起き抜けの室温は12度。
寒さが戻ってきました。
もう不要かと思っていた手袋を着けて
愛犬クレハとの散歩です。
台地の上のランニングコースでは
茶畑の防霜ファンが風よりも大きな音で回っています。
さて、昨日はご承知のように3.11。
私も工房で家具の部材に墨付けの最中の
手を休めて、黙祷をしました。
ただ、テレビもラジオもこぞって「3.11」と
言うのはあまり好きではありません。
悲しみって、そうやってみんなで
取り上げて癒されるものではなくて、
本当にその人のことを理解している人が
声をかけて、あるいはそばにいて
初めて癒されるものだと思います。
昨年もそうでしたが、この時期はしいたけの出盛りです。
計画停電の中でも、ストーブの輻射熱で
しいたけを乾燥させていたのを思い出します。
東日本大震災としいたけの乾燥が
私の中ではリンクしているのです。
一昨日から収穫で、ほぼ我が家で使う今年一年分の
干ししいたけは、確保されました。
それでも干しきれない分をお土産として
磐田に持ち帰りました。
妻が隣近所や職場でおすそ分けをします。
しいたけは、それまでは密閉を嫌うので、
新聞紙に広げ和室に並べておきました。
畳の上だけでは足りなく、ご覧の様に仏壇の上にも。
仏壇の中のばーばの遺影も苦笑していることでしょう。
でも、「伊豆のお土産だからいいよね、ばーば?」
悲しみも
乾きて並ぶ
春きのこ
それでは事故に気をつけて行ってきます。
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