スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30

2018-04-19 16:38:50 | 日記
4月19日(木)
 テレビ朝日が、セクハラ被害者は自社の女性記者だと、発表した。この女性記者は一年半前から福田次官に呼び出されてセクハラ発言を浴びていたが、それが嫌で上司に相談したが取り上げて貰えず、週刊新潮に垂れ込んだとのことである。私は週刊新潮の捏造ではないかとの考えも持っていたが、どうもそうではないらしい。これで噂話で事務次官の首が飛ぶという、あってはならない事態は回避された訳で、良かった良かった。
 財務省対新潮社となるのか、福田氏個人対新潮社となるのか分からないが、司法の場で福田発言が果たしてセクハラか否かが審理されてゆくことになろうが、被害者も曖昧なままでの魔女狩り的なリンチではなくなったことに、安堵した。
 しかしマスゴミの得手勝手さはまた一つ明らかになった。セクハラを錦の御旗に押し立てて他人は糾弾するが、自分の事となると、テレビ朝日はお膝元で訴えがあるのに、一年半も放置したではないか。しかも新潮の報道がなければ、これからもずっと頬かむりを続けたに違いない。セクハラに本当は無関心で、隠蔽体質であるのはマスゴミの方ではないか。
 ただどうしてか分からないがセクハラ=絶対悪論は世界的な、強い潮流である。闇の組織の陰謀のような気さえするが、テレビ朝日のセクハラ放置はアメリカのマスコミから強い非難を浴びるだろう。担当上司の更迭は勿論、社長交代まで行くかもしれない。それも気の毒なことだ。もし私がテレビ朝日の上司だったら、泣きついてくる女性記者に向かって、そんな根性無しは記者を止めろと怒鳴るだろう。繰り返すが初心な女子大生でも優しい主婦でもない、国民から権力を監視する負託を受けているジャーナリストを職業にしているのである。言葉遊びをされるくらいなんだと叱るに違いない。プロとは厳しいものなのだ。
 だが当然そんな意見は潰される。悪魔として十字架にかけられるだろう。しかしそれは女性をスポイルすることだと主張する。
 女性が男性と同等の仕事をすると言うなら、ある程度の厳しさも己に課さないと、結局は形だけの流行で、つまりアメリカの陰謀家の考えが変化すれば人々に愛想づかされて、惨めにも終わるだろう。