青森県津軽りんご通販(ヤマサンりんご園)-ブログ

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スターキングの収穫

2020-10-18 20:51:12 | Weblog

今日は、我家で唯1本の「スターキング」の収穫をする。この樹はかなり傷んでいて、主幹は空洞です。毎年、多くのりんごを成らせてくれています。昨年は25箱で、一箱20kgなので500kgの重さに耐えていました。今年は昨年ほど成っていないです。

りんごは小降りですが、着色はとても良く、良い感じです。樹の側に行けば良い香りが漂っています。

 

あっという間にカゴに治まりました。

このかっこいい形、香りが漂い、食べてみて甘くてジューシーで美味しい。3拍子揃った良いりんごなのにな・・・。40年前は主力品種であった。おらは、このりんごで育ったようなもんだ。昔は人気があったりんっごも、好みが変わってきたのもそうですが、着色系の早もぎで、消費者が離れたのもあって市場から消えた。今も、極わずかの人が作っていますが、香りがしないまま収穫して市場に上場している。その訳は、10月初めに出さないと値段が下がるというから早めに収穫しているから美味しいわけがなく、「スターキング」は美味しくないりんごだと認識する人が多いだろう。でも、このりんごの良さを知っているファンが結構いるのは確かだ。「スターキング」ファンがいる限り、無くしないようにしたい。

この樹の片方の主枝が腐乱病が進行して、皮が壊死してしまっている状態だ、このまま放っておけば枯死するので、剪定時に片方の主枝を切断しなくてはならない。古い樹なので、切断すれば切り口から日焼けの害があり、衰弱してくるのは確実である。来年は今年よりも採れなくなるだろう・・・。

でも、この樹はいまの「スターキング」の子孫だ。ヒコバエの台木を採取して、状態のいい穂木を接ぎ木して作った苗木がこのほかもう1本別な場所に仮植えしていて2本の後継者が育っている。この苗木に実が成るまで持ちこたえて欲しいものだ・・・。

コメント
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