南京の長江沿いに沢山の造船所があり、元高の影響などにより、不況が報じられていた。また、中国最大規模の民間造船所、 熔盛重工集団は9月初め、江蘇省南京市で政府と金融機関による支援を求める懇談会を開いた。船舶の新規受注が途絶え、支援なしでは存続不可能な状況に追い込まれたためだ。
5月21日のSANKEI BIZ報道によると、「江蘇省経済情報化委員会によると、今年第1四半期、同省の民営基幹造船企業66社のうち44社で新しい受注がなく、3割が赤字に陥っている」と。
江蘇省の造船業は中国最大規模。しかし今年第1四半期は業績不振が目立った。完成量は前年同期比7.4%増の103隻、372万1000積載重量トン。
しかし、受注量は大きく減少しており、27.7%減の832隻、3791万2000積載重量トンだった。今後、新たな受注がなければ、1年半で生産が停止することになる。5月7日には、連雲港中遠船務工程が赤字続きで倒産している。
同業界では受注難、納品難、融資難が起きており、船舶の価格低迷が続いている。海外売上高が8割を超える同省の造船業では価格を引き下げる方針をとっているが、これに人民元高とコスト増が加わり、先行きが大いに懸念されている。
5月21日のSANKEI BIZ報道によると、「江蘇省経済情報化委員会によると、今年第1四半期、同省の民営基幹造船企業66社のうち44社で新しい受注がなく、3割が赤字に陥っている」と。
江蘇省の造船業は中国最大規模。しかし今年第1四半期は業績不振が目立った。完成量は前年同期比7.4%増の103隻、372万1000積載重量トン。
しかし、受注量は大きく減少しており、27.7%減の832隻、3791万2000積載重量トンだった。今後、新たな受注がなければ、1年半で生産が停止することになる。5月7日には、連雲港中遠船務工程が赤字続きで倒産している。
同業界では受注難、納品難、融資難が起きており、船舶の価格低迷が続いている。海外売上高が8割を超える同省の造船業では価格を引き下げる方針をとっているが、これに人民元高とコスト増が加わり、先行きが大いに懸念されている。