『月刊たくさんのふしぎ』2007年7月号(第268号)
これはいい!
マングローブについては、学術的専門的書籍から〈地球にやさしい〉とかなんだらかんだらほざいた気色悪いインチキ本までいっぱいあるが、まず、これを見よ!
西表島はマングローブ帯として北限に近く、つまり東南アジアのような核心域ではないわけだが、著者のカメラと文章でマングローブ世界の入口となっている。
ほんとにいい写真だ。水中写真からマングローブ帯の動物、胎生種子がぷかぷか流れるところなど、うっとりする。
著者(よこづか・まこと)は西表島に10年間住んでいたいた方、タイやマレーシアも歩いているようです。
環境保護がどうのこうのという言明を避けて、まずセンス・オブ・ワンダーという姿勢の「月刊たくさんのふしぎ」福音館書店、定価700円、40ページ。