スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(ゴーンの不思議)

2018-11-24 14:41:33 | 日記
11月24日(土)
 ゴーン逮捕に関して、テレビでも新聞でも誰も言及しない、不思議なことがある。それはゴーンが脱税をしたか否かである。
 逮捕容疑の有価証券報告書不実記載であるが、粉飾決算の類のもではないので、それ自体大した犯罪ではないと考える。私は報酬を少なく報告したのは、当然所得税の脱税をする為だと思ったから、すぐ脱税容疑で再逮捕されるものと思っていた。ところがそれが起きないし、誰もそのことを言わない。もしゴーンが所得税の申告は、実際に貰った報酬で正しく申告していたとしたら、実に些末な形式的犯罪だとなる。
 100億円貰おうと、それで所得税の申告と納付をしており、ただ有価証券報告書の記載だけ50億円にしていたのであったならば、法律違反ではあるが世界的経営者を突然逮捕する必要のある事件ではなく、金融庁がその理由を問いただし、指導で済まして十分な案件であると考える。クーデターだとかアメリカの影がちらつくなど百花繚乱的な盛り上がりだが、ゴーンの犯罪性は脱税をしたか否かで、180度変わってしまう。
 そこを誰も言わないのが不思議であるし、言わないのは、意図的な作為からだと感じる。恐らくであるがゴーンは脱税をしていないから、言えないのではないかと思う。ならばゴーン逮捕は、検察だけでなく国を含めた、陰謀の可能性が非常に高い。