平岩弓枝の『火の航跡』を読んだ。『火の航跡』は「週刊朝日」昭和52年6月号3日~昭和53年2月3日号まで連載され、朝日新聞社から単行本となった本である。私が読んだのは文春文庫から1980年1月に出版されたものである。この本も種市図書館で「自由にお持ち帰りを」として並べられていたものだ。愛する夫の突然の失踪。そして身辺に起こる殺人事件。それらを結ぶものが有田焼の技術の航跡にあると知った久仁子(主人公)は、夫への愛の証しと謎を解くためギリシャへ、そしてメキシコへと飛んだ。『火の航跡』と題する記事がある雑誌に載っていたのである。最初は何の気なしに読み始めたのが、スケールの大きなサスペンスロマンの作品に引き込まれて読み終えた。平岩弓枝は『御宿かわせみ』シリーズのような時代物も手掛けるが、現代ものもなかなかのものだと思う。
3月21日。おはようがんす。昨日は、畑地に植わっている木槿を道路際に移動する作業をした。義母が植えたのだと思うが、かなり大きくなっているので抜き取るのに苦労する。ケヤキやらねむの木があったところ(去年から今年にかけて伐採)で元のカブの間に植えなおした。もう一本は今日作業する予定だが、これで畑に影を落とす木はなくなった。作物も少しは良く実るようになるのではないかと期待している。
今日は土曜日なので、山クジラ♂の料理番の日。弁当用という一口サイズの紅サケを焼き、ホウレンソウのゴマ和え、そしてお決まりのポテトサラダ、もう一品をどうするか考えた末、シイタケ、エリンギ、シメジ、マイタケの4種類のキノコでキノコ炒めをこしらえた。質感はあるがローカロリーの健康食だ。