今日2015年5月17日は、
大阪都構想の賛否、
市民による投票日だ。
過去の例を見ると、申し訳ないが、
な~んか、ムードで決めそうだよね。
ずっとずっと、ずいぶん昔の話だが、
日本は戦争でアメリカに負けると、
「男は、アメリカに連れて行かれ、黒人の奴隷になり、
女は皆、レイプされる」
と言われた。
だから、日本人は、「絶対に負けたくない」
と思っていた。
でも、結果は?
・・・・逆に、民主的で平和な世の中になった。
憲法が変わり、男女平等、基本的人権の尊重、国民主権、平和主義・・・
が保障され、
そして民法、商法、労働法、教育法も次々と変わった。
農地解放や財閥解体が行われ、
華族もいなくなった。
天皇も日本国の象徴となった。
昭和35年の安保闘争のときも、
「日米安保条約が締結されれば、
日本は戦争に巻き込まれ、とんでもないことになる」
ということで、ものすごい国民運動に発展した。
しかし安保のおかげで、日本の平和は維持された。
その他
「国鉄の民営化」「郵政の民営化」「消費税導入」
・・・など、大変革はいろいろあったが、
「とんでもないことになる」ことはなかった。
むしろ、いい世の中になった・・・と言えるだろう。
もっと滑稽な笑い話がある。
昭和28年テレビが登場したとき、ある大評論家は、
「これで、日本人は1億、バカになる」と言った。
明治初期に汽車が登場したときも、
「こんなに速い乗り物に乗ったら、
人間はきっと病気になる」
とマジメに論説した科学者がいた。
幕末のころは、「開国はとんでもない」ことで、
「異国船、打ち払い令」の世界だった。
むろん、変革の結果、悪くなったこともある。
昔が良かった・・・こともある。
パチンコなんか、手動式の方が、良かったよな。
以上のことの意味することは、
日本人(いや人間はそもそも)って、
未来なんか、予想できるのか?・・・ってことだ。
できねえ!(笑)
絶対に、できねえ!(大笑)
そんなことよりも、
「政治闘争」や「かっこいいから」とか「あいつは嫌いだから」とか
「俺んちは儲かる」とか「過去へのノスタルジア」で、
物事を決定するように思う。
有料版でも、この大阪都構想のウラについて、
説明したが、
最終的には、「大阪って何?」って言うところなると思う。
冷静に考えると、
現状の大阪って、いい意味でも、悪い意味でも、
ものすごく変わった町だと思う。
その現状でいいんだろうか?
すべては、大阪人自身が決定することだ。
大地一人の願うのは、
どういう結果になろうとも、
遺恨が残らず、
大地一人の愛する「活気ある、健全な大阪」であってほしいことだ。
よろしうたのんまっせ。