青森県津軽りんご通販(ヤマサンりんご園)-ブログ

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摘花

2020-05-14 22:42:38 | Weblog

今日は麻から天気が良く、青空が広がる。岩木山の裾野の方は新緑に染まってきました。白い部分が段々薄れてきています。

りんご園では花が半分くらい散ってきて、地面に花びらが敷き詰められています。

「ふじ」ですが、花が散って、中心花が実止まりしたようです。これから日に日に肥大していきます。

 

頂上にあった雲は完全に取れていました。ラジオを聞いていると、今日から岩木山スカイラインが通ることが出来ると言うことです。非常事態宣言があり、1ヶ月遅れの開通だそうです。我が青森県も非常事態が解除になり、岩木山の八合目まで来るまで行く事が出来るようになりました。今日は天気が良く快晴なので素晴らしい景色が眺めることが出来たと思います。

さて、作業ですが、只今、摘花をしています。先ずは「きおう」の花を摘んでいきます。りんごの樹は花が咲く頃に一番エネルギーを消費するようで、一番綺麗な時期ですが、樹にとっては負担があるそうです。なので、少しでも負担が軽くなるように、次の年の花芽を作れるように養分を残してやることが一番大事な事だと思ってやっています。「きおう」の花はまだ見頃なのですが、このりんごは実になると、弦が硬くなって、摘果し辛いので、早めに落してやります。

早速、摘花を始めますが、普通は一つの花叢には4~6個の花が着いていて、その中心に有るものを残してあとは摘み取ります。

この真ん中の花びらが散った中心花を残していくのは普通の一つ成り摘花ですが、私は一気に仕上げるように、中果枝や葉っぱの多い花叢を優先にして基準に合わないものは花叢ごと摘み取ってしまいます。

葉っぱの少ない花叢や中心花がない花叢、成り枝の付け根に近い花叢、枝の真上に着いた花叢(逆さ実)、中心花が有って葉っぱの多い花叢ですが、弦が変形したもの等を中心に摘み取ってしまいます。一つ成りをやってから仕上げ摘果をやるのですが、今からならせられないものを落しておいた方があとの仕上げ摘果が楽だし、樹にも良い。最初からだめなものはどうせ落される。成らせておくだけでその分養分をロスすることになる。なので、基本は早く、強くに徹してやっています。

摘果が済んだ樹で、正に新緑です。

こんな感じで、気に合わないものは殆ど落してしまいます。

成りが薄くなったように思えますが、大きくなると、これでもならせすぎる位なので、形の良いものを残すようにすれば良いわけです。

これからず~っとこの作業が続き、気が遠くなりますが良いりんごが取れると言うよりも、収量を確保して、いかに来年に余力を残せるかと言うのがキーワードです。

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