奈良への山旅は、今年の正月から計画を立て始めていた。大峰山系の最高峰=八経ケ岳と、大台ケ原をまわることにして、最後は明日香村によって古代のロマンを味わうという計画である。
第1日目は、花巻空港10:50発のJAL便で大阪国際空港(伊丹)まで飛んで、空港近くのトヨタレンタカーによってレンタカーを借り、高速道を走って奈良県に入る。橿原市から南下し下市町、黒滝村を経由して天川村に入る。この日は、天河神社(祭神=弁財天)に参拝し、神社に近い民宿に投宿の予定である。午後4時近くなって民宿についたが、なぜか宿の人がいない。入り口に書いてあった携帯電話に連絡を入れたが、間違いということだった。しかたないので、先に天河神社に行く。天河神社で
5時近くなって、ようやく宿の人(おじいさん)が軽トラでやってきた。「とまってくれる人ですか」と聞かれ、やっと部屋が決まる。近くに「天の川温泉」というのがあったので入浴しようとしていくと、何と40分待ちというではないか。40分我慢して待って入浴。木をふんだんに使った浴槽と柔らかい湯でここちよかったが、後がつかえているのでそそくさと入って、宿に戻った。
天の川温泉
夕食は、あまり山の中の宿らしからぬマグロの刺身やブリの照り焼などがでて少しがっかり。翌日の朝食と昼食をお弁当にしてもらって眠る。
川村は2011年の集中豪雨で大変な被害を受けたとのこと。泊めてもらった民宿もあの豪雨で1回が水没し、昨年は営業できなかったとことだ。大震災の被災地の住民である我々とはそんな意味で通じるものがあった。