昨日と今日は今年最後である１０回目の薬剤散布（止め散布）をやる。止め散布とスス班病対策の特別散布を今回で済ませてしまいたいので今まで散布間隔を伸ばした。
今回は何と言ってもスス班病が重点防除だ。それに、シンクイ虫対策も手抜かりは禁物だ。殺菌剤に殺虫剤と毎回散布している海藻エキスだ。本当は６日の予定だったが雨が降ったのでこの様に伸び伸びになったのは確かだ。昨年と同じ日になってしまった。昨年はスス班病は全然なかったが今年は少し違う。防除担当になってから毎年が勉強だ。
今の時期になるとまたまたりんごの重みで枝が下がって本当に散布するコースに気を使う。でも、どうしても下がった枝を裂けて通れない所もあるがちょっとりんごが落果したり押しキズが着いたりするところが多々ある。心の中で「御免！」と言いながら散布する。
今年の防除を振り返ってみればなんといってもシンクイ虫類の発生が我が地域では多かった。我が町内の他の共防と連絡を取り合って情報交換したのも一つの収穫になったし今年の反省を来年に活かせる事と思う。あと、ハダニ類はあまり見られなく年々天敵のカブリダニが増えてきて殺ダニ剤は後半の１回のみでおさえている。来年も観察、予察して０回を目指したいものだ。散布の後に組合員が集まり１杯飲みながら防除の事やりんごの話をして今年の労をねぎらった。明日からまた葉取り作業をがんばろ～！
