スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(慰安婦財団解散アメリカ)

2018-11-25 14:57:05 | 日記
11月25日(日)
 アメリカの仲介で慰安婦合意がなされたと聞いていたのに、慰安婦財団の解散について国務省は、「日韓両政府が協力して慰安婦問題の解決に向け対処するように促す」との、声明を出した。何という事だ。日本はアメリカに仲介の責任を取れと、抗議すべきだ。
 アメリカの態度を覆さないと、国際司法裁判所で勝てない。日本政府は訴えると言っているが、恐らく裁判所は和解を勧告するだろう。それを拒否したら日本の方が悪者にされてしまう。
 やはり世界では、奴隷的扱いをされた者の救済は、国家合意で無くすことはできないとの、ヒューマニズムが優先されるのだ。日本政府のこれまでの対処方法がやはり間違っていたのだ。韓国は嘘を言っていると、国際社会に訴えてこなかった日本の配慮が、ツケとなってしまったのだ。アメリカ国務省さえも慰安婦は性奴隷だと捉えているとしたら、一般の人やほかの国々は慰安婦性奴隷説を疑いもしていないだろう。だから日本はちまちまとした条約を盾に責任を逃れるなと、いう所だろう。日本の今までの謝罪と補償も彼らには考慮されない。だって被害者が今訴えているのだから、日本は謝罪も補償もしてこなかったに違いないと、単純に考えるのだ。
 慰安婦は売春婦に過ぎない、韓国は嘘を言っている、更には韓国は日本の優しさに付け込んでかっぱらいをしていると、本当の事を言わなくては、国家合意のちゃぶ台返しという暴挙に対してさえ、口をつぐんで忍従することになる。
 上記のような主張をすれば韓国から強烈な抗議の嵐が吹き付けることだろう。韓国の方から国交断絶を言ってくるかもしれない。だがそれが何だと言うのだ。我々はかって国運を賭してロシアとさえ戦った国である。摩擦を恐れて本当のことを言わない儘でいるのは、日露戦争時の、日本が衰亡してしまう危機と同じレベルの、国家危機に瀕することだと、考える。
 日本政府は口ではなく実際に韓国制裁をすべきだ。韓国製品の輸入禁止とか東京オリンピックの選手団の入国拒否とか、さっそくすべきだ。それをしなくては、そういう物理的重みのあるものをぶつけなければ、抗議しても口だけのもの、あるいは慰安婦の本当の姿を暴露しても、都合の良いでっち上げだと取られてしまう。