今日は猛暑日とはなりませんでしたが、32.5℃と暑い一日でした。
問題の「つがる」ですが、まだ葉取りは出来ません。今日の午後には風が吹いてくれましたが、今日いいとしても明日と明後日は35℃の猛暑なので、まだ葉取りしません。こんなに遅くなるのはりんご作りをやってから初めてだ。今までやってきたことがこれからも通用しなくなる。そして、気候に合わせた作業の仕方が必要になってくると思う。あまり焦らない。指導機関では他日先行型で鉄器の収穫と言いますが、柔らかくなりやすい栽培をしているから末端の消費者が望むりんごを届けることはできないだろう。栽培する側よりも売る側の都合で事が進んでいるように思えてならない。そもそも、「つがる」という品種は9月中旬から採れるりんごなのだから。
葉を取らなくてもこんな状態。この暑い日に葉取りをすればやらなくても分かる事。次の仕事があるから待っていられないという人がいる。やって本人が納得するからいいのだろうが、おらは、今まで育ててきてそんな事もったいなくてできない。
着色系統でもこんな状態。今年の高温が続く天候だから仕方がない。色は付けるものではなく、樹が気温などの条件が揃えば自然に着く。なぜ、りんごが赤くなり、甘味が出るかというと本来、子孫を残すために鳥が食べに来て種をまき散らしてくれるのが自然だ。もう少し様子を見よう。
「王林」もこんな状態で直射日光が当たるところは茶色く日焼けしている。自然の猛威おそるべし・・・。
という事で、「有袋ふじ」のくっついている葉を取って様子を見る。「有袋ふじ」は軽く葉取りしても大丈夫だ。勿論日焼けはしないので一応、りんごの着色管理作業は進んでいる。やはり、有袋栽培はこんな作業の仕方が出来るのである程度手間をかけて袋掛けした方が有効だ。
今年は気温が高く、ハダニの被害は見られていますが、我が家では被害葉は見られるけれども殺ダニ剤は使用していなくても被害は殺ダニ剤を散布したところとさほど変わらないし、葉をルーペで見た見ても、リンゴハダニ、ナミハダニの個体は見られない。まずまずだ。
この程度、軽く積んでおく。
葉取りを済ませた樹です。これでもよく着色する。あとはつる回しの時に調整する。しばらく「有袋ふじ」の葉取りをして様子を見たいと思う。早く涼しくなってほしい。