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雑記…

戦後72年目の夏に

2017年07月18日 | 雑記

写真サークルの作品展が終わったばかりの昨日、朝日新聞“オピニオン「声」”欄に長洋弘氏の投稿が掲載されていた。毎月の例会で写真指導いただいている講師の先生だが長い間、インドネシア残留元日本兵の<生きた証し>を追い続けてきた人だ。日本人学校教師として赴任した現地でその存在にふれて以来、元兵士からの聞き取りと撮影を通して多くの記録を集めてきた。以前読んだ著作『帰らなかった日本兵』『写真集 インドネシア残留元日本兵』では、それぞれが辿った過酷な運命を余すことなく伝えている。戦争で生き延びたはずなのに、異国で骨を埋めざるを得なかった半生も。3年前に最後の生き証人が亡くなった。そうした本や写真展を通して、長先生が語り続けたいという<戦争とは何か>が、多くの人に届いてほしいものだ。