スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(人類の輝かしい勝利の記念の年となるか)

2021-01-18 13:31:15 | 日記
1月18日(月)
 イギリスやアメリカなどでワクチン接種が始まった。イスラエルでは国民の二割の接種が終わり、効果が出始めたとの報告である。あと半年もすれば全世界で相当な効果が出るような気がする。東京オリンピックは、従来のものより規模が遥かに縮小されたとしても、人類が疫病に打ち勝った記念の大会として、長く語られるのではないか。
 日本でもワクチンの開発は行われているが、高橋洋一が気になることを言っていた。開発はやはり世界の先端を行けないのだがその原因は、日本では生物兵器の研究がなされていないから、ワクチンの研究もまた厚みを欠ている所にあり、結局遅れると言うのだ。高橋によれば生物兵器の研究はその解毒の研究と、並行して行われるのだそうだ。欧米や中国はこれをしているから、すぐに開発に入れる、との事だ。これを聞くとワクチンの開発成功も手放しに賞嘆する純粋な気持ちが失せてくるが。
 まあそれにしても一年でワクチンを作ったのだ。数年かかると聞かされていたのに、素晴らしい作業だ。人類の輝かしい勝利と言わずになんと言う。

スケッチブック30(疑問 半藤一利氏)

2021-01-16 11:04:57 | 日記
1月16日(土)
 半藤一利氏がお亡くなりになられた。御高名は窺っているが私は氏の著作は何も読んでおらず、昔見て感動した「日本の一番長い日」(白黒)の、原作者として存じ上げるに過ぎない。心からご冥福をお祈りする次第だが、たまたま今「昭和天皇独白録」(文藝春秋社1991年第1刷)を読んでいて、その注を半藤氏が書いておられて、氏ともあろう人が何でこんな間違いをしているのかと非常に疑問に思っていたところなので、記してみる。支那事変の注にこうある。
 「石原莞爾の事変不拡大の方針に、正面から反対したのが陸軍省の軍務課長武藤章であったことは知られているとおり。怒る石原に『私たちは満州事変の時の閣下と同じことをしているのです』と軽く武藤がいなした話も有名である。」
間違いを指摘すると
1、武藤章は陸軍省軍務課長ではなく、参謀本部作戦課長である。つまり石原の直属の部下であった。
2、陸軍省にあって武藤と気脈を通じて石原の不拡大方針を潰したのは、軍事課長の田中新一である。武藤と田中を取り違えていたとしても軍務課長ではない。ここから半藤氏が軍務課長と軍事課長の業務の違いに通じておられなかったように、受け取られてしまう。
3、武藤がいなした有名な話は、一年近く前の、武藤が関東軍参謀であった時の、北支工作に関しての出来事である。
 ここの所は昭和史に無関心な人はともかく、少しでも勉強した人にとって初歩的な、いわば入門編的な知識である。なんでそんな所で間違えたのか非常に不思議なのである。仮に半藤氏がそう書いたとしても編集者が見落とすであろうか。半藤氏の注とあるが本当は半可通の編集者が書いたのではないかとも思ってしまう。
 しかし半藤氏は「まえがき」の所でも、松平康東と松平康昌を取り違えている。ここは少しマニアックな知識だが、これからして「昭和天皇独白録」の他の部分の注も、果たして本当かと疑ってしまう。もちろん私にその真偽を検証する知識はないのでそのまま読んでいるのだが、不安に駆られる。こういう本を出している文藝春秋社にも疑いを持つ。
 ネットは真偽を疑えとはよく聞くが、ちゃんとした出版物でも、批判的な目は必要だと思った次第である。

スケッチブック30(慰安婦判決 安倍首相の大功績)

2021-01-12 11:22:43 | 日記
1月12日(火)
 韓国の慰安婦判決については、立民さえも批判している。ぐずぐず言っているのは共産党と朝日新聞だけだ。安倍首相が過去何年もかかって、慰安婦問題の不当性を発信し続けて、国民に定着をさせてきた成果だと思う。
 もしそれがなかったら政府は狼狽して、確かな方針のないままに、再び河野談話のような取り繕いに走る、醜態になったかも知れないと、背筋が寒くなる。今回はしっかりと問題の要点を国民が自覚していたから、一致して韓国を非難できた。まさに安倍首相の大功績である。
 私は思うのだがここで日本は、積極的な韓国懲罰に動くべきだと思う。火の粉を払っているばかりが能ではない。韓国のTPP参加拒否を明言するとか、あらゆる国際機関での韓国の主張に反対するとかして、韓国の国際的進出を阻む動きをするべきである。それと経済的に致命的な損害を与えること、具体的な事は私は分からないが基本的な戦略物資の輸出規制をするとかして、韓国を弱くする動きをするべきだ。
 韓国が共産化することはまずいが、単に弱体国として北朝鮮との緩衝地帯となる、それを目指して動くべきだ。

スケッチブック30(舛添のコロナ説は本当か?)

2021-01-11 10:33:52 | 日記
1月11日(月)
 舛添が東京都の場合感染経路が分かっている人が感染者の半分で、そのうち約半分が家庭内で感染し、約4割が職場と各施設で感染し、飲食店での感染者は残りの1割に過ぎないと挙げて、1割を止めて本当に感染防止になるのかと、非常事態宣言について疑問を投げかけている。この割合について私は初見であったので、厚労省のホームページなどを見たがよく分からない。もし舛添の言う事が本当だったら、確かに1割の人を止めても、効果は期待できないだろう。
 舛添は若者を片っ端から検査して陽性者を隔離する方策を提案しているが、そういう新法でも作らない限り、現行の法体系では無理である。欧米諸国はそこまでしているのか分からないが、相当厳しい行動規制をしていると思うのだが、それでも感染を防げていない。冬になって世界的に感染が爆発していると言ってよい。
 第一、1波2波の収束だって本当に非常事態宣言とか行動規制で齎されたものかどうか、確かな所は誰も分からないと思う。自然に収束したという方が正しいと思う。しかし今や感染は確実に拡大し、死者もうなぎ上りである。政府だって何かしなくてはならない。家庭内で感染するからといって、家族がバラバラになって暮らせるものでもない。職場だって行かねばならない。だとすると魔女狩りの対象となったのが、飲食店という訳なのだろう。だから感染経路の割合を、厚労省もマスゴミも、絶対に言わないのだ。だからテレビは飲食店主の悲鳴を興味本位に取り上げても、それが感染経路の1割だとは、絶対に言わないのだ。
 感染を止める有効な方策なんて、欧米の苦闘を見れば、ないと分かるだろう(ただ台湾は例外である、何故ここから学ぶことをしないのか)。中世のコレラよりは余程ましだと、人間の動物的生存本能を発揮して、生き抜いてゆくしかないと思う。まあ当面はワクチンに期待しよう。それにしても何でこんな災厄を世界にもたらした中国を、もっと批判しないのだ。中国はWHOの検査員の入国を拒否したという。実にけしからん話ではないか。まあ反動派、夢想派にはそういう現実を見据えた批判は、とても出来ないだろうが。
 私は思う。5年先か。新型コロナが中国の生物兵器からの遺漏と判明し、中国が世界中から巨額の賠償を請求されているであろうと。

スケッチブック30(呼称を「保・革」から「現実」「反動」へ)

2021-01-10 12:28:57 | 日記
1月10日(日)
 最近では「革新」という言葉はまず聞かれなくなったが、「保守」は相変わらず使われている。「革新」が何故使われなくなったかといえば、左翼勢力こそが日本を50年前の古い状態に留めよう戻そうとしている、真正保守であることが国民に知れ渡ってしまったからだ。だが「保守」との言葉は朝日新聞のみならず、当の左翼に反対する側の人間自体も、好んで使っている。
 「保守」という日本語には保守的という言い方に見られるように、頑迷、先例主義、遅れた体制などの負のイメージも、付いている。だからこの言葉を我々は止めるべきだと思う。
 代わりに「現実派」と呼ぼうではないか。我々は現実に立脚して、維持する所は守り、改革すべき点は正して来ているではないか。「保守」という負のイメージを含む言葉では包含できない、制度改革をしてきたではないか。国鉄改革に始まる官公労の改革、新時代に即した日米同盟の推進、憲法改正と決して旧守ではない、現実に即した改革をしてきている。これに反して左翼のしてきたことは、夢想に基づいた、オールド日本の再現努力である。これは歴史の流れから見れば反動そのものである。
 私はこれから「現実派」「反動派」との言葉を使おうと思う。或は「現実派」「夢想派」でもよい。