木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




今朝も冷え込みました。
左人差し指先が穴が空いてる手袋から冷たさを感じます。
今朝も愛犬クレハは落ち着きの堂々とした散歩でした。
私も負けじとランニングをがんばりました。

さて、今伊豆の山荘の冷蔵庫には、
ソミュール液(濃い塩水)につけられた
写真の豚肉が眠っています。
来る新年早々、山荘の桜の薪で燻(いぶ)して
ベーコンを作るためです。
伊豆振興大使の私はもちろん東伊豆町産の
熱川ポークを使用しています。
昨年の今頃は愛犬UPの体調不良もあり、
仕込む時機を逸してしまいましたが、
今年はばっちり間に合いました。
その過程をちょっと紹介します。
作業全体を通して注意するべきことは
雑菌の肉への付着です。
作業で使うものは、使用前に薬用アルコールを
吹きかけて下さい。
また、調理台や流しもあらかじめ、
台所用の塩素系消毒液で殺菌します。
作業開始はそれからです。

・塩漬け
 先週の土曜日に500g前後に切り分けられた
 バラ肉のブロック6個に「あらしお」(商品名です!)を
 たっぷりとすり込み、冷蔵庫で一晩寝かします。

・ソミュール液つくり
 肉と同等くらいの水、今回は3リットルに対し
 13%の「あらしお」、5%のザラメ糖をいれ
 温め煮溶かします。

・ソミュール液への漬け込み
 一晩塩漬けした肉のブロックを水洗いし、塩を落とします。
 ブロック1つずつていねいに水気を拭き取り、
 容量6リットルの保存容器に並べます。
 上からソミュール液を豚肉がすっかり被るように注ぎます。
 肉が浮き上がらないよう皿などで重しをして、
 フタをして密閉します。
 このまま冷蔵庫で1~2週間熟成させます。
 と言うわけで年内の作業はここまで。

お正月、あいさつがわりに飴色に燻し上がったベーコンを
つまんで、ビールを飲んでいる姿が披露できるでしょう。

それでは事故に気をつけて行ってきます。

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