高橋直樹著の『小説平清盛』を読んだ。高橋直樹は1960年東京都生まれ、92年『尼子悲話』で第72回オール讀物新人賞を受賞。94年『闇の松明』で第8回山本周五郎賞候補、95年『異形の寵児』で第114回直木賞候補、97年『鎌倉繚乱』で中川義秀文学賞を受賞。多数の歴史小説を書いているらしいが、私ははじめて読んだ。『小説平清盛』は青年期の清盛から始まって、死を迎えるまでを描いた小説だ。「判官びいき」のわが国では、清盛は悪人とという設定が多い。公家・貴族の社会を武家社会に変えようとした、天皇中心を変えようとした点で、少なくとも「万世一系の天皇これを統治す」という憲法のあった戦前では、足利尊氏ともども悪人にされてもしかたないのだろうが、清盛が海外との交易をめざし、今の神戸に貿易港をつくろうとしたことなどを見れば、悪の側面ばかりではなかったのではないだろうかという気もするが。この小説は、それなりに面白かった。
3月15日。おはようがんす。昨日、一昨日と朝晩の食事の準備をしたので、いささか疲れた。昨日は面倒なので、乾麺のソバを湯がいて汁代わりに提供し、スーパーで買った来たカツオのタタキを出してお終い。最近、晩御飯の投稿はしていないのであしからず。今朝は妻が食事の当番で、真ホッケの開きを焼き、ナバナのおひたし、モヤシの炒め物、ナメコのオロシ和え、サラダというメニュー。味噌汁はアサリだった。食事の準備はやはり1日1食ぐらいがちょうど良い。毎度毎度やっている主婦の皆さんは大変だと思う。