングについて

2015-01-23 23:06:46 | 実使用インプレッション
現時点で私が思ふ山スキー用ビンディングについて、を書く前に私の山スキー道具の大まかな歴史をまず記載


最初に山に滑りに行った時は、アルペンビンにスノーシューというスタイル。

最低限の出費ということで最初はスノーシューにした。

そして山スキーを本格的にしている人とスノーシュースタイルでご一緒に山に行くと、山スキーの人のスピードについていけない。
その当時はそれなりに体力には自信があっただけに、正直凹んだ。

また登るのに体力を使いすぎ、滑る体力が無くなっていた。
これじゃー意味がない。

でもその時にいった初めての山でのパウダーは本当に楽しかった。
この遊びは確実に自分はハマると確信。

みんなのスキースタイルを見ると、シール+山用ビンディング
この道具による山での行動の自由度のすばらしさを体感

そのシーズン デモ用のスキーを新調したばかりで金欠の状況
もしかしたらハマらないかもしれないから、購入は慎重に考えたらという山スキーの先輩の助言も頂いたが、、、、


速攻で購入。これが私の初めての山スキー道具。

ビンディングはディアミール

この道具でかなり本当に素敵な山スキーでの思い出をつくることが出来た。
本当に素敵な時間をこの道具で過ごせた

そして大好きな山スキーでの滑走性をより高いものにしたいとの思いで

私の山スキービン第二世代としてコルドバ+マーカーのバロンを導入


この道具で行ったいい思い出
山でも板が走る感覚を感じた。

しかし気持ちいいのは高速域のみで、低、中速域ではコントロールがしにくく、
里山フィールドが多い自分としては、扱いづかいと感じ、しばらく使用しなくなる。

そしてTLTブームが来て、ご多忙にもれず、私も導入

私の山スキービン第三世代のゴーダマ+TLT radical spped

ゴーダマのフルロッカーも手伝って、パウダーでの登りはしやすかった。

バロンやディアミールのようにブーツの下にビンが付随していないので、登りの際にはビンの重さ以上に軽く感じる
また板の滑走性も問題ない。というか、今までの使用した山スキーの中で一番板が走りやすくも感じた。

ということで、気をよくして、コルドバ、EHP、バンテッドB4もすべてTLTに移植

私のビン使用歴としては
ディアミール  :11シーズン
バロン      : 4シーズン(途中で使用しない時期あり)
TLT       : 4シーズン

このような短い期間でしか使用していないこともあり、情報の精度が低いと思われるが、今ビンについて思うことを記載したいと思う。
というのも、道具の評価は、その時の滑降スタイル、嗜好性、道具の進化により変わることは自分でも感じており、
だからこそ、3種類のビンを使用した歴史もあったということで
その変化も含めて、このブログに記載して、自分の道具についての認識を経過観測してみたいと思うようになったから

まず山スキーのビンとして一番使いやすいものは?と問われれば、私はディアミールを選ぶ
その理由としては、
 1.アルペンのようなブーツ脱着のしやすさ
 2.ウォークモードと滑降モードの切り替えのしやすさ
 3.滑降においても、ほぼアルペンビンと同じ操作性が得られる
が挙げられる。3については、一般的には滑走性が劣るなんて内容が雑誌、ネットに記載があるが、私の滑走ではそこまで違いを感じることはできなかった。なにより私が始めた山スキーの前半は、ほとんどの人がディアミールだったことが、このビンディングが良かったという証明である。

ではなぜディアミールからバロンに変更したのかというと、重くて、登りを犠牲にしても板の走りを求めていたから
おかげでバロンを搭載したコルドバにて山でも板の走りを体感できた。

でも試乗したコルドバと自分のコルドバでは、滑走性の感覚がすこし違う感じがしてたまらなかった。
私の板は試乗した板に比べて、反応が一テンポ遅れるというか、反応が鈍い感じがした。

これを解消できるのは、セパレートのビンではないか?という推察の元、試験的にTLTの導入を決意
ゴーダマ+TLTでのパウダーは本当に滑走性、板の走りはすごく良かった。

ゴーダマ+TLTにすっかり慣れた体で、EHP + バロンを最近のると????

以前はEHPも操作性がいいと感じていたのが、操作性がよくないと感じた。

実は以前試乗会でゴーダマとEHP両方とも滑降したことがあったのだが、その時パウでの滑走性は
両方の板とも同じ感覚であった。このことがあっただけに???

そして最近EHPにTLTを移植して滑降すると、ゴーダマのような感覚に近づいた感触を受けた。

TLTの移行した板の履歴は
 バンテッドB4 :ディアミール → TLT
 コルドバ    :バロン → TLT
 EHP     :バロン → TLT

同じ板でビンを移植しているので、ビンの違いを感じることができた。
私の感覚では
  ディアミール → TLT :あまり違いを感じない。すこし板が柔らかくなった感じ?
  バロン    → TLT :より自然なフレックスが出てきた。板も走りやすくなった。

この私の感触は、構造を考えると???と感じるかもしれない
でもこれが自分の感じた素直な気持ち

私個人としては、板の反応、安定性はビンよりブーツの影響の方が大きいと感じた。
ビンについては、やはりセパレートで直づけのビンがいいなというのが私の現時点での感想

TLTの履きやすさについては、私は最近ほとんど山でしか使用しないので、時間をかけても問題なく履ければよく、
はっきり言って問題ではない、それより、長時間登ることを考えると、軽さを求めたい。

そう思うと、新たなテックビンが出てきても、軽さに分がある板の操作性のいいTLT radical speedが今は一番かな
この軽さを武器に、ある程度重さを犠牲にしても滑走性のいい板で滑りたい。

ただ安全に解放する機能については、やっぱり今でもTLTは不安だというのが正直なところ。
そういう意味で安全に解放でき、軽いテックビンというのを今後私は探していこうと思う。

またTLTとアルペンビンを比べるとどうなの?という点では、
やはりアルペンビンの方が滑走性がいいのは、私のような技量でも感じた。

でも、でも、でも、でも

その点についは、TLTをもっともっと慣れて、その道具の良さを引き出せる滑りをしていきたいと思うし、
そのためにはどんな状況でもその道具で滑って、体に染み込ませるように練習していきたいと思う。

今回はかなり生意気な意見もあったと思いますが、現時点の自分の思いを
他人の意見に左右されることなく、正直に書きたいと思い記載しました。

私がなんとなく感じていたビンのことを、最近スキーショップの人とビンについて語って、
やっと自分でも自分のビンの思いがクリアになったというのも、この記事を書いた理由でもある。
その方には、感謝、感謝。

また新たなビン、自分の滑りの嗜好性の変更で、この意見と異なる思いがでてくるのか、少し楽しみ。

私の記事で、気分を害される方もいるかもしれません。予めお詫びいたします。

やっと今時のウェアーを その1

2013-11-17 20:14:20 | 実使用インプレッション
見たら辛い思いをしてしまうだけなのを知っているのに、つい立山初滑りの情報確認してしまう山猿です。

今回は去年投入した Arc'teryx のstinger bibを一年通して使用したインプレッションを

色はblaze(オレンジ)です。

パウダーがなによりも大好きな私にとってビブはいつも気になる存在だった。
そしてそのビブを私のスキー人生初めての投入です。

今回のビブは、ビブタイプでも、かなり低めのタイプ

なので、ビブがありすぎて、お腹に熱が溜まりやすいことがないのも、このビブの魅力の一つ

そしてなによりこのビブを選んだのが、この機能

ビブだと大キジの際、上着を脱がないといけなくて面倒!!というのが、一つの問題ですが、このビブだと、着たままで、後ろだけ開放できるので問題なし!!
(大キジがわからない人は、グーグル先生に聞いてください)

なにより、私の大好きなEric先生と同じ色というのが、、、素敵

(世間的にはHojiさんと言うらしですが、、、)
Eric先生も私もよくしているベンチレーション全開スタイルなのが、またうれしい!!

このビブにしてよかったことは、
1)やっぱりパウダーでは雪が入りにくい
2)雪の上で座った時も背中から濡れにくい
3)春でもあまり暑くない
4)ソフトシェルのパンツより、断然動きやすい
です。
2)は結構山スキーでは、休憩の時などで座ったりする時に、結構背中から濡れることが多いのですが、これがないのはかなりいい
そしてなにより4)動きやすい。という点。GORE-TEX® Pro Shell なのに!!これはアークならでわ、なのかな!?立体裁断が動きやすさに大いに寄与しているかと思います。どのメーカーも今は立体裁断ですが、やはりアークのものは、その中でもかなり洗練された、一歩も二歩も違う、素敵なノウハウがつまったパンツのような気がしました。

だ、、だが、

そもそもかなり昔のウェアーしか着ていなかった私なので、他のものと比較ができていないだけかもしれません。
なんでも私がこのウェアーの前はゴアのXCR時代の物、防水ジップの製品だって今回初めてぐらいですから、
(もうXCRも知らない人もいるかも、ですね。)

価格も素敵ですが、今季のものはかなり渋い色合いのものも

この色は新たな時代の幕開けのような色に感じる。なにより素敵すぎる。
今迷っている方!!どうですか!!ポチッとするお手伝いしますよ

アークはやっぱり高いですが、性能もやっぱり素晴らしかったです。
今アークのgamma mx hoodyがほしくてたまりません。でもお金はたまっていませんので、、、



定番じゃないけど、良さそうなモノ シリーズno.2

2013-10-31 18:47:14 | 実使用インプレッション
海外出張中のテレビはいつも日本語が出るNHKにしてしまう山猿です。

定番じゃないけど、よさそうなモノシリーズ
このシリーズをいっぱい書くつもりが、まだ1つしか書いていない事になにより自分がビックリ


記念すべき?2回目はプロモンテのインナーグローブ
詳細はみなさんインターネットで詳細に調べていただくとして
このグローブとても気に入っていて、今回新たに新調しました。
左が新調したもので、右は3年使用したもの

なにがいいかって
1.国産だったような
2.価格が千円前後(私はさかいやでの購入をおすすめ)
3.グリップ部分はゴムがある
4.すごく薄くて、装着したままで写真が撮れる、そしてあの薄さの割に温かく、耐久性もそこそこにある

です。今この業界ではにわかにワークマンでのグローブは安くて機能性があるので購入するなどの記事がありますが
私はこのグローブが一押しです。

やっぱりウエアーより手先の冷えがなにより山では致命傷になるので、
冬山ではこのグローブは一番活躍しているのじゃないかと思うぐらい、すばらしいグローブです。
かなり気に入っていて、スキー以外にも、自転車、登山とシーズン通して使っています。

なにより私の大好きなスキーフォトグラファー杉村航さんも絶賛していますから!!

話は変わって、今2.5と騒がれている国にいますが

こんな感じの透明度です。

どうも時期らしく



を飲みながら、体調がよくないので

ような風邪薬をその国の同僚からもらってどうにか生活してます。


な景色で、会社での接待でこんな贅沢な食事をさせていただき、感謝、感謝ですが、

私は都会な場所、有名な料理より、先週いった若狭でお魚食べてたほうが好きです。



人生はじめてのポタ楽しかったな!!
今年のスノーシーズンも楽しみだ!!

早く風邪を治さないと

コルドヴァという熱い思い

2013-03-18 20:35:09 | 実使用インプレッション
かっこいいより、山スキーに対する今感じる素直な気持ちを表現したブログを作りたいと思う山猿です。

今日本屋に行ったら、アウトドアウェアーの雑誌PEAKSにVector glide(以下VG)の特集があった。

内容はVGの成り立ちから、商品に対する思いなど
もの作りをしている人、道具が好きな人には、一度は読んでもらえるとうれしい。

この内容はVGのHP内にあるphilosophyでも理解できるが
やはりVGのもっともいいと思える思想は、いい板はいつまでも使える。なのでいい板を提供したら、同じ板を
出し続けるという思想。

商業ベースだと、やはり少しでも新しい板を毎年提供し、常に顧客には毎年板を購入してほしいもの
それをVGはしていない。とても非効率な販売方法

でもそれを貫く秋庭さんはやっぱり文句なしにかっこいい!!

そんなVGのフラッグシップがコルドヴァ

開発当時はセンター85mmはファットスキーだった
それがセミファットになり、今はファットの部類すら入らない太さ。

しかし開発から10年たっても基本構造は変えていない
それどころか板の説明文も一貫して同じ

今どきセンター85の板、ツアー用の軽量板以外、真剣に作っている板はない
それをVGは今もフラッグシップモデルとして扱っているのは、やっぱ所有者としてうれしい。

「アラスカ、コルドヴァの名を持つこのモデルは、厳密に考えられたアウトライン・フレックスにより、あらゆるコンディションにおいて高いパフォーマンスを発揮します。」

今回の雑誌でも上記内容はほとんど変わってなかった。それどこか、あえてコルドヴァは新品ではなく、使用感のある傷のある板をあえて記載。まるで道具は使ってナンボだといわんばかりに

私も最初はいろんな記事でVGを知り、そしてVGの異常なまでの熱狂ファンも知った。
最初「そんなにいいの?」と不思議だった。それが偶然にもVGの板を試乗することができ、コルドヴァ170を履いた瞬間
「なんだ!!この走る板は!!」とすぐに虜に。しかし驚いたのはそれだけではない
この板はちゃんと滑らないと、全然板が気持ちよく滑らない。まるで板が本来のスキーの滑り方を教えてくれる。
おかげで、ポジションから、板の使い方、力のかけ方、はたまたインナーマッスルの鍛え方まで、板に教えてもらった。

こう書くといいことばかりだけど、正直自分には難しい板で、山での難しい条件ではうまく滑れなかったことも多く、面白く滑れず、1シーズン滑れなかったこともあるぐらい

でもやっぱりうまく山で滑れた時のカービング、板の走りが忘れられず、TLT化すれば、よりフレックスが出やすくなり自分好みになるのではと思い、思い切って今シーズンTLT化にした。
そして真のコルドヴァ乗りになるためにインナーマッスルのトレーニング等もした

今のところ、板が自分好みになった気がするし、乗りやすくなった気がする。

こんな作り手、そして乗り手としても思いが詰まった板に乗れてすごく幸せ。

今春はコルドヴァとどんないい思い出ができるか、今から楽しみ

P=syu

ONXYについて書いてみる

2012-11-07 22:01:51 | 実使用インプレッション
この時期は見なければいいのに、いつも人の初山スキーを見て、うらやましい気持ちになってしまう山猿です。


G3のONXYです。Dynafitの足りないと思われ箇所を改良して販売されたいわゆる後発品

このONXYを約1シーズン使って、自分なりに思ったことを書いてみます。
素人ならではの意見ですので、信頼性は低いかもしれませんが、実際使用したことで得られたことをちょこっと書こうかと

山スキーの道具は安くないので、すこしでも参考になればと思います。

ONYXを書く前に、なぜONYXになったのかの経緯をすこしだらだらと記載します。

山スキーのはじめはディアミールを使用していました。登りの操作性、履きやすさに感動しました。スキーの滑走性もその当時は問題なく使用できていたので、私の山スキーの人生のほとんどがディアミールで楽しい山での経験ができました。しかしひょんの事から、スキーの板を走らせることに純粋に気になるようになり、そのためにディアミールだと板をたわませるときに途中で止まる感覚を感じて、重いビンディングを承知でマーカーのバロンに変更。ディアミールに比べて操作性、重量がかなり悪いけど、滑走性はディアミールより素直にたわませ、板を加速する楽しみを山でも覚えた(そして危険な目にも遭ったけど)で、それでもっと思うことが、マーカーでもやっぱりアルペンのセパレートビンに比べると反応がワンテンポ遅い、というか反応が鈍い。それを気づかされたのはコルドバを試乗したときはアルペンのビン、自分のはマーカーで、その性能比較を出来たから分かることでもあった。そして行き着いたのは山でも登れる、セパレートタイプのテックビンディング

だから私にとってのビィンディングの重量軽減はテックビィンディングにする主動機ではなかった。

ということで購入時にはDYNAFIT(TLT)とG3(ONXY)で相当悩みました。いろいろ調査していくと
 1)ONXYの方が安全に開放する点
 2)クライミングサポートが簡単
 3)ウォークモードとスキーモードの切り替えが脱着なしでOK(ディアミールと同じ)
 4)購入時の価格が安かった

ということでONXY購入しました。しかし使用していくと分かってきたことがいくつかあったので、その点を書きたいと思います。

 1)スキーモードにしていてもブレーキが上がったままになる時がある

 これは板を滑降中外れた場合、もしくは板を履こうとしたときに、板が間違って滑り落ちた場合、ブレーキが上がった状態になっているので、止まらないので、板がかなり下まで落ちたことがあった。これ地味に凹みます。知り合いも同じことがおきていてるのでどうもONXY自体の構造上の問題みたい。TLTの場合はヒール部を回転させて固定、解除する構造なのでTLTの方がこのような誤作動はなさそう。

 2)クライミングサポートが出しづらい
  
 かなり硬くて、短期な私はちょっとだめです。特にハイにしたときうまくいかないです。
 これでかなり時間のロスをするのはちょっと。です。
 ちなみに以前のTLTだと回転式でのクライミングサポートだけど、自分のゴーダマに付けているradical speedは
 ONXYをより簡単にした構造になっており、今はTLTの方が断然簡単になったというのもONXYの減点要素です。

 3)履くときに力がかなり要る

 履くときにつま先の部分を押すことにより、ピンが広がり履けるのですが、すごく力が要るのでBDの伸縮性ポールを使用すると
 ポールが伸縮して履けないなんてことも

 4)重いかな


ブレーキなしだと750gだけど

ブレーキ込みだと900gもある。正直ここまで重いとは思わなかった。

ここまで書くといけないことばかりだけどいい点も
 
 5)登りのときもロックせずに登れる
  

   TLTはロックしないと、すぐ外れるけど、ONXYはロックせずともそこそこ登れる
   もいろんんONXYもロック機能はある

 6)滑走時もロックせずに滑って、誤開放なし

   これはいい。パークで飛びを失敗したときはちゃんと開放してくれたし、やっぱりこの機能はかなり優れている。

 7)噂通り、脱着なしにウォークモードとスキーモードの変更可能
 
   これは縦走など起伏のある場所ではかなり有利です。ディアミール使った人ならわかるはず。

自分としてはフレックスを生かせる、安全性、ハンドリングのいい(スキーとクライミングモードの切り替え)ビンという印象。一長一短かな、この機能を理解して購入すれば、間違いない製品かと思います。
なにより自分で体感できたのはよかったかと

雑誌やうわさだけでは、いまいち信じれなかったから

余談ですが、最近東京駅 八重洲側にある大丸東京にICIあるの最近知りました。
大丸にアウトドア店があるなんて、なんだかすごい
これで東京出張に行ったとき軽くアウトドア用品見れる

そして東京駅つながりでいうと反対側の丸ビルにあるKUA`AINAのアボガドバーガーはボリューミーで大好物


GOTAMAについて少し考えてみた

2012-03-01 21:39:27 | 実使用インプレッション
勢いで購入してしまったGOTAMA君だが、購入当初は本当にこれでいいのかすごく悩んだ。

実は当初はアルマダのJJを購入予定だったけど、よくよく調べてみるとアトミックのブログがよさそうなことがわかり
ブログを購入寸前だった。
雑誌では絶賛しているけど、しかし自分は試乗したことないので本当に自分の求めている滑りができるかすごく心配になり
やはり一度試乗してすごく調子のよかったGOTAMAに購入することにしたので、自分なりには、実はすごく悩んだ上の購入のつもり。

そのGOTAMAのスペックは

長さが178cmで重量は約2kg この手では軽く短いのに、安定性はすこぶるいいという
自分の中では、このスペックだけ見るとすごくいい板。

しかし寸前まで悩んだのはフルロッカーという点


通常の板は青の線のように真ん中にはキャンバーがある。このキャンバーが板の張りを生み、きもちい切り替えができる。

しかしフルロッカーはそのキャンバーがない!!

ということでターンの切り替えが気持ちよくできるの?という疑問が出来てくる。
でも前回試乗したときは、本当に気持ちよくできたので購入したのだけど、なぜそれが出来たのか?
またフルロッカーは荒れたバーンとは不向きなことが言われているのに
GOTAMAは実は荒れたバーンがすごく調子がよく、切り替えもスムーズ
またある雑誌では、「もし板が踏める人であれば、GOTAMAはすごくおもしろい板」と書いてあった?
キャンバーないのに踏める板ってなに、と疑問に思ったので、なぜこの矛盾が解決できているのかその理由を考えてみた。

通常の板はキャンバーがあるがゆにの場所がパウダーでのターン切り替えでひっかかるということでロッカーが生まれた 

しかし当初の板はフルロッカーであるが故にキャンバーがなく、やはり整地では滑りにくい問題が発生。

ということで複合ロッカー(トップとテールはロッカー、センターはキャンバー)という板が登場

しかしそのロッカーがあがった分(A部分)トップ部分の浮く距離が広がるために、薄いパウ、荒れたバーン、整地ではトップがばたつくという問題も発生。
(ということで、最近の複合ロッカーは控えめロッカーが多い気がする)

ということでGOTAMA君は緩やかなロッカーを採用することによりトップの過度な浮きを押さえることに成功

またこの穏やかなロッカーにより、複合ロッカーにあるトップの過度な抵抗や、変曲点での抵抗がないので、初速もスムーズかつ早い。
もちろんばたつかないので、荒れたバーンも安定する。

ではこんな板は踏むことができるのかというと、
穏やかなロッカーなので、まだたわます余地があるからではという考え

すなわちこんな感じ

私の考えがもし正しければ、沈むことの出来る雪(ゆるんだ雪)であればキャンバーがなくても切り替えはスムーズにいくはずだし
ある意味複合ロッカーよりきれいに、きもちよくたわむはず。

逆にいうとやはりアイスバーンでは、雪に板が食い込まないので、
キャンバーがないと、板の跳ね返り、トップの食いつきが生まれないのでスムーズな切り替えは無理かと思う。

ということでGOTAMA君はロッカーでもアイスバーン以外であれば、調子がいいのは何となく、この理論であれば、理解できるし
山に行くときはほとんど雪はゆるんでいる時しか行かないので、そう思うと山では実は万能板だったりと思ったりする。

ちなみにこの考えはまったくのシロート考えなので、、、、、です。

なおVolklのHPには、パウダースキー用のロッカーにVolklならではの板の特徴があると記載されている。
1 全体を考えて作ってあるロッカー(金型から作る)

2 通常はトップとテール両方柔らかいのに、Volklはトップは堅くすることにより操作性をUP

  これは本当に実感できたし、トップを堅くする考えはやっぱレース板のVolklならでは、安定性にも寄与してるとも思う

3 前にも記載した最低限のロッカー


これを読むとやっぱスゲーなーと正直思う。
でも本当に買いたかった理由は、Volklは今まで購入したこと無かったし、
やっぱり名器と言われたGOTAMAが前からほしかっただけというミーハー根性だけかとも。
(FATSKI自体、一部の人しか知らないなので、それをミーハーというのも、どうかともおもいますが)


結論からいうとGOTAMAかなりいいです。超お勧めです。
こんな面白い板はいままで出会ったことがないくらい面白いです。
もっと、もっと、もっといいところがありそうなので、いっぱいいいところを引き出してやりたいと思える板です。
そんな感覚は初めて
(そもそもうまく使いこなせないので、ちゃんと使いこなせるようにということ気持は今までの板で何回か思ったことはあったけど、)
雑誌では、中ー高速向きと書いてありましたが、向きではなく、中ー高速が面白すぎるが正しい表現かと
なんで売れないのかなーと思うぐらいです。

Don't think, feel.(考えるな、感じろ) じゃなく、Don't think, it 'BUY'(考えるな、買いです)です。