今日も好天に恵まれ、岩木山がとても良く見えて朝から気分が良い(^^)。山の残雪が段々消えていくのが分る。天気が良いということで4回目(落花15日目)の薬剤散布をする。
今回の散布は黒星病とクワコナカイガラムシ、ハマキムシ類の防除時期なので殺菌剤、殺虫剤と葉面散布でカルシウム、海藻エキスの2つの液肥を散布する。農薬と言えばみんないやなイメージをするかも知れませんがやっぱり安定した収量と、より良い品質のものを作るためには葉や果実を病害虫から守らなければなりません。とくに葉っぱを守らなきゃおいしものができません。葉っぱが光合成した同化養分がいかに多いかで果実品質が決まるし、次の年の花芽形成が決まります。葉っぱが病害虫の被害にあったものにおいしいものができません。私たちは出来るだけ農薬の散布を少なくしようと努力しています。多少の虫は無視して遊ばせておきます。そこには必ずそれを餌にする天敵がいます。少し虫がいたからと言って薬を散布すると薬剤によっては天敵もいなくなり、虫に抵抗力がついて効かなくなるとまた新しい薬剤といったように悪循環になります。私たちの共防はなるべく散布を薬剤を減らすために「前の年に被害があったか?、今現在被害が見られるか?」で薬剤を選んでいます。症状がなければ様子を見るようにしています。あと、指導機関の情報も取り入れて判断しています。
さて、散布ですが今回からスピードスプレーヤーの速度を落として散布量を多くします。今の時期になると葉っぱや新梢が出てきているので散布ムラが無いようにします。
このように畑は枝葉が茂ってきています。これからりんごが大きくなってくるともっと走りにくくなります。
ここは若木が多いところで比較的薬剤がかかりやすいので少し散布量を少なくするといったように調整しています。次の散布は12日でクワコナカイガラムシを防除するために殺虫剤のみを特別散布します。今日はまずまずの散布日和でした。明日は年に一度の総合健診の日です・・・。なんか嫌ですがやっておかなきゃだめですよね。メタボとか中性脂肪、肥満という言葉が飛び交いそうです(^_^;)。